マジック ザ ギャザリング

清酒!!酒嚢飯袋のマジック ザ ギャザリングに関するブログ

第14回酒嚢飯袋マジック大会のお知らせ

2011-11-28 18:39:39 | 大会告知
お知らせです

開催が延期されておりました「第14回酒嚢飯袋マジック大会」を下記の通り開催致します。

参加可能者はご連絡ください。


当日は大会の模様を撮影したいと思います。

大会優勝者にはデッキリストを公開してもらいますのでお願いいたします。



【大会詳細】

「第14回酒嚢飯袋マジック大会」
日にち:2011年11月30日(水)
時間:20時
場所:友亮家
参加費:100円(初参加者は無料)
景品:イニストラードブースターパック1つ
試合形式:3試合制2戦先取の総当たり戦(参加人数によってはトーナメント形式に変更)
構築:レガシー(禁止カードは過去記事「禁止カード」をご覧ください)

大会前のカード補強にお役立てください。
協賛:清酒!!カードショップSOMA~ソーマ~


今回もお決まりの「清酒!!酒嚢飯袋」からのプレゼント


最下位だった人には



次回は最下位脱出できますように
色別レアカード10枚セットをプレゼント


次回は、優勝できるといいですね


さてさて、第14回大会ではどんなすごいプレーが飛び出すのか

直樹選手の連覇実現か

華麗なコンボを見せる康選手のデッキは??


楽しみはたくさんありますね。

それでは皆様、大会に向けてデッキの調整を


協賛:清酒!!カードショップSOMA~ソーマ~


過去の優勝者

【プレ大会】
友亮選手
【第1回大会】
友亮選手
【第2回大会】
大地選手
【第3回大会】
直樹選手
【第4回大会】
直樹選手
【第5回大会】
直樹選手
【第6回大会】
直樹選手
【第7回大会】
大地選手
【第8回大会】
直樹選手
【第9回大会】
康選手
【第10回大会】
直樹選手
【第11回大会】
直樹選手
【第12回大会】
友亮選手
【第13回大会】
直樹選手

【第14回大会】
?????????




ちなみに…

・英語版使用可(ただし、カードの能力を対戦相手に説明できるように暗記してください。間違いがあった場合は失格。)

・ライフカウンター持参(ライフがわかるものなら何でもOK)


協賛:清酒!!カードショップSOMA~ソーマ~

世界選手権2011・サンフランシスコ 優勝者デッキ紹介

2011-11-28 18:36:28 | デッキ紹介
こんばんは

今日は、先日行われた「世界選手権2011・サンフランシスコ」での優勝デッキをご紹介

この大会では日本勢が個人・団体ともに優勝を奪いました
同時に行われたMO(マジック・オンライン)では優勝できませんでしたが、2冠という見事な成績を残してくれました。


今回は、個人戦で見事世界一に輝いた彌永 淳也さんの「赤緑タイタンコントロール」デッキをご紹介します。



世界選手権2011・サンフランシスコ・優勝
スタンダード
彌永 淳也 の 赤緑タイタンコントロール




クリーチャー14枚

1枚…極楽鳥(M12)
1枚…最後のトロール、スラーン(MBS)
4枚…業火のタイタン(M12)
4枚…原始のタイタン(M12)
4枚…真面目な身代わり(M12)


スペル20枚


4枚…感電破(SOM)
2枚…小悪魔の遊び(ISD)
2枚…緑の太陽の頂点(MBS)
1枚…ショック(M12)
4枚…不屈の自然(M12)
3枚…金屑の嵐(MBS)
4枚…太陽の宝球(MBS)



土地26枚

4枚…銅線の地溝(SOM)
4枚…墨蛾の生息地(MBS)
4枚…根縛りの岩山(M12)
3枚…ケッシグの狼の地(ISD)
6枚…山
5枚…森


【サイドボード】

4枚…秋の帳(M12)
2枚…古の遺恨(ISD)
1枚…金屑の嵐(MBS)
1枚…ヴィリジアンの堕落者(MBS)
2枚…最後のトロール、スラーン(MBS)
1枚…内にいる獣(NPH)
2枚…饗宴と飢餓の剣(MBS)
2枚…解放の樹(ISD)




