1月9日(日)、鶴岡市文化会館でおこなわれた成人式に出席しました。
鶴岡地域の新成人1074人(男569人、女505人)中、男384人、女性441人の計825人が出席したということでした。
「参加率」は、男68%、女87%、全体で77%ということになります。
今年もオープニングは、混声合唱団土曜会のすばらしい歌。
リーダーの方からの「働きながら、歌っている会です」という自己紹介は、たった一言ですが、千金の重みがあります。
新成人はこれから何年もかけてその意味を実感していくのだろうなと思って毎年聞いています。
市長挨拶では、鶴岡出身のジャズチェリスト、吉川よしひろさんが「成人式で胸に誓った大志」が紹介されました。
吉川さんのお話自体はとても意義深いものだと思いましたが、どうも市長が言いたいのは「世界にはばたく大志を持て」ということのように聞こえてなりませんでした。
新成人代表の挨拶も、しっかりと目標を掲げて努力していることが伝わる、すばらしいものでしたが、その紹介でも「世界に通用する夢を持って」というニュアンスの話がありました。
若者には大きな夢を持ってもらいたいと私も思いますが、それは「世界」だの「日本一」だのというものである必要はありません。
新成人代表の一人は、荘内看護専門学校で学ぶ学生さんでしたが、そうした地に足のついた「大志」こそ大事ではないかと思うところです。
それから、今回初めて、「2分の1成人式」を迎える二人の小学校5年生が、将来の夢を語りました。
それはそれで立派なもので感心したのですが、「なぜここで?」という点ではちょっと違和感を感じました。
小学生は新成人に訴える意味がわからないまま、「お兄さんお姉さん聞いて下さい」としゃべっている訳ですが、式はその子たちのための場ではありませんから、結局、「まっすぐ夢を追っていた頃のことを忘れるな」という教育委員会の意図が感じられて仕方ありませんでした。
毎年気になる新成人の様子ですが、今年は大声を上げて騒ぐような人はいませんでした。
しかし、最初から最後まで、「がやがや」と私語がウルサイ(人が多い)という面では、6年間で最悪と思われました。
「たった50分、我慢して」とは思いますが、式の企画や式辞が新成人の気持ちに合ったものなのかどうか、新成人・若い世代の創意工夫を活かした運営に見直すべきではないか、と改めて思ったところです。
式のあり方自体には、色々と注文をつけたくなりましたが、まず何よりも、新成人の皆さんの前途を明るいものとすべく頑張っていきたいと決意を新たにしたところですし、新成人自身がみずからの前途のために奮起されるよう心から呼びかけたいと思います。
なお、式の前には会場付近で笹山一夫県議と一緒に街頭から訴えをおこないました。
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昨年の式http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/e948ed0e035b5b6b5eb749f63fa879bb
一昨年
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/3bcc8f70e08151a73fce759ced0426ab