マジック ザ ギャザリング

清酒!!酒嚢飯袋のマジック ザ ギャザリングに関するブログ

イベントデッキ―感染と恐怖

2011-02-27 14:07:28 | デッキ紹介
こんにちは


さて、今回はイベントデッキ第2段
ファイレクシア陣営の「感染と恐怖」のデッキレシピをご紹介



イベントデッキ「感染と恐怖」
(ファイレクシア陣営)



クリーチャー15枚

4枚…屍百足
4枚…疾病のマイア
4枚…死体の野犬
1枚…法務官の手
2枚…ファイレクシアの槽母


スペル22枚

3枚…定業
2枚…伝染病の留め金
2枚…マナ漏出
1枚…破滅の刃
2枚…燻し
2枚…剥奪
4枚…予感
2枚…消耗の蒸気
4枚…堕落した良心


土地23枚

2枚…水没した地下墓地
4枚…ジュワー島の隠れ家
10枚…島
7枚…沼


サイドボード15枚

3枚…死の印
3枚…瞬間凍結
4枚…否認
1枚…破滅の刃
2枚…喉首狙い
2枚…燻し



なんともまぁ、まっ黒けっけって感じのデッキです(笑)

ネット上では、前回紹介したミラディン陣営の「突破口」と比べて「感染と恐怖」は少し劣るとの評価が多数です。
しかし、人気の「喉首狙い」が入っているのは嬉しいですね

なにはともあれ、感染デッキは実質「半分のダメージを与えれば勝利」を収めることが可能です。
「ファイレクシアの槽母」がどれだけ速いタイミングで戦場に出せるかも鍵となりそうです

こちらも「突破口」と同じで収録レア枚数は7枚で価格は3150円

毒の嵐を巻き起こしてやりましょう



イベントデッキ「感染と恐怖」
2月25日発売予定
3150円
サイコロ型ライフカウンター・戦略ガイド・デッキボックス付き



それでは、最後に収録レアカードの画像を載せておきます。
気になったカードがあれば即購入ですよ


  

  

イベントデッキ―突破口

2011-02-25 17:04:35 | デッキ紹介
こんにちは


前回の更新ではカルドーサ・レッドのデッキレシピについて載せてみました。

そのつながりで今回は、2月25日発売予定のイベントデッキをご紹介したいと思います

イベントデッキは2つ用意(ミラディン陣営とファイレクシア陣営)されていて、毎回発売されているエントリーセットとの違いは「すぐに大会に出られる」レベルのデッキ構築がされている点です。

説明するよりも実際に収録カードを見てみたほうがはやいですね
今回はミラディン陣営の「突破口」を載せてみます。


イベントデッキ「突破口」
(ミラディン陣営)



クリーチャー22枚

4枚…メムナイト
4枚…羽ばたき飛行機械
4枚…信号の邪魔者
2枚…ゴブリンの奇襲隊
2枚…ゴブリンの先達
1枚…トゲ撃ちの古老
1枚…鉄のマイア
4枚…ゴブリンの戦煽り


スペル16枚

4枚…カルドーサの再誕
2枚…ダークスティールの斧
2枚…恐慌の呪文爆弾
2枚…壊滅的な召喚
2枚…感電破
4枚…稲妻


土地22枚

1枚…激戦の戦域
21枚…山



サイドボード15枚

2枚…不安定な足場
4枚…焼尽の猛火
2枚…反逆の行動
4枚…ゴブリンの廃墟飛ばし
2枚…核への投入
1枚…処罰の力戦




もはや、お気づきだとは思いますがこれは少し手を加えれば「カルドーサ・レッド」になります
プロツアーでも使用されているデッキを誰でも手に入れることができるのはすごいことですね

イベントデッキ「突破口」を買ってしまえばあなたの勝率はガツンっっと上がること間違いなしでしょう

ちなみに、このイベントデッキに投入されたレアの枚数は実に7枚。
単純に7枚のレアを手に入れようとしたら7つのブースターパックを購入しなければならないわけで、1パック440円だとしてもそれだけで3,080円

ではでは、このイベントデッキのお値段はというと、な・な・なんと3150円

このデッキの仕上がりで7枚のレア。
さらには、プロツアーで使用されているデッキに近いものがすぐに使えるとなるとこの価格はお値打ちでしょう



イベントデッキ「突破口」
2月25日発売予定
3150円
サイコロ型ライフカウンター・戦略ガイド・デッキボックス付き



ちなみに、構築はスタンダードで組まれているため近所のカードショップの大会ぐらいならすぐに出場できちゃいますよ
ぜひぜひご購入を

最後に収録されているレアカードの画像を掲載します。


  

  