「タイタンコントロール」と呼ばれるだけあって、「業火のタイタン」「原始のタイタン」はきっちり各4枚入っていますね。

このデッキの流れは、まずは「不屈の自然」や「太陽の宝球」、クリーチャーでは「極楽鳥」「真面目な身代わり」を使い序盤からマナを伸ばしにかかります。

  
「不屈の自然」             「太陽の宝球」

  
「極楽鳥」               「真面目な身代わり」




そして、6マナに達したら迫力満点のタイタン軍団が登場します

  
「原始のタイタン」            「業火のタイタン」



そして、脇を固めるのがスタンダードでは欠かせないこの土地です



「墨蛾の生息地」


みなさん御存じの、1マナ払うと飛行・感染を持つ1/1クリーチャーになるミシュラランド(クリーチャー化する土地)です。


タイタンはもちろん豪快かつ強力ですが、回避能力を持っていないためプレイヤーへダメージを与えるのにはターン数がかかります。

その点、「墨蛾の生息地」は飛行という回避能力を持っているためプレイヤーへダメージが通りやすいですね


そして、「墨蛾の生息地」の新パートナーとして活躍しているのがイニストラードで導入されたこのカード



「ケッシグの狼の地」

この土地もスタンダードでは欠かせない土地になってきてますね。
Xの数値分のパワーをプラスし、なおかつトランプルまで持たせてくれるパンプアップ能力を持つ土地

能力の起動には(山)と(森)を必要とするものの、このデッキでは最初に述べたようにマナ加速カードが満載なので問題なしです

地上のタイタン軍団に空から感染クリーチャー

2つの攻撃手段を兼ね揃えているのもこのデッキの強みですね。



対戦相手のクリーチャーには「感電破」や「金屑の嵐」で対処しますが、それでは対応しきれない大型クリーチャーには「小悪魔の遊び」で対処しましょう。


「小悪魔の遊び」


マナがどんどん伸びていくこのデッキに置いてX火力は相性抜群

ゲーム終盤になるとこれだけでゲームを決めにかかれますよ




と、ここまでこのデッキの流れを見てきました。

ここからはちょっと数学の授業(笑)に入りましょう


数学と言っても、みなさん知ってる「確立」のお話です。

例えば、サイコロで考えれば簡単
1の目がでる確率は1/6。

つまり、6回転がせば1回は1の目が出るってこと


ですね。


それをこのデッキに置き換えて考えてみましょう



ちなみに、このデッキは軽快にタイタンへ辿り着くのが勝負の決め手です。

ですから、まずはタイタン関係のカードについて考えていきましょう。


60枚のデッキの中で、


「原始のタイタン」+「業火のタイタン」=8枚


タイタンも呼び出す「緑の太陽の頂点」 =2枚


の合計10枚がタイタンに関係するカードとなります。


60枚のうち10枚ですので確率は10/60=0.16666…


最初の手札に来る確率 = 0.1666 × 7 = 1.1666…


つまり、最初の7枚引いた時点でタイタン関係のカードが1枚は入ってくる計算です。
最初の初手で、1枚もタイタン関係のカードが手札になければマリガンを考えたほうがいいかもしれません。
確立的に考えたら、マリガンした6枚でもタイタンは1枚引ける計算なのですから。



