地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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2002年イラク・メソポタミアの旅10 バビロン

2009年03月06日 19時38分50秒 | イラク・メソポタミアの旅

再び、バグダッドに戻ったのち、イラク6日目午前、いよいよバビロンへ向かいます。
ネブカドネザル2世の都です。




ユーフラテス河のほとりになります。




有名な「イシュタール門」のレプリカです。
オリジナルは、やはり有名な「行列道路」とともに
ベルリンのペルガモン博物館にあります。
最下列の動物は雄牛。
これはバビロニアの嵐の神アダド神の象徴です。
その上の変な動物が、行列道路でも有名なムシフシ(ムシュフシュ)です。
こちらは、蛇の尻尾、ライオンと鷲の足、竜の頭を持つ神獣で、
バビロニアの最高神・マルドゥク神の象徴です。

サダム・フセインは自分をユダヤ人のバビロン捕囚をおこなった
ネブカドネザル2世に例えていましたので、遺跡に隣接して巨大な大統領宮殿を
造っていました。そのため写真撮影禁止の場所が多かったのが残念です。





城壁




右下の少し高いところが、アレキサンダー大王の玉座があったところです。
インド遠征後、彼はこの玉座の上で臨終を迎えました。
ありがちな「どこかで生きている伝説」は残さず、
亡くなった場所と時間は、はっきりしています。

ドイツのよって壁面が剥ぎ取られた行列道路、
オリジナルのムシフシのレリーフや、
世界の七不思議「空中庭園」の跡とされている氷室の写真がないのが残念です。

ジグラットの跡(バベルの塔)の沼地へは道がなく行けませんでした。

こちらもイラク戦争後の映像がなかなか出てきませんが、
大統領宮殿があり、親衛隊もいたでしょうから、
遺跡も壊滅的な被害を受けていそうです。

つづく(川崎 大地)
遺跡紹介だけですので連続してアップしていきます。



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