カルドーサ・レッド

2011-02-23 14:57:50 | デッキ紹介
こんにちは

たまにはスタンダードでも使えるコンボを考えようと練っていましたが…
なかなか思いつかない

なので今日は、先日行われた「プロツアー・パリ・2011」からカルドーサ・レッドのデッキレシピをご紹介したいと思います

スタンダード環境下で比較的真似するのが簡単なデッキです。
ぜひ自分のアレンジを加えてデッキを組んでみてください



プロツアー・パリ2011
スタンダード
Timothee Simonot のカルドーサレッド



クリーチャー16枚

4枚…ゴブリンの奇襲隊
4枚…ゴブリンの先達
4枚…メムナイト
4枚…信号の邪魔者


スペル25枚

4枚…キマイラ的大群
4枚…壊滅的な召喚
4枚…皮剥ぎの鞘
4枚…感電破
4枚…カルドーサの再誕
2枚…稲妻
3枚…オパールのモックス


土地19枚

4枚…激戦の戦域
15枚…山


【サイドボード】

4枚…電弧の痕跡
4枚…炎の斬りつけ
4枚…凶運の彫像
1枚…槌のコス
2枚…稲妻



プロツアー・パリ2011
スタンダード
Timothee Simonot のカルドーサ・レッド



クリーチャー20枚

4枚…ゴブリンの奇襲隊
4枚…ゴブリンの先達
4枚…メムナイト
4枚…羽ばたき飛行機械
4枚…信号の邪魔者


スペル20枚

3枚…キマイラ的大群
2枚…壊滅的な召喚
4枚…皮剥ぎの鞘
4枚…感電破
4枚…カルドーサの再誕
3枚…オパールのモックス


土地20枚

4枚…激戦の戦域
16枚…山


【サイドボード】

3枚…電弧の痕跡
2枚…二股の稲妻
4枚…凶運の彫像
3枚…反逆の印
1枚…ファイレクシアの破棄者
1枚…ぐらつく峰
1枚…探検家タクタク




今回のプロツアーで使われたカルドーサ・レッドのデッキを2つ載せてみました。
やはりキーカードはこれです。



「カルドーサの再誕」

名前の由来となっているこのカード。
アーティファクト1つの生贄が必要ですが、1/1ゴブリン・トークンを3体も戦場に出してくれる頼もしいカード。

理想的な形としては1ターン目に生贄要因の0マナアーティファクトを戦場に出し、「カルドーサの再誕」をプレイ。
2ターン目には「ゴブリンの奇襲隊」をキッカー能力でプレイ、というところでしょうか。


「ゴブリンの奇襲隊」


ミラディン包囲戦発売前のカルドーサ・レッドは「ゴブリンの酋長」が入る通称「ゴブナイト」と呼ばれるものが主流でした。
しかし、ミラディン包囲戦で採用された新能力「喊声」と「生体武器」を組み入れた現状のパターンがパリでは使われました。


「皮剥ぎの鞘」


ちなみに、「喊声」の能力を持つクリーチャーが上記の2デッキとも1体しか採用されていませんが、「ゴブリンの戦煽り」を入れ「喊声」を重視したカルドーサ・レッドもあります。


  
「信号の邪魔者」           「ゴブリンの戦煽り」


カルドーサ・レッドは超がつくほどの速攻デッキになります。
序盤で勝負を決めることができないとかなり苦しい展開になります。

序盤に軽量クリーチャーを戦場に並べ、喊声能力や「ゴブリンの奇襲隊」のキッカー能力を駆使して相手のライフを削っていくことになるのですが、終盤用のフィニッシャーとしては「壊滅的な召喚」と「キマイラ的大群」が採用されています。


  
「壊滅的な召喚」           「キマイラ的大群」


スペルにはクリーチャー除去用に「感電破」と「稲妻」が入っていますが、意外と最後の残りライフを削ってくれるカードになります。

  
「感電破」              「稲妻」



さらに忘れてならないのが、ミラディン包囲戦に収録されているこのカード。


「激戦の戦域」

1マナでパワーを+1してくれるクリーチャー全体強化を備えた土地。
ただし、ただでは強化してくれない。
ダメージ受けたらコントロールは対戦相手に移ってしまう。
なんたる忠誠心のない土地だ。

しかし、カルドーサ・レッドの序盤戦は対戦相手を圧倒するクリーチャー数が存在します。
戦闘ダメージを受けそうになったらすかさず、言ってやりましょう。

「ブロックします」

ってね。
戦闘ダメージを受けた時にコントロールを奪われるだけなので「稲妻」などをやられても関係ありません。
しかも奪われたら奪い返せるだけのクリーチャー数で攻撃してやりましょう

リスクを冒してでも入れておきたい土地ですね。



カルドーサ・レッドはクリーチャーを出す順番で多少の難しさはありますが、ひたすら殴り続けるだけのデッキですので、初心者のかたにもお勧めのデッキです

ぜひぜひ試してみてください


デッキの中で「オパールのモックス」が手に入りにくい部分です。
僕は代わりにこのカードを入れてます
やっぱり、クリーチャーの全体強化カードはこのデッキにマッチします



「軍団の結集」


カルドーサ・レッドにしてはマナが重いほうになるので入れる枚数は抑えてくださいね

コンボNO.021-一斉駆除

2011-02-21 12:00:18 | コンボ紹介
こんにちは


今回のコンボ名は「一斉駆除」

文字通り、クリーチャーを一掃してしまうコンボです

今回のキーカードは前回に引き続きこのカードです。


「自然の反乱」


画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。


すべての土地は2/2のクリーチャーである。それは土地でもある。


前回も述べましたが、土地がクリーチャー化するってことはコンボは山のようにあるわけです。
あとは自分のデッキの色に合うかどうかの問題で…

ですが、もはや色のことは考えずにガンガン行きましょう(笑)


土地がすべてクリーチャー化しています。
しかもタフネスは2。

一掃するには2点のダメージを全体に与えられるやつがいれば…



あっ!あった



って、ことでこれです。



「紅蓮地獄」


みなさん、ご存じ紅蓮地獄
人気の全体火力ですね。

これで一気に焼き払いましょう



…って、自分の土地もなくなってしまうじゃないか


もちろんそれは防がなきゃね。

こんなカードを入れれると心強い



「天使の盾」

画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。

あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+1の修整を受ける。

天使の盾を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。



自分のクリーチャーのタフネスが2より多ければ破壊されないわけです。


そして、残った土地で一斉攻撃を仕掛ければもはや勝利を手にしたも当然ですね


えっ?