次に、マナ加速カードを見てみましょう


「極楽鳥」+「真面目な身代わり」+「不屈の自然」+「太陽の宝球」=13枚


60枚のうち13枚で確率は13/60=0.216666…


最初の手札に来る確率 = 0.2166 × 7 = 1.51666…


マナ加速カードもタイタン関係と同じ最初の7枚引いた時点で1枚は入ってくる計算です。


同様に土地カードも考えてみましょう

26/60=0.43333… → 0.433×7=3.033 →最初の7枚中3枚




上記の確率を考えると、理想的な初手は


タイタン関係  → 1.1枚
マナ加速関係 → 1.5枚
土地      → 3.0枚


となり、その他のカードが2枚入るか、マナ加速が2枚その他のカードが1枚入るのが理想的な初手です。



※もちろん、上記のカードの割合だけで理想的な初手が決まるわけではありませんのでご注意ください。

初手のマナコスト、デッキの構成(コンボデッキの場合は特に)やマナカーブ(土地が多く必要かそれほど必要でないのか)
対戦相手の使用デッキなどが関係してきます。




【マリガンの判断が勝敗を分ける】

ではでは、なぜ今回このような確率のお話をしたかというと、彌永さんの準々決勝・第4試合での出来事。

彌永さんの初手は下記の状態でした。


業火のタイタン
業火のタイタン

真面目な身代わり

金屑の嵐
ヴィリジアンの堕落者

根縛りの岩山
銅線の地溝



タイタン関係2枚、土地加速1枚、土地2枚


先に挙げた確立に見る理想的な初手で考えるとタイタン関係が1枚多く、土地が1枚少ない。

強力なタイタン2枚あるし…と初心者ならキープしそうなものだけれど、流れを考えると結構厳しい。


まず、タイタンが1枚多い点。

タイタンは6マナだってのが厳しい。


そして、その他のカードのマナコストも最低で3マナ必要。

さっき考えた土地を引く確率は0.43。

3枚引いたら1.3枚の土地がくる見通しである。

仮に3枚目に土地が来るとしたら…


【1ターン目】

「銅線の地溝」をプレイ。

【2ターン目】

ドロー(土地では無いなにか

「根縛りの岩山」をプレイ。

【3ターン目】

ドロー(土地では無いなにか

出せる土地が無くなってしまった




そう、3ターン目に土地が詰まる(出せる土地が無くなる)のです。

頂上決戦ともいえる世界選手権のような大会では1ターンの遅れが致命傷になってしまいます。


上記の事を考えるとマリガンしてもいい手札なのですが、彌永さんはキープを宣言します。

彌永さんのキープ判断はなんだったのかと言うと…


ライブラリにあと33枚のマナソース(土地と 2マナのマナソース)、5 枚の《ショック》、《古えの遺恨》などの足止めできるカードが残されています。

土地を引けなくてもそれらの妨害カードで序盤を耐えることができますね。

引きたくないカードは《原始のタイタン》《内にいる獣》《最後のトロール、スラーン》《金屑の嵐》だけなので、マリガンをするリスクよりも、土地かマナソースを引く確率が 6割近くあるキープの方がリターンが大きかっただけです。


彌永さん談話より抜粋



つまり、土地を引く確率は0.4なのだけれど、2マナ域のマナ加速カードか妨害系カードを含めるならもっと確率は上がる(6割近くある)よね。

だったら、手札が1枚減ってしまうマリガンを行うよりもキープしてた方がいいよね。


って、事だったのです。



これは、聞いてみると当たり前のことだけれど実践するとなると結構難しい。

まずは、デッキに入っている枚数と割合が完全に頭に入っていないと計算はできません。
そして、デッキのマナコスト域。
2マナ域で使えるカードはどれだけあって、その中にマナ加速がどんだけあって、火力系はどれだけあって・・・



