今さっき玄関に置いてある活花正月用に正月前に万年青を生けてもらったが約半年玄関に生けて置いた、表の庭先にの貝塚の下に一杯生えているしらんを代りに生けた。しらんは小さい紫の花を付けた清楚な感じの蘭の一種とか、この年になると派手な花より清楚な花を好むようになる、家の入口右側に深紅の牡丹咲いたが生けなかった、美人の代名詞座れば牡丹だが豪華とゆうより深紅だから一つ取ると清楚な感じするが二三日で散る牡丹は一度も生けたことない、しらんは備前に似た信楽の花生けに一本差しただけ、これで半月は持つ、面倒臭かったら花散っても葉っぱ青いので水さえ足せば一月は持つから生けているかも知れない。その上に飾ってある爺さんの明治十九年の近衛師団入隊時の射撃大会の表彰状の為に生けると考えている。仏壇の花は紙作りの花、死んだらお終いと考えているからこのようにしている。