朝焼けの轍(わだち)

“ことば”で、アナタの心に愛と、希望と、勇気と、笑顔を届ける“透明な風”の詩(うた)。

それは・・・“真っ白”な想いです

2005-12-03 11:17:27 | 日常(Tsuredure)
♪恋をするつもりなんて
これっぽっちもないときに
限って恋がやってくる・・・♪

(『モンタージュ』 by 槇原敬之)

空気が冷たくなってくると、あたたかさが欲しくなる。
暖房、鍋物、熱燗、お風呂・・・。
体から汗を、ほとばしらせてみると、
さすがに、気持ちも、すっきりする。

だけど、どんなに食べても、どんなに飲んでも、
どんなに点火しても、どんなに浸かっても、
なにか足りない!・・・と、感じることがある。

そう・・・それは・・・
「身近にいる“大切な人”」の存在

あんまり、ここでは、“恋”の話をしない僕だけど、
決して、“恋”がキライな訳じゃない。
いつも、熱いっ!話をしているけれど、
僕だって、人の子、親父の子。
ついでに言えば、お袋の子。
素敵な女性を見れば、恋をする。
惚れられたら、大事にする。

近年では、「いんたーねっと」などというものにも手を出して、
さらには、「ぶろぐ」なんていうのもやってみて、
色々な出逢いも、重ねてきた。

僕は、どうも、キーボードを叩いていると、
“感性”とか“悟性”といったものが動き出して、
なにやら、“ロマンティック”なことも話し出すこともある。
それが、いろんなところで、人の目に触れて、
時には、気に入られることもあるらしい。

(もう、時効だからいいかな?)
数年前、ある掲示板を通して、
僕は、700Km向こうに住む女性と知り合った。
最初は、「友達」だったけれど、
いつしか、「恋人」のようなものになり、
やがて、「伴侶」気分にまで進展した。

そうなれば、
御簾の向こうに隠れているのも申し訳なくなって、
僕は、彼女に会いに行こうと決めた。
会って、本当に、互いに魅力を感じ合えるのならば、
その時にこそ、“恋”と認定しよう・・・と思って。

ところが、アクシデントが起きて、
(というか、僕の“天使”に注意されて)
“御対面”はキャンセルすることになった。
当然、相手の女性は、激怒した。
(怒るのなら、僕の“天使”に言ってくれ!)

その後、“天使”に懇々と諭されて、
僕の「恋(のようなもの)」は、幕を下ろした。

それ以来、僕は、ネットで恋をしていない。
いや・・・
本気で相手に入れあげるようなことは、していない!

こうした、webを通してでの交流は、
“心”“心”は、ふれ合えるけれど、
やはり、ここは、“物質の世界(次元)”だから、
不本意な現実というものとも付き合っていかなければいけない。

あるいは、そんな現実のなかに住んでいるから、
時には、“妄想”というものも起きてくる。
誰も、“心”のままに語るから、
優しい言葉を受けると、
「あの人は、自分のことを好きなんだ!」
・・・そのように思い込んで、
自分ひとりで、恋心を燃やしてしまうことがある。

「玄関の向こうの世界とも付き合っていこう!」

僕は思う。
「恋愛は、忘れた頃にやってくる」
男女の出会いなんていうものは、
いわば、“犬のしっぽ”のようなものだ。
犬は、自分のしっぽを追いかけても、
絶対に、くわえることができない。
だけど、追いかけるのはやめて、前に進めば、
しっぽは、後ろからついてくる。

同じように、「恋がしたい!」と思っているうちは、
なかなか、思うような恋ができない。
だけど、恋することさえも忘れて、
前向きに人生を歩いて、
魅力ある自分づくりを続けていれば、
いつしか、追いかけられるようになるのだ。

前述の女性も、
僕が、なにも考えなくなった頃に現われた。
だけど・・・たぶん・・・
僕が、自分づくりを忘れて、思い入れてしまったから、
運命が遠ざかったのだろう。

“詩人”は、時々、孤独を感じる。
もしかしたら、孤独だからこそ、詩が生み出せるのかもしれない。
だけど、(全員とは言わないけれど)過去の時代に生きて、
現代にも継がれているような名作を遺した偉人たちの傍には、
いつも支える“誰か”が存在した。
作業中には孤独であっても、
一人の生活人に戻ったときには、
やはり、支え手がいたほうがいい。

“天使”は言う。
それは、僕に対してだけではない(と思う)。
すべての、“恋に悩む”人たちに対して・・・

すべての単身者よ
すばらしい恋と共にあれ
しかれども
恋に支配されてはならない
恋を支配せよ

ゆえにこそ
恋に従属を受けるがごとくに
魅力ある あなたであれ
あらゆる恋が 慕い求めてくるがごとき
輝かしき あなたであれ

無欲にして 希望をかなえよ
心が 白きものであればこそ
恋の彩りが 冴え渡るのだ

あなたの未来に
寄り添いの時が あるように!


ロマンティックな季節となりました。
今年、誰かと共に、
“聖なる時”を 迎えられますように。

              

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