などなど。

考えると頭が痛くなってきてしまいますが、何度も何度も同じデッキを使って試合をしていると自然に入ってくるのかもしれません。


世界を制するには、そのぐらい緻密な戦略が必要になってくるってことですね


先日の、広島で見せた白木さんが悩みながらマリガンした時もきっとそうだったに違いありませんね。

マリガンの判断基準がいかに勝負を分けるかが良く分かる試合でした。




ではでは、今回はこの辺で

グランプリ・広島2011決勝戦動画

2011-11-24 22:14:16 | 対戦動画
こんばんは

今回は、ニコニコ動画にてグランプリ・広島2011の決勝戦の模様が公開されていたのでご紹介いたします


先日、この大会を制したMartin Juzaのデッキについては下の記事にてご紹介しましたね。


グランプリ・広島2011 優勝者デッキ紹介


決勝戦の対戦相手は山口県の白木さん。

39歳と古参プレイヤーが決勝戦では、カードの引きの悪さで敗れてしまいました。

さらに、次々展開されるMartin Juzaのクリーチャー軍に圧倒される形になったのも印象的です。


ちなみに、この動画はニコニコ動画の公式チャンネルにて公開されております
これからも大会の模様を動画で公開してほしいですね



それでは、決勝戦の模様をお楽しみください



【MTG-CH】グランプリ・広島2011決勝戦完全版1/2





【MTG-CH】グランプリ・広島2011決勝戦完全版2/2

コンボNO.039-貪食される大地

2011-11-22 23:58:18 | コンボ紹介
こんばんは


今回のコンボ名は「貪食される大地」


キーカードはこのブログではおなじみのこのカードになります



「生きている大地」


画像が英語版なので、日本語訳を載せておきますね。


(3)(緑)
エンチャント

すべての森(Forest)は1/1のクリーチャーである。それは土地でもある。



※過去にご紹介したコンボで「生きている大地」が登場する記事はこちら

コンボNO.022-一斉攻撃

コンボNO.020-命の代償

コンボNO.014-壊滅を避けろ!!





まずは、「生きている大地」を使って森をクリーチャー化します。


そして、今回クリーチャー化した土地に向かって使うカードはこのクリーチャーカードです




「髑髏覆い」


このクリーチャーは貪食を持ったクリーチャーで、貪食したクリーチャーの分だけカードを一枚引くことができるクリーチャーです。


当然、「生きている大地」でクリーチャー化した土地はすべてこの貪食につぎ込みます。

序盤ならカウンター4個程度と言うところですが、終盤になっていれば一気にカウンター8個とかも可能です


さらに、このクリーチャーの能力に注目してください


貪食した分だけ「カードを1枚引け」ます




ここに、コンボの可能性が秘められているわけですね



例えば、こんなカードを入れて青緑のデッキにしたらどうでしょうか?



「知識鱗のコアトル」


このクリーチャーが一緒に出ていれば、貪食でカウンター乗った10/10クリーチャー+カード引くことでカウンター乗った8/8クリーチャーの2体が登場することになります




もちろん、「カードを引く」ってことは手札が増えるわけですのでこんなクリーチャーもコントロールしてればさらに巨大なクリーチャーの出来上がりです




「神話の超者」



「精神の病を這うもの」



こんな装備品もありますよ



「浄火の板金鎧」


画像が英語版なので、日本語訳を載せておきますね。


(2)
アーティファクト ― 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは、あなたの手札にあるカード1枚につき+1/+1の修整を受ける。
装備(2)




「精神の病を這うもの」+「髑髏覆い」だけでも勝負を決めれそうちゃいそうですね




貪食は「クリーチャーが死亡する」という要素も持っていますね


イニストラードで登場した「陰鬱」との相性も抜群といえるでしょう。

当然「死亡した時」の効果とも合わせて使いたいところですよ



  
「ただれ皮の猪」           「もつれ樹」




ここまで見てきた「生きている大地」と「髑髏覆い」のコンボには以下の要素が含まれていました。


1.貪食したクリーチャーの数だけカードを引ける

2.貪食するためクリーチャーが死亡する




そして最後に「生きている大地」を使っているからこそ受けられる恩恵があるのです


みなさん気づきましたか?


「髑髏覆い」が貪食するクリーチャーは「土地」だって事に



土地が墓地に溜まるって事は…


超が付くほどの人気クリーチャーのこのカードが効果を発揮します



「聖遺の騎士」




「でも、俺は緑単色で行きたいんだ



って、言う頑固者のそこのあなたにもぴったりなカードはありますよ

なんせ、マジックは1万種類のカードがあるのですから(笑)




「土を食うもの」


画像が英語版なので、日本語訳を載せておきますね。

(1)(緑)(緑)
クリーチャー ― ルアゴイフ(Lhurgoyf)

