真夜中のクロスロード

管理人うみねこの愛車と映画とその他のちっちゃいことたち。

goo映画が移行してきたよ

2013-04-21 00:47:14 | ラテンな話
こんにちわ、管理人のうみねこです。車ネタを中心にアップしていましたが、ほんんんんっっとに、放置していました。
現在も156SWなんですよ実は(笑)。快調です。でもお手入れは結構してますよ。タイミングベルトも交換。ラジエターも交換しました。
去年ガラスコーティングもしちゃいました。今何年目?ここはじめたの2004年だから10年目だね。すごいね!

先日久しぶりにgoo映画にアクセスしたら、なんと3月末で終了してました!で、あそこに投稿していた映画レビューがすべてパーになっちゃってて。
途方に暮れてtwitterで愚痴ってたら、gooさんがリプライしてくれて。gooブログへのデータ移送サービスで、無事救出です。よかったー。
つか、ブログはこわいね。じぶんのパソコンにこまめにバックアップすべきなんかなあ。無理だー。

というわけで。車ブログに突如映画記事が出現しています。まあいいよね?いいって言って!

『レ・ミゼラブル』 85点

2012-12-23 19:21:16 | goo映画レビュー

レ・ミゼラブル

2012年/イギリス

壮大な歌劇が、胸に迫る

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uminekoさん

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆90点

ミュージカルそのものの映画って、ほんと久しぶりに観ましたけど、悪くないですよ。オープニングの囚人の場面、あれはまさにミュージカル向けかな。あと、コゼットとマリウス、そしてエポニーヌが声を重ねながら心情をぶつけあう場面、あそこがよかった。他の方法では到達できないスピード感だと思うな。

重くて辛い二者択一の連続ですけど、出演者の歌唱力がありすぎて、なんだかさわやかな心持ち。でも、内実はずっしりと重い。生と死、絶望と希望が高い密度で共存した時代の名作ならではでしょう。ところで、自分がもっとも感情移入できたのは、エポニーヌなんですけど。皆さんは、いかがでしたか?


『最強のふたり』 85点

2012-10-28 15:50:43 | goo映画レビュー

最強のふたり

2011年/フランス

何かが溶けていく、そんなやわらかさ

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uminekoさん

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆90点

噂に違わず、いい映画だと思います。気負って観る映画じゃないですよ。なにしろ原題は「Intouchables」、アブないふたり、ってくらいのノリですから。

障害を負ったシニカルな大富豪フィリップと、彼の介護についたスラム出身の黒人ドリス。ふたりが互いに認めあい、成長する様が心地よかった。ボクがとても高く評価するのは、お互いがお互いを100%認めてるわけじゃないってとこ。フィリップもドリスの言いなりじゃないし、ドリスもくすねた卵の置物をしらばっくれてる。でも、それがリアルでしょ?弱さもずるさもぜんぶ受け止めて、それでも信頼するって態度こそ、本物。

ラストのやわらかな終わり方、ボクはありだと思うなあ。しずかで、確かな友情のあり方。

誰かのためにそうなりたい。そんなことも、ふと思う。
 


『幸せへのキセキ』 90点

2012-06-25 07:51:03 | goo映画レビュー

幸せへのキセキ

2012年/アメリカ

記憶とか距離とか、いろんなものが押し寄せる

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uminekoさん

総合★★★★☆ 90

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆90点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆85点

いい映画でした。劇場で観ることをすすめます。邦題があまりにあざとくて、ちょっとひるんでしまいましたが、原題のまま観に行ってください。We Bought a Zoo。ほんとに、そうなんですよ。シンプルに。

主人公と子供たち、登場人物の距離感が少しずつ変わっていく、過去も含めて、ね。動物たちっていう、生の根源みたいな存在がきっと、バックグラウンドに横たわるからだろう。それをうまく映像化しているし、とても自然なかたちで取り込んでいる。監督の手腕も二重丸です。

主演のマット・デイモンもかっこいいけど、ちっちゃい女の子のおませさんぶりがいいよね。あと、リリィ役の女優さんも素敵。出演者がみんなちょっとシニカルにくせ者っぽくて、そこがむしろリアリティです。