一斉攻撃を仕掛けたけど相手のライフまだちょっと残ってるよ



って、声が聞こえてきそうなので保険でこんなカードを忍ばせておくとダメ押しとなりそうです
それが、これ。



「ゴブリンの砲撃」

画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。

クリーチャーを1体、生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの砲撃はそれに1点のダメージを与える。


クリーチャーを生贄に捧げるとクリーチャーかプレイヤーに1点与えられるエンチャント。
土地がいっぱい出ている終盤に「自然の反乱」と組み合わせるだけで勝利も可能です

また、クリーチャー化した土地で総攻撃を仕掛けるときはミラディン包囲戦から導入された「喊声」能力を持ったクリーチャーと一緒に攻撃するといいでしょう



「信号の邪魔者」


他には、手札に「紅蓮地獄」がなくて「自然の反乱」しかないときはこんなカードと組み合わせられるように忍ばせとくのもいいでしょう。
それがこれ。



「軍団の結集」

たとえ、相手のクリーチャー化した土地たちにブロックされたとしても全滅させることが可能ですし、ブロックされなければ1体に付き3点ダメージを与えられるため、効果は大きいです


ほらっ
槌のコスも言ってるよ





「押し返せ! 奴らの世界を墓場にしてやれ!」





ってね(笑)


「自然の反乱」を単体で出した時は相手のターンに注意が必要です
こんなクリーチャーを出されたら形勢逆転どころか投了が待ってますよ



「虐殺のワーム」




「自然の反乱」の使用には最新の注意を払って下さいね

コンボNO.020-命の代償

2011-02-19 11:02:20 | コンボ紹介
こんにちわ

今回のコンボ名は「命の代償」

タダで生き続けることは難しい…
生きるためには代償を…つまりマナを払ってもらいましょうっていうコンボです。

まず、今回のキーカードはこれ。





「自然の反乱」

画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。


すべての土地は2/2のクリーチャーである。それは土地でもある。


すべての土地をクリーチャー化するエンチャント。

「生きている大地」は森だけでしたが、この「自然の反乱」すべての土地をクリーチャー化してくれます。

もちろん、相手の土地もクリーチャーと化していますので、注意が必要ですがこれを出してしまえば大丈夫


それが、これ。



「ペンドレルの霧」

これも英語版なので日本語訳を載せておきます。


すべてのクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、あなたが(1)を支払わない限り、このクリーチャーを生け贄に捧げる。」を持つ。


そうです。

このカードを自分のターンで出したら、次の相手のアップキープの開始時は悲惨なことに

土地はすべてクリーチャー化しているため、土地自身の1マナを払うのに精一杯。
他のクリーチャーを救おうものなら土地自身が生贄に捧げられてしまう。

ほぼ完全に相手の行動を封じることができます。


もちろん自分のターンにも同じことが言えるので、必ずアーティファクトでマナを生み出せるものを入れておく必要があります。

例えばこんなカードたち。


  
「オパールのモックス」           「カルニの宝石」


または、境界石シリーズ。

  
「原霧の境界石」           「霧脈の境界石」




ちなみに、「自然の反乱」が戦場に出ている状態で土地を出した場合その土地はクリーチャーでもあるので召喚酔いの影響を受けます。
対戦相手が土地以外からマナを生み出すすべを持っていない限りこの「ペンドレルの霧」からは逃げ切れないわけです。



あとは、アーティファクト類から生み出したマナで救われたクリーチャー化した土地を使って攻撃を仕掛ければ勝利を手にすることが可能となるのです


と、勘のいい人ならお気づきかと思いますが、土地がクリーチャーになるということはいろいろなカードとのコンボが可能となるわけです。


例えば、一つの例をあげればこんなカードとの相性は抜群でしょう。




「大群の力」


土地の数だけプラスになります。



他には、マナさえあればこれを使って一斉攻撃を仕掛けるのも気持ちいい


「暴動」

画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。

すべてのクリーチャーをアンタップし、ターン終了時までそれらのコントロールを得る。それらは、ターン終了時まで速攻を得る。

一撃で勝負を決めることも可能ですね


まだまだ、コンボができそうな予感

みなさんも、いろいろ試してみてくださいね

第4回マジック講座…スタック

2011-02-17 12:22:06 | マジック講座
こんにちは

なかなか、更新できていなかったマジック講座です
ブログをかかさず読んでいる方ならわかると思いますが、とある事情で「プレインズウォーカー」についての講座を開く予定でした。

が、しかし。

第3回マジック講座を見ると「次回はスタックについてやりましょう」って書いてあるもんだから今回は「スタック」について講座を開きたいと思います

「プレインズウォーカー」については次回やりましょう

それでは、行きます

酒嚢ギャザリングの!
言われて納得!
マジック講座!!


さて、前回は特に宿題問題もなかったので本題の「スタック」について話を進めましょう。
前回の「続唱」についてを読まれていない方はぜひ読んでみてくださいね

第3回マジック講座…続唱


さぁ、それでは今回のマジック講座「スタック」についての勉強を始めましょう

「スタックって何?」

って、方のためにまずはスタックの説明から入りましょう
一言で表現すると以下のようになります。

スタックとは、双方のプレイヤーが唱えた呪文や能力が解決されるまで、一時的に置かれる領域である。

領域とは、戦場・手札・墓地・ライブラリーなどがあり、スタックはその一種としてとらえられています。
つまりどういうわけかというと、唱えられた呪文や能力は即座に解決されるわけではなく、スタックという領域に移動されてから解決されるというわけです。

