”ニューヨークから日本にあるピアノを弾くことが出来るかな?”
”YES!”と5秒後に海の向こうから届いた返事。
そんなメールのやり取りから、今回のプロジェクトは始まりました。
天体物理学と山登りをこよなく愛するニューヨークのピアニスト、
ダン・テファーが佐賀にあるピアノを海を越えてニューヨークから奏でます。
お互いの”声”に耳をかたむけ合い、
“機械”と対話するように繰り広げられる音と映像のインプロヴィゼーション、
スピーカーを通さずに、響くアコースティックなピアノの響き。
ライブ配信でもなく、来日コンサートでもない、
“新しい日常”の新しい音楽を一緒に体感しましょう。
SAGA SEA 2020 音楽寺子屋
Dan Tepfer〜22世紀の教室〜
[日程]
2020年12月20日(日)
[開演] 10:00am(佐賀)/20:00pm ニューヨーク12月19日(土)
[会場] 佐賀県立宇宙科学館
[出演] Dan Tepfer/ダン・テファー(pf/disklavier)
[料金] 22世紀チケット 0円
未来の文化を担う子どもたちへの「22世紀チケット」として参加料は0円です。
御家族、ご友人とご参加ください。
*大人の方もご利用いただけます。
[参加申込]
代表者の氏名、電話番号、年齢、参加者全員の氏名・年齢を記載のうえ、
メールまたは往復はがきにて、下記までお申し込みください。
〒840-0815 佐賀市天神3丁目2-23
株式会社佐賀広告センター 「SAGA SEA 2020 音楽寺子屋」係
[メール]sagasea@po.don3.com
2020年12月11日(金)必着。
[主催]
佐賀県
[協力] 株式会社 ヤマハミュージックジャパン
[協賛]佐賀県立宇宙科学館
[制作協力] SHIKIORI
[ダン・テファー Dan Tepfer profile]
ニューヨーク・マガジンが“最も冒険的な音楽家のひとり”と賞賛。
1982年フランス・パリ生まれ。
オペラ歌手の母とジャズ・ピアニストの父を持ち、6歳でクラシックピアノを学び始める。米国ニューイングランド音楽院を卒業後、N.Y.を拠点に活動。
2007年からジャズ・サックスの重鎮リー・コニッツとのコラボレーションを続ける一方で、数々のリーダー・アルバムを発表し、バッハの楽曲に取り組んだ『Goldberg Variations/Variations』(2011年)も大きな話題を集め、日本でもすみだトリフォニーホールでの公演を行なっている。
ベン・ウェンデルとのデュオや現代の音楽シーンの最前線で活躍している一方で、エジンバラ大学で天体物理学の学士号を取得した経歴を持つ。
ここ数年はYAMAHAの自動演奏ピアノ“Disklavier(ディスクラビア)を使用し、
ダン・テファー自身が作り上げたプログラムによって、テファーが弾いた演奏をリアルタイムに感知し、アルゴリズムと対話するように演奏する。
人間とテクノロジーの融合を通じて、未来の音楽の可能性を提示し続けている。
[Natural Machinesについて]
ナチュラル・マシーンとは自然の歩む道と機械の歩む道の”交差点”を音楽で探るプロジェクトです。
僕が即興でピアノを奏でると、コンピューターのプログラムはリアルタイムに音と視覚を通じて、僕と対話をします。
僕が演奏する楽器、Disklavierは才能豊かなアコースティックなピアノです。
僕が演奏をすると、その情報がコンピューターに伝わり、コンピューターが鍵盤に情報を伝えると、自分自身でピアノを奏でます。
コンピューターがピアノを通じて奏でる響きは僕自身が奏でる響きとまったく同じです。
ナチュラル・マシーンでは作品を作曲する代わりに、作品の進む“道“を決めます。
僕にどのようについて行くのか、コンピューターに簡単な”ルール”を伝えます。
僕が演奏している時、僕は常にコンピューターの奏でる音に耳を傾けています。
そして、それに反応し、答えるように演奏しています。
つまり、”ルール”は僕にも影響を与えています。
各楽曲の骨組みを明らかにするために、目に見えるようにしました。
映し出される映像は全てリアルタイムに生成され、音程や強弱、リズムやハーモニーなど音楽のある側面を直接的に表現しています。
ダン・テファー
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