こころの奥にふわっと灯の灯るような作品。いろんなものがオーバーラップして、そして前向きになれる。ありがとうっていいたいです。
 


『ミッドナイト・イン・パリ』 90点

2012-06-15 05:14:54 | goo映画レビュー

ミッドナイト・イン・パリ

2010年/スペイン=アメリカ

心に染み入るような、素敵な作品でした。

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uminekoさん

総合★★★★☆ 90

ストーリー ★★★★☆90点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆90点

音楽 ★★★★☆85点

もうちょっとドタバタっぽいコメディかと思いましたが、ちょっとビターな、しみじみといい映画でした。

そうしてみると、邦画にしろ洋画にしろ、泣けるとか笑えるとか、感情の原始に踏み込むような作品が多いんだなって、改めて思う。こんなふうな、ディティールはアバウトだけど(ごめん)、本質から目をそらさないよって作品は、異質だけどこっちが本物だよね。

主人公ギルのあわあわな感じがもどかしくってマル。ヒロインの1人、アドリアナ演じた女優さんもとってもキュートです。ウッディ・アレン監督の手腕なんでしょうか、全体的に落ち着いていて、柔らかい手触りの作品でした。ベタなギャグも許しちゃう。

細かいところはいいんです。現実だって、ファンタジーみたいなものだから。たいしてかわらない。そうでしょ?
 


『ステキな金縛り』 80点

2011-10-30 17:53:05 | goo映画レビュー

ステキな金縛り

2011年/日本

ぽかあんとした気分で見る映画

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uminekoさん

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★☆☆70点

音楽 ★★★★☆75点

まだ公開初めなので、お口チャックなコメントですいません。前作「ザ・マジックアワー」も荒唐無稽でしたが、それにも増して奇想天外なコメディー。深津さんのかわいらしさ、西田さんのお茶目な部分にずいぶん助けられたのではないかな?館内もけっこう笑いに包まれてた。

ラストの場面は三谷マジック炸裂。自分的にはまずまず高い評価です。ただちょっと雑な場面もあったかな。サービス過剰っていうかね。そのあたり、もう少しシンプルでもいいんじゃないかと思う。

設定がはちゃめちゃなだけに、仕掛けはちょっとでいい。だから、なんていうか、素材はいいのにソースが邪魔、みたいなところもあった。そこはちょっと気になる部分。役者さんをほぼ固定するむずかしさも、ちょっと思った。これ、いらないんじゃないの?みたいな場面もわりとあるんですよね。あそこで、間延びしてしまう。もったいない。

でもま、コメディ映画の王道っていえば、そうかもね。ぽかあんとした気分で見る映画。みんなで見にいって、くくって笑いましょう。間抜けな場面さえ笑い飛ばせる、そんな一日になりますように。


『悪人』 85点

2010-09-19 23:23:14 | goo映画レビュー

悪人

2010年/日本

ネタバレ

孤独ではない、皆そうだから

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uminekoさん

総合★★★★☆ 85

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆80点

慈愛と孤独、無垢と欲望の交錯する、素敵な作品でした。そろそろネタばれレビューでもよいと思うんですけど、なんで監督は妻夫木君にこの難役に任せたのか、最後のシーンではっきりわかった。あの表情が欲しかったんだね。それにしても深津さんのおさえた演技がすばらしいです。賞とるのも当然。