トランプル
土を食うもののパワーとタフネスは、それぞれすべての墓地にある土地カードの数に等しい。




他にはこんなカードも。



「蟲の収穫」



カードのデメリットをメリットに変えれちゃうのもコンボの楽しさですね



ではでは、今日はこのへんで

Premium Deck Series: Graveborn

2011-11-20 01:54:36 | デッキ紹介
【訂正】
このセットには「暗黒の儀式」は含まれておりませんでした。
失礼いたしました。



こんばんは


今日は、11月18日に発売された「プレミアムデッキシリーズ:グレイブボーン」をご紹介


今回のテーマは「リアニメイト」

墓地からもりもり大型クリーチャーを呼び戻すなんとも楽しいデッキになっています


それでは、デッキの中身を見ていきましょう



Premium Deck Series
Graveborn のデッキ



※このデッキは英語版のみの限定発売です


【クリーチャー】13枚

2枚…朽ちゆくインプ
2枚…隠された恐怖
1枚…顔なしの解体者
1枚…粛清するものクローシス
1枚…鋼の風のスフィンクス
1枚…よじれた嫌悪者
1枚…新緑の魔力
1枚…悲哀の化身
1枚…魅力的な執政官
1枚…テラストドン
1枚…墨溜まりのリバイアサン


【スペル】23枚

3枚…強迫
1枚…陰謀団式療法
1枚…納墓
1枚…再活性
3枚…動く死体
3枚…死体発掘
2枚…不快な夢
1枚…ゾンビの横行
2枚…生き埋め
2枚…戦慄の復活
2枚…最後の儀式
2枚…悪魔の隷従


【土地】24枚

1枚…水晶鉱脈
1枚…漆黒の要塞
1枚…汚染されたぬかるみ
21枚…沼


【サイドボード】枚

無し





出るわ出るわ、大型クリーチャーの1枚挿しの数


クリーチャー13枚のうち、8枚が6マナ以上というもの凄いマナコストを誇っているクリーチャー達が勢ぞろいです


でも、大丈夫

どれだけマナが重かろうが、手札から唱えるわけではないのだから


そもそも土地が黒マナしか生み出せないのに「墨溜まりのリバイアサン」なんて唱えられないでしょ?



「墨溜まりのリバイアサン」


(7)(青)(青)
アーティファクト・クリーチャー ― リバイアサン(Leviathan)

島渡り、トランプル、被覆
7/11





じゃあ、どうやって出せばいいの??


そんなあなたに、このデッキの基本的かつ、理想的な動きをご紹介




【1ターン目】

「納墓」をプレイし、ライブラリーからクリーチャーカードを1枚墓地へ置く。
※もちろん、墓地へ送るクリーチャーカードは大型クリーチャー


「納墓」

(黒)
インスタント

あなたのライブラリーからカードを1枚探し、それをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。



【2ターン目】

「動く死体」をプレイし、墓地へ送ったカードを戦場へ戻す。


「動く死体」


(1)(黒)
エンチャント ― オーラ(Aura)

エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)
動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、動く死体をそれにつける。動く死体が戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。










なんとも実に簡単に大型クリーチャーを戦場に登場させることができるのです


最強クリーチャーだが、マナコストのせいで現実世界に登場できなかった「鋼の風のスフィンクス」だって2ターンなんですよ


「鋼の風のスフィンクス」

(5)(白)(青)(黒)
アーティファクト・クリーチャー ― スフィンクス(Sphinx)

飛行、先制攻撃、警戒、絆魂、プロテクション(赤)と(緑)
6/6





そう、これが「グレイブボーン」の世界なのです




が、しかし




驚くのはまだ早い


この2ターン目に大型クリーチャーという流れは、基本的な流れであり理想的な流れでもあるのですが、最速の流れではありません



なぜなら、このデッキには「1ターン目に大型クリーチャーを呼び出す」術を備えているからです






ではでは、見てみましょう。


これぞ、レガシー環境の醍醐味です


※このセットには「暗黒の儀式」は含まれておりません。
アレンジとしてお考えください。



【1ターン目】

「沼」をプレイし、「暗黒の儀式」を唱える。


「暗黒の儀式」
※画像は「デュエルデッキ:Phyrexia vs. the Coalition」の物


「暗黒の儀式」により発生した黒マナ一つを使用し、「納墓」を唱える。
ライブラリーから「テラストドン」を墓地へ送る。



「テラストドン」

(6)(緑)(緑)
クリーチャー ― 象(Elephant)

テラストドンが戦場に出たとき、最大3つまでのクリーチャーでないパーマネントを対象とする。あなたはそれらを破壊してもよい。これにより墓地に置かれたパーマネント1つにつき、それのコントローラーは緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
9/9





