21日(日)、鶴岡市立荘内看護専門学校の「看学祭」を見学しました。
同校は開学から57年の歴史を持つ一学年20名定員の3年課程の学校で、鶴岡を中心に多くの看護師を養成してきた、地域にとって欠くことのできない施設の一つです。
今年の看学祭の内容は,
「看護班」のメタボリックシンドロームをテーマにした展示や料理、献血、
「学校紹介班」の掲示
「地域交流班」ののり巻き=カラフルロール、貼り絵、フリマ、ゲームなど
「食事班」のレストラン(かな?)
などでした。 概ね、毎年恒例の内容のようですが、その都度学生が話し合って決め、自分たちで準備するということで、相当の情熱を傾けてきたことが伺えました。
看護師の卵たちの前途は容易なものではありません。 就職後十人に一人は一年以内に辞めてしまう(看護協会調査など)、若手看護師で「十分な看護ができている」と思う人は十人に一人もいない(日本医労連調査)などなど、良い看護がしたいという看護師の卵たちの願いに立ちふさがる矛盾は深刻です。
しかし、どんな困難があっても、看護師の情熱は困難を乗り越えて燃え続けてきました。そこに病める人がいる限り、それを支えようとする看護の心は消えることがありません。
そして「仕事を続ける上で支えになるもの」の第一位は、「同僚との励まし合い」です(日本医労連調査)。
若い時期に、仲間と共に「盛り上がる能力(そう、能力です)」これを育むことは、良い看護師になっていく上でとても大事なことと思います。
(こういう友達が大事です。ゆいさん、まゆこさん、ゆいなさん、さおりさん。
3年生は「今は実習で頭がいっぱい」とのこと。みんな明るくさわやか、すてきな看護師になれそうでした。)
そういう面でも、こういう「お祭り」は貴重な行事と思いました。
学生さん、先生方、関係者の皆さま、大変ご苦労さまでした。
なお、ブログの冒頭はオモシロ写真になっていますが、看学祭自体は、大変真面目な、取り組みであることを強調しておきます。
荘内看護専門学校 http://www2.ocn.ne.jp/~sho-kan/
日本医労連 http://www.irouren.or.jp/