個人的には大注目の真島ひかりさんがあんな役になっててちょっとおろおろでしたが、それもまた上手いんですよ。花マルあげたいなー。

愛を知った者だけが。知る哀しみがあるだろう。私たちは、その淵に立っているのにね。当たり前すぎて気づかないんだ。

捕まる瞬間、深津さんに手をかける、妻夫木君のやさしさを思う。彼女を不運な被害者に仕立て、無事に日常に戻れるように。

最後、被害者の父親とニアミスした深津さんが、そのまますれ違ったのがよかった。当たり前だ。善と悪は相容れないし、分かりあう必要もない。

そのリアリティこそを。私は高く評価したいです。


『インセプション』 80点

2010-07-19 10:54:58 | goo映画レビュー

インセプション

2010年/アメリカ

ネタバレ

受け入れ切れるかなあ

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uminekoさん

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆80点

先行上映があったのでちょっとみてきました。これは結構手強い映画ですね。ラストでまっぷたつに分かれそうだなあ。評価が。

ディカプリオが遂行すべき任務とは潜在意識を植え付けること。それをチームで行うんですけど、ディカプリオの潜在意識が邪魔をするって、そゆ理解でいいのかなあ。

ただつながりがね。なぜ主人公は危険な任務に就くのかってとことがよわよわですね。たとえば誰かを人質にとられたとか、自分の名誉回復のためとか、そゆうのあると思うけど、この映画の場合、親権を奪われた子供たちに会うこと、っていうのが、なんとなく拍子抜けしちゃう。本来詐欺師なんですけどね、ディカプリオ。もうちょっと彼や彼の妻のリアルな言動を見せてくれてもよかったかな。

罪の潜在意識が夢の中でさらに物語を紡ぐってとこが、難解さの源泉でしょうね。なにしろ潜在意識だから、シナリオが唐突。でもまあ、しょうがないやって感じ。

ところで渡辺謙はとってもよかった。しゃべりがドコモのCMっぽいとこも、ナチュラルで素敵(笑)。ヒロインの女の子、エレン・ペイジがいいね。彼女がいたからこの映画がリアリティを持てたんじゃないかな。花マルあげたいです。

でもでもやっぱラストだね。ちょっとうなってしまうなあ。自分が演出の側なら、どうだろう。アリだとは思うけどね。というわけでけっこう高得点をつけました。皆さんはどうですか?


『少年メリケンサック』 90点

2009-02-21 03:03:17 | goo映画レビュー

少年メリケンサック

2009年/日本

元気の出る、いい作品でした

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uminekoさん

総合★★★★☆ 90

ストーリー ★★★★☆85点

キャスト ★★★★☆90点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆80点

思っていたより、ずっとずっといい作品でした。宮藤監督の作品は、テレビだとなんとなく作り物っぽいんですけど、たぶん演劇とかで映えるんじゃないかな。そう思う。

宮崎あおいさんがうまかったなあ。変顔とか話題だったけど、そこじゃないんだよね。喜怒哀楽のすき間にあるものを、きちんと表現できている。大河でブレイクもうなずけます。

一番すきなのは、みんなでらららって歌うとこ。あれは最高!

ところどころ、暑苦しい(ごめんね)演出もあるんだけど、うまくはまってますよね。ヤング中年たちのどうしようもないかっこ悪さもマルです。

身体の芯のほうが、じんわりあったかくなる感じ。かなり好きかも。


『20世紀少年-第2章-最後の希望』 60点

2009-02-01 00:34:10 | goo映画レビュー

20世紀少年-第2章-最後の希望

2009年/日本

それはないと思うなあ

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uminekoさん

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ★★☆☆☆40点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★☆☆60点

ビジュアル ★★★☆☆70点

音楽 ★★★☆☆60点

第1章は、あんまり期待せずに行ったんですけど、結構よかったんですよね。配役の妙もあったし。で、初日にいってみたよ。

その分、肩透かしだったなあ。小泉役の女の子はとってもよかった。カンナも自分的には許す。ブルーのジャケットと帽子がとても似合う。

でもね。ミステリーのテイストが全然ないでしょう?それがなー。もっと情報は少なくてもいい。正直、中だるみです。よくある3部作の真ん中(言いすぎ)。

カンナのおせっかいな部分とか、ばっさりだったからなあ。群像劇じゃなくて、カンナの視点から語らせてもよかったんじゃない?感情移入のしにくいつくりだったよね。

コミック愛読者としては、どうにもこうにもというのが結論かな。第3章をみるためのつなぎとしてみておくなら、ま、悪くないかも。

久々にとほほって思った作品でした。やれやれ。