残りの黒マナ二つを使用し「動く死体」をプレイ、墓地から「テラストドン」を戦場へ戻す。

「テラストドン」が戦場に出たことにより、「テラストドン」の能力が誘発。
自分がコントロールする「沼」を破壊し、3/3・象クリーチャー・トークンを戦場に出す。





1ターン目にして、あなたの戦場には9/9と3/3のクリーチャーが登場してしまうのです



もちろん、墓地送るクリーチャーカードはその時々によって使い分けてくださいね。



そして、最後に待っているのは自分流の「アレンジ」です


このデッキは比較的アレンジしやすい作りになっています。



おそらく、誰しも経験したことがあると思うこんな感情。



「このカード強くてかっこよくて使いたいんだけど、このマナコストじゃなぁ…」


って、カードありませんでしたか?


そんな時は、このデッキにポンっと放り込んでやりましょう

きっと、このデッキの「リアニメイト」カード達が、活躍の場を用意してくれることでしょう



また、速攻を持ったクリーチャーを入れてしまえば1ターン目に大ダメージなんて事も夢ではないのです


英語版でしか発売しないのが残念ですが、ぜひぜひ楽しんでみてくださいね。



ちなみに、お値段はちょっと高めの4200円

それなりの強さを誇る、イベントデッキが3150円なのを考えるとちょっと躊躇してしまいますが、入っているカードの値段を考えるとかなりお値打です。


「納墓」なんて、1枚2000円ぐらいで販売してますからね


強力なカードを使ってみたいってプレイヤーにはお勧めの一品です


ちなみに、このデッキには下記3種類のカードがイラストが変更されて入っています。


  
「陰謀団式療法」           「動く死体」


「粛清するものクローシス」






古参プレイヤーにはたまらない1品になりそうですね。






Premium Deck Series: Graveborn
※英語版のみの発売
4200円
収録カードはすべてFoil版仕様




ではでは、今日はこのへんで

グランプリ・広島2011 優勝者デッキ紹介

2011-11-18 23:56:23 | デッキ紹介
こんばんは


今回は、10月に行われた「グランプリ・広島 2011」から、優勝者デッキ「白緑トークン」デッキをご紹介


イニストラード発売後た大会を見事制したのは、「白緑トークン」デッキ

クリーチャーを並べてからの「踏み荒らし」で勝負を決めにかかります


ではでは、デッキの中身を見ていきましょう


グランプリ・広島・2011
優勝者 Martin Juza のデッキ


【クリーチャー】22枚

4枚…極楽鳥(M12)
4枚…アヴァシンの巡礼者(ISD)
4枚…ミラディンの十字軍(MBS)
4枚…刃砦の英雄(MBS)
2枚…刃の接合者(NPH)
2枚…霊誉の僧兵(ISD)
2枚…月皇ミケウス(ISD)


【スペル】14枚

3枚…情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク(ISD)
3枚…エルズペス・ティレル(SOM)

2枚…迫撃鞘(MBS)
3枚…忘却の輪(M12)
3枚…踏み荒らし(M12)


【土地】24枚

4枚…ガヴォニーの居住区(ISD)
4枚…剃刀境の茂み(SOM)
4枚…陽花弁の木立ち(M12)
8枚…森
4枚…平地


【サイドボード】15枚

1枚…悪鬼の狩人(ISD)
2枚…最後のトロール、スラーン(MBS)
1枚…大修道士、エリシュ・ノーン(NPH)
2枚…帰化(ISD)
2枚…天界の粛清(M12)
1枚…忘却の輪(M12)
2枚…饗宴と飢餓の剣(MBS)
2枚…戦争と平和の剣(NPH)
1枚…情け知らずのガラク/ヴェールの呪いのガラク(ISD)
1枚…原初の狩人、ガラク(M12)