ちなみに、戦場や手札などの領域は目で見ることができますが、スタックは目で見ることはできません。
頭の中でスタックを作ってくださいね。

では、なんのためにスタックがあるのか

文章で説明するよりもまずは事例を見たほうが理解しやすいと思うので下記の事例を思い描いてください。
きっと誰もが出くわしたことのある場面だと思います。


【事例1】
~クリーチャー呪文の打ち消し~

プレイヤーAのターン。
プレイヤーAはクリーチャー呪文「ラノワールのエルフ」を唱えました。
プレイヤーBはそれに対して「取り消し」を唱えて「ラノワールのエルフ」を打ち消しました。

  

上記の場合にもスタックはもちろん機能しているのはわかりますか?
スタックが機能しているからこそ「取り消し」でクリーチャー呪文を打ち消せるんですよ~

では、この上記の場合スタックはどのようになっているのかを見ていきましょう。


まず、プレイヤーAが「ラノワールのエルフ」を唱えました。

この時点で「クリーチャー呪文・ラノワールのエルフ」はスタックと呼ばれる領域へ移動したことになります。
※このスタックへ移動することを「スタックに置かれる」または「スタックに乗る」と言うので覚えておきましょう。

次にプレイヤーBが「取り消し」を唱え、スタックに置かれている「クリーチャー呪文・ラノワールのエルフ」を打ち消す呪文を唱えました。
これも、すぐには解決されずに「インスタント呪文・取り消し」はスタックへ置かれます。


そして、どちらのプレイヤーも呪文を唱えないことを確認してから呪文の解決に入ります。
ここで重要なのは、呪文の解決は後からスタックに置かれた呪文から解決されるということです。

つまり今回の場合は、後からスタックに置かれた「取り消し」が最初に解決され、「ラノワールのエルフ」を打ち消すことになります。
その後、本当なら「ラノワールのエルフ」が解決されるのですが、「取り消し」によって打ち消されているので戦場に出ることなく終わります。


最初にポイントとして話しましたが「呪文は即座に解決されるわけではない」ということが重要です。
今回の場合、即座に解決されていたなら、まず「ラノワールのエルフ」が戦場に出た後に「取り消し」呪文が唱えられることになります。
しかし、すでに戦場に出てしまった「ラノワールのエルフ」にいくら打ち消しを行ってもまったく意味のないものになってしまいます。
打ち消し呪文は、呪文がスタックに置かれている時にしか機能しないですからね。


少しは、理解できたでしょうか?
スタックに置かれた呪文は積木のようにどんどん上に積まれていくイメージを持ってくださいね。

ここまでの、ポイントは

 ・呪文や能力は即座に解決されるわけではなく「スタック」と呼ばれる領域に移動する。
 ・誰も呪文を唱えなくなったら、後からスタックに置かれた呪文から解決していく。


と、言うことです。


ここまで、理解できたら次の事例を見ていきましょう。
スタックには呪文がどんどん積まれていくこともあります。
※わかりやすいようにスタックに置かれた順番で数字をつけていきましょう。

【事例2】
~呪文の応酬~


プレイヤーAが1/1クリーチャー「ラノワールのエルフ」で攻撃しました。

プレイヤーBは「ラノワールのエルフ」を対象に「稲妻」を唱えました。
スタック1…稲妻

プレイヤーAはそれに対し「ラノワールのエルフ」を対象に「巨大化」を唱えました。
スタック2…巨大化

プレイヤーBはさらに「ラノワールのエルフ」を対象に2枚目の「稲妻」を唱えました。
スタック3…稲妻

プレイヤーAはそれに対し「ラノワールのエルフ」を対象に「樫の力」を唱えました。
スタック4…樫の力


プレイヤーA・B共に呪文を唱えるのを終えたため、呪文の解決に入ります。

  


この事例の場合、スタックには1~4までの4つの呪文が積まれていることになります。
そして、解決するときは最初にやったように「後からスタックに置かれた呪文から解決する」のです。

わかりやすいように、スタックに置かれた呪文に順番に数字をつけておきました。
唱えられた順番は当然1~4の順番です。
ですから、解決するときはその逆で4~1の順番で解決していけばいいのです。

早速、解決していきましょう。

まず、最初にスタック4の「樫の力」が解決され、「ラノワールのエルフ」は8/8になります。

そして、スタック3の「稲妻」が解決され、「ラノワールのエルフ」に3点のダメージが与えられます。

次に、スタック2の「巨大化」が解決され、「ラノワールのエルフ」は11/11になります。

最後に、スタック1の「稲妻」が解決され、「ラノワールのエルフ」に3点のダメージが与えられます。



結果として、11/11の「ラノワールのエルフ」に合計6点のダメージが与えらることになります。
最終的には、「稲妻」で「ラノワールのエルフ」を破壊しようとした防御プレイヤーBは11点のダメージをくらうことになりそうですね。

では、もしこれを仕掛けるのがプレイヤーBではなくプレイヤーAからだったらどうだったのか?
逆の場合を見てみましょう。


【事例3】
~呪文の応酬…パート2~


プレイヤーAが1/1クリーチャー「ラノワールのエルフ」で攻撃しました。

プレイヤーAは「ラノワールのエルフ」を対象に「巨大化」を唱えました。
スタック1…巨大化

プレイヤーBはそれに対し「ラノワールのエルフ」を対象に「稲妻」を唱えました。
スタック2…稲妻

プレイヤーAはさらに「ラノワールのエルフ」を対象に「樫の力」を唱えました。
スタック3…樫の力

プレイヤーBはそれに対し「ラノワールのエルフ」を対象に2枚目の「稲妻」を唱えました。
スタック4…稲妻


プレイヤーA・B共に呪文を唱えるのを終えたため、呪文の解決に入ります。



みなさん、この場合は事例2と違う結果になるのはわかりましたか?

