古民家SHIKIORI日記/Homenaje Project

アジア・アフリカ・ヨーロッパ、古民家SHIKIORIを舞台につながる音楽。
コントラバス奏者、松永誠剛のブログ。

Billboard Live & Friends

2009-07-12 10:55:12 | Weblog
a.s.kのツアー初日、
ビルボードライブ福岡での公演が無事に終了した。

もちろん、ライブと云うのには笑えるほどハプニングが起る、
でもそれもコンサートが終わってみれば、全てが良い思い出へと様変わりしていく、
毛虫が蝶になるように。


昔からステージで演奏する時にほぼ緊張しない性格なのだが、
ツアー初日と云う事もあるが、
何より、自分の思い出の場所でのライブと云う事で不思議な緊張感があった。

ステージと云う場所に立つと自分自身の次の課題がいつも見えてくる。

今回のコンサートを支え、共有してくれた、
二人の大好きなミュージシャンとそして最高のスタッフ、
そして何よりも会場に足をくれた人たちに感謝。

セブが「なんでこんな素晴らしい空間が無くなるんだ?」
としきりに云っていた。

きっと神社や教会と同じように、多くの人の想いがこもった場所と云うのには不思議な魅力がある。

そんな場所が失われて行く事が残念でならない、
世界中のアーティストのサインの入ったピアノを見て、
とても寂しい気持ちになった。



3年前と同じ言葉が浮かぶ、
「日本の地方都市ではクラシック音楽以外の音楽は芸術にならないのだろうか?」
素晴らしいライブ空間ではなく、誤った認識と悪しき慣習、一部の人間の狭い価値観での判断が失われる事を願う。


どんな音楽も人のそばに居る権利がある、
政治は選択視を人に与え、選択の自由を守る事。



僕らの翌日の公演はヨーロピアンジャズトリオの公演、
丁度、オランダでレコーディングしている時に皆のスケジュールがかぶっている事が分かり、福岡での再会を楽しみにしていた。

ピアノのマークは僕のお気に入りのピアニスト、

ドラムのロイはセブの学生時代の先生。

そして、ベースのフランスはオランダの大学で師匠のHeinと共に教鞭をとっている。

久しぶりに福岡めっちゃ良いベースの音を聞いた、
フランスの演奏を聞けば、聞くだけため息が出る。(笑)

なによりも、トリオの完成度が素晴らしい。

良い刺激になる時間だった。


奇跡的な出逢いと再会を祝って、
セブと僕とEJTの三人で居酒屋で3時くらいまで呑んだ。

きっとオランダ人が10人居ると、居酒屋から焼酎がなくなるだろう。(笑)

翌日はバーベキューパーティの予定だったのだが、
雨が降ると云う予報だったので、そば屋に変更。

予想はしていたが、電話しても皆起きなかったので、
とりあえず、a.s.kメンバーだけで食べ始めた瞬間、
マークから「Taxiでダッシュで行くから!」と電話がかかって来て、
マークが食べ始めた瞬間、今度はベースのフランスがやって来た。

ベースのフランスと話をするのは、めちゃ勉強になる。
本当に素晴らしいベーシストだと思う。

次は来年、アフリカでのジャズフェスでの再会を約束し、
3人と別れ、沖縄へ。

さあ、いよいよツアー、
今から糸満に足を運ぼうと思う。


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