と、なっております



このデッキのポイントは、より早く4マナ域に到達することです。


そう、誰もが認めるぶっ飛びクリーチャー「刃砦の英雄」をいかに早く出せるかが勝負のポイントです



「刃砦の英雄」


そして、このデッキの理想的な流れは…


【1ターン目】
「極楽鳥」もしくは「アヴァシン教の巡礼者」のマナクリーチャーを出す

  
「極楽鳥」               「アヴァシン教の巡礼者」


【2ターン目】
マナクリーチャーからのマナも合わせて3マナで「ミラディンの十字軍」や「刃の接合者」を出す

  
「ミラディンの十字軍」        「刃の接合者」


【3ターン目】
4マナで「刃砦の英雄」や5つの能力を持つプレインズウォーカーで有名な「情け知らずのガラク」を出す

  
「刃砦の英雄」              「情け知らずのガラク」




と、なります。


もちろん、その後は5マナで「霊誉の僧兵」「エルズペス・ティレル」が続き、トークンクリーチャーをたくさん出したらとどめの「踏み荒らし」が登場します

  
「霊誉の僧兵」            「エルズペス・ティレル」



「踏み荒らし」






当然、その間に対戦相手もクリーチャーなどを展開してきますので、思い通りにはいきません

そこで、活躍するのが「迫撃鞘」です



「迫撃鞘」


装備したクリーチャーを生け贄に捧げると、そのクリーチャーがプレイヤーかクリーチャーに1点与えることができます。
収録された頃から、高い評価を受けてるカードでしたが大会上位デッキでの活躍は珍しいですね。
今、流行りつつある「イリュージョンデッキ」に対処しやすいのもデッキ入りを後押ししているのかもしれません。

ミラーマッチでは「迫撃鞘」で対戦相手の「極楽鳥」や「アヴァシン教の巡礼者」などを蹴散らした、序盤に役立つカードです。



しかし、このデッキでは"序盤に役立つだけではない"のです。


注目は「迫撃鞘」を装備した、「そのクリーチャー」がダメージを与えるわけです。
「迫撃鞘」が与えるわけではありません。

つまりは、装備した「そのクリーチャー」が絆魂を持っていたら、1点回復出来るわけです

接死を持っていたら…


そう、このトークンは接死を持っているのです





「ヴェールの呪いのガラク」


「情け知らずのガラク」の変身後「ヴェールの呪いのガラク」が産み出すトークンは接死を持っています。


このトークンに「迫撃鞘」を装備させて、生け贄に捧げれば…「破滅の刃」が毎ターン使えるのと同じことですね


「忘却の輪」はもはや、説明する必要もないでしょう



「忘却の輪」


白のデッキには欠かせない、パーマネント除去カード。
クリーチャーだろうとプレインズウォーカーだろうと、なんでも追放出来ちゃいます

3枚しか入っていないと思ったら、サイドボードに1枚ありますね。
「忘却の輪」は何枚入ってても損はしない超優良カードとなります。





そして、サイドボードには「悪鬼の狩人」が見えますね。


「悪鬼の狩人」


これも、「忘却の輪」に似たような感じではありますが、こちらはクリーチャーを追放するカード。
クリーチャー戦や、どうにも対処できないクリーチャー(「スカーブの殲滅者」など)がいる時にサイドインします。


各種剣は対戦相手が使用する色によって使い分けをし、「最後のトロール、スラーン」は打ち消されないメリットを存分に味わえる相手の時にサイドインしましょう




実際のゲームで、Martin Juzaは多くのマリガンを行っています。
どのデッキにも言えることではありますが、初手のカードの見極めがゲームを大きく左右してくると言うことですね。

マリガンするかしないかの判断も、大切になってきます




ではでは、今回はこの辺で

対戦動画更新-白赤人間 VS 青赤変身【レガシー対戦】-

2011-11-16 21:37:39 | 対戦動画
こんばんは


今回の、対戦動画は「白赤人間デッキ VS 青赤変身デッキ」です

トッティー率いる人間デッキはイニストラードで登場したカードが満載
死亡したらスピリットトークンを出す「宿命の旅人」「霊廟の護衛」などがうまく機能するのか

  


さらに、「人間なら+α」の効果を発揮する装備品「肉屋の包丁」「とがった三つ又」も活躍するのか


  



一方、だて率いる「変身デッキ」は、第5回酒嚢飯袋マジック大会で優勝したなおき選手が使用したデッキ

大会の再現なるのか


  