では、解決に入りましょう。


まず、スタック4の「稲妻」が解決され「ラノワールのエルフ」が破壊され墓地に置かれます。

次に、スタック3の「樫の力」が解決されますが、対象の「ラノワールのエルフ」が戦場に存在しないため打ち消されます。

また、スタック2の「稲妻」についても同様の理由で打ち消されます。

最後、スタック1の「巨大化」も同様に打ち消されます。




となります。
対象が不適切な呪文は打ち消されていくのです。
※ちなみに、唱えるときに適切な対象を選べないものは唱えることそのものができません。

みなさん、大体理解できましたね

それでは、マジック講座恒例の怒涛の問題集で最後はお別れです
これが、すべて解ければあなたはスタックマスターです
※それぞれのカードの能力は画像を見てください

【パターン1】
プレイヤーA:「ラノワールのエルフ」を唱える。
プレイヤーB:それに対し、「取り消し」を唱える。
プレイヤーA:「取り消し」に対し、「払拭」を唱える。

「ラノワールのエルフ」はどうなるのか?


【パターン2】
プレイヤーA:「ラノワールのエルフ」で攻撃する。
プレイヤーB:自分の戦場にいた「信号の邪魔者」で「ラノワールのエルフ」をブロック。
プレイヤーB:続いて「信号の邪魔者」を対象に「高潔のあかし」を唱える。
プレイヤーA:「信号の邪魔者」を対象に「稲妻」を唱える。
プレイヤーB:「信号の邪魔者」を対象に「巨森の蔦」をキッカー無しで唱える。

「ラノワールのエルフ」と「信号の邪魔者」はどうなるのか?
    

【パターン3】
プレイヤーA:自分のコントロールする「寺院の鐘」の能力を起動。
プレイヤーB:それに対し「寺院の鐘」を対象に「粉砕」を唱える。

「寺院の鐘」の能力はどうなるのか?
  

【パターン4】
プレイヤーA:続唱能力を持つ「血編み髪のエルフ」を唱える。続唱能力で「ラノワールのエルフ」が唱えられる。
プレイヤーB:それに対し「血編み髪のエルフ」と「ラノワールのエルフ」を対象に「二重否定」を唱える。

「二重否定」の対象は適切か不適切か?
  

【パターン5】
プレイヤーA:プレイヤーBのコントロールする「ラノワールのエルフ」とプレイヤーBを対象に「焼尽の猛火」を唱える。
プレイヤーB:それに対し、「焼尽の猛火」を対象に「払拭」を唱える。
プレイヤーA:「払拭」を対象に「取り消し」を唱える。
プレイヤーB:それに対し、「ラノワールのエルフ」を対象に「送還」を唱える。

「焼尽の猛火」はダメージを与えられるのか?
  



なんとなくわかりますか?
それでは、簡単に答え合わせです
事例の時にもやったように、スタックに置かれた順番で番号をふるとわかりやすいですよ

【パターン1】
スタック1:ラノワールのエルフ
スタック2:取り消し
スタック3:払拭

まず、「払拭」で「取り消し」が打ち消されます。
すると次に解決されるのは「ラノワールのエルフ」なのでそのまま戦場に出ることになります。

【パターン2】
スタック1:高潔のあかし
スタック2:稲妻
スタック3:巨森の蔦

まず、「巨森の蔦」が解決され「信号の邪魔者」が対戦相手からの呪文や能力の対象にならなくなります。
すると、それを対象に唱えられていた「稲妻」が対象不適切で打ち消されます。
そして、続く「高潔のあかし」が解決され+7/+7の修正を受けます。
結果、「ラノワールのエルフ」は「信号の邪魔者」にブロックされ破壊されてしまします。

【パターン3】
スタック1:「寺院の鐘」の起動型能力
スタック2:粉砕

まず、「粉砕」で「寺院の鐘」が破壊されます。
しかし、「寺院の鐘」の能力はすでにスタックに置かれているので、そのまま能力は発動されます。

「寺院の鐘」の能力が打ち消されたわけではないということに注意してください。

【パターン4】
スタック1:血編み髪のエルフ
スタック2:ラノワールのエルフ
スタック3:二重否定

続唱能力は元の呪文が解決される前に唱えられるため、両方スタックに積まれた状況になります。
よって、「二重否定」の対象は適切で、「血編み髪のエルフ」「ラノワールのエルフ」ともに「二重否定」によって打ち消されます。

【パターン5】
スタック1:焼尽の猛火
スタック2:払拭
スタック3:取り消し
スタック4:送還

まず、「送還」よって「ラノワールのエルフ」が手札に戻されます。
次に「取り消し」よって「払拭」が打ち消されます。
最後に「焼尽の猛火」ですが、対象とする「ラノワールのエルフ」がすでに戦場にいないため、対象不適切なため打ち消されます。

よって、ダメージを与えることはできません。
ちなみに、この複数対象をとる呪文ですが、「二重否定」のように最大○○個と表示されているものは、対象が0でも呪文を唱えることができます。
覚えておくと意外なところで訳に立つかもしれませんね


第4回の今回は「スタック」について話しました。
理解していただけたでしょうか?

何か、質問等あればコメント欄からでも気軽にどうぞ


次回のマジック講座は「プレインズウォーカー」についてやりましょう


それでは、次回に向けて今回は宿題をお出ししますよ~
「スタック」がらみのこの問題。
答えは次回のマジック講座で



【宿題】
※能力等は最後の画像で確認してください。

プレイヤーA:プレインズウォーカー「ジェイス・ベレレン」の1番目の能力を発動。
プレイヤーB:それに対し、プレイヤーを対象に「稲妻」を唱え、「ジェイス・ベレレン」へダメージを移す。


さて、「ジェイス・ベレレン」の能力は?「ジェイス・ベレレン」自体は?



