24日(水)国保運営協議会委員として、国民健康保険東北大会に参加、翌日は湯沢市の視察をおこないました。
東北大会とは、東北地方国保協議会と開催地の秋田県国民健康保険団体連合会が主催するもので、
国保の運営主体である市町村の要望を掲げ、その実現を国に迫ることを目的とする決起集会のようなものです。
(入り口)
今年の大会のスローガンは、
医療保険制度一本化の早期実現
国民健康保険制度に対する国庫負担の拡充強化
医療費適正化対策の強力な推進
介護保険制度・後期高齢者医療制度に対する財政措置の拡充強化
となっていました。
(立派なステージ)
「一本化(=使用者負担のある健保と、それが無い国保の統合も意味する)」や
「医療費適正化対策(=現在の医療費が高すぎるという認識にもとづいて、闇雲に削減しようとする考え)」
などの要求は、賛成できないものですが、
「国保の現状が深刻であり、国の財政措置が求められている」という大きな問題が大切と考えて、「大同団結」で参加しました。
東北六県と新潟県から1200名を超える参加者があり、一定の「迫力」も感じられる集会ではありました。
翌25日(木)は、湯沢市を訪問し、国保の現状について伺いました。
同市は鶴岡より半年余り早いH17年3月に1市2町1村が合併し、国保税を統一しているということで、鶴岡の参考になるのではないかということで視察しました。
(説明を聞く) (役場前。かなり古い、質素な庁舎でした)
湯沢市では資産割(資産に課税する)を廃止していましたが、合併後、他の3町村に資産割があるということから復活させたということでした。そうすると中小の商店などは、売り上げが少なくても(商売のための)資産に課税されることになりますから、相当の反発があったようでした。
もともと、資産割の廃止は中小の商店などの税を軽減しようということだったでしょうから、合併でそれが仇になってしまった形です。
しかし同市では、合併協議の中で国保税のあり方も協議して決めてきたということで、正しい対応が貫かれているようでした。
鶴岡では、合併協議が破綻することを恐れて税率統一を合併後に先送りし、新市発足後大幅値上げを持ち出したため市民の怒りを買っています。
基本姿勢が一番大事と改めて思いました。
(途中、こんな公共事業を見かけました。
「生け簀」として作られたが役に立っていないとか。)
(道の駅の、秋田の米販売コーナー)