今回も華麗なる変身が行われるのか注目です


第5回酒嚢飯袋マジック大会 結果記事


MTGまったり対戦動画 白赤人間 VS 青赤変身【レガシー対戦】



※アノテーション機能でライフ・カード情報・ゲーム進行表示しています。

対戦動画-まったりイベントデッキ対戦Game2-

2011-11-14 01:24:05 | 対戦動画
こんばんは


You Tubeの対戦動画を更新しましたのでご連絡


今回は、イベントデッキ対戦のGame2。
吸血鬼の襲撃VS戦線維持の対戦になります。

 VS 



MTG まったりイベントデッキ対戦 吸血鬼VS人間 Game2


※アノテーション機能でライフ等表示(パソコンからじゃないとアノテーション機能が機能しないらしい…)

Game1では、「戦線維持」デッキが小型クリーチャー+「清浄の名誉」で勝利を収めました

一方「吸血鬼の襲撃」デッキは、恐怖の「恐血鬼」が君臨するのか



新旧イベントデッキ対決も楽しいものですね




※今回の動画からカード情報を追加しました!



イベントデッキ-食い尽くす死

2011-11-12 23:36:22 | デッキ紹介
こんにちは


今回は、イニストラードのイベントデッキの第2弾ご紹介したいと思います



それではさっそく行きましょう
今日は、青黒森の3色を使った「食い尽くす死」のデッキを載せていきますね。

※各カード名の後ろの記号について
収録エキスパンションを表しています。
ISD…イニストラード
M12…基本セット2012
NPH…新たなるファイレクシア
MBS…ミラディン包囲戦
SOM…ミラディンの傷跡



イベントデッキ「食い尽くす死」



クリーチャー21枚

4枚…ラノワールのエルフ(M12)
1枚…極楽鳥(M12)
4枚…骨塚のワーム(ISD)
3枚…ヴィリジアンの密使(MBS)
2枚…マーフォークの物あさり(M12)
4枚…甲冑のスカーブ(ISD)
1枚…裂け木の恐怖(ISD)
2枚…酸のスライム(M12)

スペル15枚

4枚…根囲い(ISD)
1枚…漸増爆弾(SOM)
4枚…禁忌の錬金術(ISD)
1枚…骨までの齧りつき(ISD)
2枚…蜘蛛の発生(ISD)
1枚…緑の太陽の頂点(MBS)
2枚…骨溜め(MBS)

土地24枚

13枚…森
7枚…島
3枚…沼
1枚…内陸の湾港



サイドボード15枚

4枚…瞬間凍結(M12)
4枚…否認(M12)
3枚…帰化(M12)
2枚…骨までの齧りつき(ISD)
2枚…精神の制御(M12)



イベントデッキ「食い尽くす死」のテーマは「墓地」。
自らのカードを墓地に送り込み「裂け木の恐怖」や「骨溜め」でとどめをさすような作りになっています

そして、墓地を肥やすために用意されているのが「禁忌の錬金術」や「甲冑のスカーブ」
特に「禁忌の錬金術」はすでに多くのデッキに取り入れられている用にそのカード効果は抜群です
「禁忌の錬金術」のカードドロー能力に加え、このデッキの最大のポイント「墓地にカードを送り込む」ことも行ってくれます
「禁忌の錬金術」が4枚投入されているのは嬉しいですね

そして、あまり見慣れないカード群からは「骨までの齧りつき」や「蜘蛛の発生」なんかも入ってます。

  

あまり見ないカードだけにその効果は未知数です
使い方次第では、勝利を決めるキーカードになってくれるかもしれませんね


「緑の太陽の頂点」はもはやみなさんご存じだとは思いますので、何も言う必要無しですね
墓地が溜まったのに手札にクリーチャーがいない

って、いう状況を打破してくれます
一気に「裂け木の恐怖」を持ってきちゃいましょう



「戦線維持」に比べると多少見劣りする感じもありますが、イニストラードの特徴である「墓地利用」が存分に楽しめるデッキになっているのは間違いなし
ぜひ、お試しを

ただ、残念ながらこちらのデッキにも変身カードは入っておりません

ちなみに、今作のレア枚数は前作に引き続き7枚。
お買い得感抜群です

イベントデッキ「食い尽くす死」
好評発売中
3150円
サイコロ型ライフカウンター・戦略ガイド・デッキボックス付き





最後に収録されているレアカードの画像を掲載します。