ではでは

第6回大会優勝者デッキ紹介…パート3

2011-02-15 11:56:13 | デッキ紹介
こんにちわ

今回は第6回大会優勝者デッキ紹介のパート3「サイドボード編」をお届けします。

パート1、パート2をまだ読んでいない方はそちらから読んでくださいね。

第6回大会優勝者デッキ紹介…パート1


第6回大会優勝者デッキ紹介…パート2


それでは、サイドボードの中身を見ていきましょう




「ハリケーン」

緑の弱点=飛行対策として入れたカード
しかし、「荒廃後家蜘蛛」と「絡み線の壁」の活躍で出番はなかった
と、いうか対戦相手のクリーチャーで飛行を持った強いやつに出くわさなかった(笑)
…まぁ、友亮選手との戦いでは「鋼のヘルカイト」にやられましたが…
「ハリケーン」は各プレイヤーにも同ダメージを与えられるので引き分けにもできる優れもの




「地震」

「ハリケーン」と対になっているカードで、これは飛行を持たないクリーチャーにダメージを与えるもの。
ウィニーデッキ対策として入れてましたが、特に出番はありませんでした
「ハリケーン」同様各プレイヤーにも与えれるので優れものです。




「巨身化」

デッキに2枚入っているが引きが悪い時や不要カードとの交換要員として待機。
70枚を超えるデッキ枚数で毎回のように2枚しか入っていない「巨身化」を引き当てていたのはもはや奇跡
今大会は勝利の女神が微笑んでいました




「帰化」

こちらもデッキに2枚入っているカード。
対戦相手のデッキにアーティファクトやエンチャントが多用されている場合に投入するために待機。
友亮選手との対戦ではもちろん出動させました




「幻触落とし」

「帰化」同様対戦相手のデッキタイプによって出動させるカード。
「帰化」と比べ破壊できない分威力は劣るが、今流行りのダークスティールなどの破壊されないクリーチャー用として採用。
破壊されないクリーチャーには頭を悩まされました。




「核への投入」

「帰化」「幻触落とし」同様アーティファクト対策として採用。
破壊されないクリーチャーの対策としてマナは重いですが、背に腹は代えられまいと入れてみました。
友亮選手との対戦では見事に炸裂
「ダークスティールのマイア」を追放してくれました。




「呪文砕きのビヒモス」

…なんで入っているのか不明です(笑)
きっと、デッキに4枚入れてたのを3枚した残りかと。
もちろん出番はなかったです。




「途方もない力」

相手のクリーチャーのタフネスが比較的低ければサイドボードから投入し一気に蹴りをつけようと目論んで採用。
パワー+4でトランプルは感染持ちに使えば勝利は目前だって(笑)




「魔道士殺しの剣」

対戦相手が壁を複数並べてきたりしたら対処用として入れてみました。
硬直状態の戦場打破策としてのカードでしたが出番はなし。
これまた、感染持ちクリーチャーに使ったらすごいことに…






と、以上がサイドボードのカードになります。

「魔道士殺しの剣」は感染持ちのクリーチャーをパワー10にして攻撃するだけでもはや勝利です

「荒廃後家蜘蛛」に「魔道士殺しの剣」を装備させて「途方もない力」を2枚使えば勝利です
恐るべし感染




友亮選手に敗れた試合は、山を生み出す土地を破壊されたために「核への投入」がうてなくて敗れてしまったので、「予言のプリズム」あたりを入れておいてもよかった気もします。

青対策に「沸騰」、白対策に「野火」を忍ばせておくのも面白いですね






ではでは、第6回大会の優勝者デッキ紹介はこれにて終了

次はどんなデッキが優勝するのか楽しみですね

今大会ではミラディン包囲戦のカードはあまり使われていませんでしたが次の大会では活躍してくるでしょう
どんなカードがどんなコンボを作るのか

次の優勝者はあなたかもしれません

第6回大会優勝者デッキ紹介…パート2

2011-02-13 16:49:21 | デッキ紹介
こんにちは

今日は、「第6回優勝者デッキ紹介…パート2」です
パート1を見てない方はパート1から見てくださいね

第6回大会優勝者デッキ紹介…パート1


ではでは、パート2の今回は個々のカードはどのような役割の為に入れられていたのかを見ていきましょう
大会では活躍しなくても役割はあるはずです
早速見ていきましょう



「茨異種」

まず目につくのは神話レアっていうオレンジ色の輝き
すげーって思いつつフィニッシャーとしてデッキに採用しました。
フィニッシャーとしての役割は果たしませんでいたが、いぶし銀の活躍で1体ずつクリーチャーを蹴散らして行ってくれたはずです
やっぱり破壊されない能力を持つクリーチャーは強いです



「土を踏みつけるもの」

これは誰が見てもわかるフィニッシャー。
フィニッシャー候補は迷ったのだけれど被覆よりも打ち消されないを重視しました
被覆だと自分の呪文や能力も使えないしね
そして、やっぱりトランプルがないと(笑)


    
「荒廃後家蜘蛛」        「荒廃のマンバ」          「絡み線の壁」

パート1でもちらっと紹介した防御用の感染持ちクリーチャー2体と巨大壁クリーチャー。
「荒廃後家蜘蛛」は飛行対策も兼ねているし「荒廃のマンバ」は再生できる。
こいつらいるだけで相手の攻撃力2割ダウンぐらいしてた気がする
恐るべし感染クリーチャー
「絡み線の壁」は2マナでタフネス6、森一つで到達も持つのでかなり使いやすい。
「刻まれた勇者」のプロテクション(すべての色)を止められたのはこいつだけだったので非常に助かった




「血編み髪のエルフ」

公式大会でも人気のクリーチャー。
続唱持っていたからとりあえず入れてみたけど…よくよく考えてみたら続唱の恩恵受けれるの「途方もない力」ぐらいじゃないか?
次の大会ではデッキに入ってないと思われます



「呪文砕きのビヒモス」

4マナ5/5、打ち消されないクリーチャー。単純に強い
普通に戦場を支配できてしましました。
緑マナ2つなので少し拘束力はあるものの、2色デッキなのでそれほど使い難くはなかった。
が、しかし
この2つ目の能力「パワーが5以上のクリーチャーは打ち消されない」ってやつ…
このデッキでパワーが5以上は「土を踏みつけるもの」と「呪文砕きのビヒモス」のみ…
…まぁ、でも4マナ5/5、打ち消されないは強いから



「聖なる狼」

「巨身化」のエンチャント先として採用したクリーチャー。
実際の大会では1試合しか実現しなかったが、パワー3は相討ち要因として使うにはばっちりでした。



「リバー・ボア」

再生持ちの為、「巨身化」のエンチャント先・防御クリーチャーの2つの役目を込めて採用したクリーチャー。
しかし、手札に来ることは一度もなかったです



「回転エンジン」

山一つでブロッククリーチャー1体をいなくならせる能力。
これ意外とすごいよね
大会中でも活躍してくれたカード、一人で9点ぐらいは叩き込んでくれたはず
山さえあれば、どんな防御クリーチャーがいても怖くない



「魔力軟体」

パート1でも触れたが「巨身化」付けたターンは一気に13/13に跳ね上がるのが素晴らしかったクリーチャー。
その他にも「血編み髪のエルフ」の続唱能力との流れは非常に強力
やっぱ、「魔力軟体」には続唱です。



「硬鎧の群れ」

土地5つあればアップキープのたびに+1/+1カウンター4個乗るっていうレアにふさわしい能力を持ったクリーチャー。
絶対活躍する
と、思って導入したけど…まぁ当然まっさきに除去の対象ですね
除去の標的になってくれただけ活躍したといえるのかな~



「最後のトロール、スラーン」

そして、最後のクリーチャーはこいつ。
ネット上では最強クリーチャー降臨とか言われているけれど…実際最強だった(笑)
しかも、4マナっていうこの手軽さ。一言で言うと最強です



続きまして~、スペル部門行きます。



  
「ガルガンチュアンの贈り物」         「暴走の先導」

両方とも山札からのクリーチャー補充として入れたカード。
クリーチャーは2マナ領域が多かったため、弾切れになりそうな予感を取っ払ってくれたカード。
1回使う場面に出くわしましたが、見たカードの中にはクリーチャー1枚しかなかったっていう(笑)


    
「苦悩火」           「赤の太陽の頂点」           「稲妻」

X火力の2枚。「稲妻」は誰もが知ってる火力呪文。
「苦悩火」はX=5以上なら打ち消されず軽減されない最後の決め技にもってこいの火力呪文
「赤の太陽の頂点」は使い回し可能な新しい形のX火力呪文。
X火力は「苦悩火」だけでよかったんだけど、人間やっぱり新しいもの好きっていうか(笑)
結局「赤の太陽の頂点」は一回も手札に来ませんでした



「帰化」

もちろん、アーティファクトとエンチャント対策。



「巨森の蔦」

自軍クリーチャーを除去呪文から守る役割とキッカーで増強をたくらんだカード。
見事役割を果たしてくれました
パート1で話したように相手クリーチャーに使ってもOK



「サルカン・ヴォル」

ものすごく活躍したカード
デッキに2枚しかないのにすべての対戦で手札に引いてました
やっぱりプレインズウォーカーがないとね



「冬眠の終わり」

画像が英語版なので日本語訳を載せておきます。

累加アップキープ(1)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わない限り、それを生け贄に捧げる。)

冬眠の終わりの累加アップキープを支払うたび、あなたは自分のライブラリーから冬眠の終わりの上に置かれている経年カウンターの数に等しい点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。


累加アップキープという懐かしい能力を持つエンチャント。
1回だけ使う場面に出くわしましたがやっぱりデッキから持ってこれるってのはすごいことです
だって、「硬鎧の群れ」持ってきたら次のターンには5/5になってるわけですからね(笑)
マナが少し重いのが厳しいところ。



「皮剥ぎの鞘」

ミラディン包囲戦から導入された新たな装備品能力「生体武器」を持つアーティファクト装備品。
・・・一回も手札にきませんでした
使ってみたかった生体武器…



と、こんなところです。


大会中にあみだした土地を使ったプチコンボとして「巨森、オラン=リーフ」→「カルニの庭」+「巨森、オラン=リーフ」の能力で、1/2トークンにできました

まぁ、ほんとにプチコンボですがね


  
「巨森、オラン=リーフ」         「カルニの庭」






それではパート2はこのへんで

パート3はサイドボードについて紹介します

第6回大会優勝者デッキ紹介…パート1

2011-02-11 11:35:32 | デッキ紹介
こんにちは


今日は、今月行われた第6回酒嚢飯袋マジック大会の優勝者デッキを紹介したいと思います。

前回大会に引き続き連覇を成し遂げた直樹選手
どのように勝利を収めたのか!
徹底分析です


第6回優勝者デッキ
赤緑巨身化デッキ~巨身の狼~



【クリーチャー】26枚

1枚…6マナ…土を踏みつけるもの
2枚…5マナ…茨異種
2枚…4マナ…荒廃後家蜘蛛
1枚…4マナ…最後のトロール、スラーン
1枚…4マナ…血編み髪のエルフ
3枚…4マナ…呪文砕きのビヒモス
2枚…3マナ…聖なる狼
2枚…3マナ…魔力軟体
1枚…3マナ…回転エンジン
1枚…2マナ…リバー・ボア
1枚…2マナ…荒廃のマンバ
4枚…2マナ…ヴィリジアンの密使
2枚…2マナ…絡み線の壁
3枚…1マナ…硬鎧の群れ

【プレインズウォーカー】2枚

2枚…4マナ…サルカン・ヴォル

【スペル】17枚

・ソーサリー
1枚…3マナ…ガルガンチュアンの贈り物
1枚…3マナ…暴走の先導
2枚…1マナ…苦悩火
1枚…1マナ…赤の太陽の頂点

・インスタント
2枚…2マナ…帰化
2枚…2マナ…途方もない力
2枚…1マナ…巨森の蔦
2枚…1マナ…稲妻

・エンチャント
2枚…5マナ…巨身化
2枚…5マナ…冬眠の終わり

【アーティファクト】2枚

2枚…1マナ…皮剥ぎの鞘

【土地】26枚

5枚…森
4枚…山
4枚…カルニの庭
4枚…巨森、オラン=リーフ
4枚…カザンドゥの隠れ家
3枚…シヴのオアシス
1枚…怒り狂う山峡
1枚…銅線の地溝



合計73枚

※サイドボードは後日記載

デッキは以上の73枚にて構築されています。


ではでは、このデッキの勝利の方程式は

当然キーカードは「巨身化」となります。


「巨身化」


そして、「巨身化」をエンチャントするクリーチャーですが一番いのはやはり、対戦相手の呪文や能力の対象にならないこのクリーチャー達がいいでしょう。

  
「聖なる狼」               「最後のトロール、スラーン」

このクリーチャー達にエンチャントすれば、クリーチャー除去の対象にならないため攻撃しやすくなります。
特に「最後のトロール、スラーン」は再生能力ももっているため、接死などにも耐性を発揮します。

他には、このクリーチャーに付けても面白いです。


「魔力軟体」

「巨身化」の能力で8/8になり、「魔力軟体」の能力で+5/+5の修正を受けるため一瞬にして13/13トランプルが生まれます。

また、このデッキには防御クリーチャー用として感染能力を持ったクリーチャーも少し入れてありますが、そのクリーチャーに付けて「巨森の蔦」をキッカー付きでぶっ放したら一撃で勝利します。

  
「荒廃後家蜘蛛」              「巨森の蔦」

ミラディン包囲戦を買ったら出たため急遽導入した「回転エンジン」(笑)
「巨身化」を付けた後に、この能力を多様してしまえばトランプルいらずでダメージ与えられます…大会では実現しませんでしたが。


「回転エンジン」

意外と活躍したのが、「絡み線の壁」
金属術を達成した「刻まれた勇者」の攻撃を防いでくれました。


「絡み線の壁」



そして、この大会で大活躍したのがプレインズウォーカー「サルカン・ヴォル」


「サルカン・ヴォル」

やはり、プレインズウォーカーは強かった。
危機的状況を何度も救ってくれた2番目の能力は恐ろしかったです。
最終奥義は一度だけ実現しましたが、もはや相手は投了していました(笑)


スペルの部分で活躍したのは「巨身化」と「途方もない力」ぐらいです。


「途方もない力」

やはり、トランプルは強いものを持っています。
しかもパワー+4もかなりのものです。

ちなみに「巨森の蔦」は自分のクリーチャーを対象にするだけが能じゃない
コンバットトリックで「高潔のあかし」を使われた時に相手クリーチャーを対象と取り「高潔のあかし」を防ぎました
間違ってもキッカーしないようにね(笑)


「高潔のあかし」


危うく忘れてしまうところでしたが「ヴィリジアンの密使」も活躍しました。
このデッキはクリーチャーのマナカーブが2マナと4マナで跳ね上がるという少しいびつな形でした。
そのため、4マナ域さらには「巨身化」の5マナ域への早い到達が課題でしたがこの「ヴィリジアンの密使」がうまいこと機能してくれたためスムーズになりました。
また、パワーも2と序盤の攻撃クリーチャーとしても活躍
死んでなんぼのクリーチャーですから攻撃に大胆さももたらしてくれました。


「ヴィリジアンの密使」


意外とこういう脇役的カードがデッキの回りの良さを支えてくれているんだなってのを再認識しました。


このデッキの弱点としては、「巨身化」をメインとしている為、「解呪」などのエンチャント除去系統に弱いこと。
フィニッシャーには打ち消されないクリーチャーを採用しているため青に対する耐性はそこそこありますが、黒のクリーチャー除去に対しても弱いと思われます。
「巨森の蔦」を入れてはいますが、2枚ですからね。
今大会で黒を採用しているプレイヤーがいなかったのが優勝につながった感もあります。

また、4マナ域に達する前に土地破壊をやられるとかなり苦戦を強いられます。
4マナ域になってからが勝負のデッキですからね。


と、デッキの勝利・敗北の仕方と対戦で活躍したカードの役割を分析したところで、とりあえず今日はここまで

次回はデッキに入っているカードの個々の紹介をしていきます。

何か質問がある方はお気軽にコメント欄にてどうぞ

続く…