井の頭池を水源として江戸まで引かれた神田上水は、江戸の初めに大久保籐五郎によって設置されたと伝えられる。
上水は、まず小石川目白台下の堰に取り入られてお茶の水に流され、掛樋かけひで神田川に渡し、その先は暗渠で江戸城に入った。
そして一部は、神田、日本橋、両国から永代橋あたりまで供給されたという。
掛樋:懸樋(かけひ)は、用水が川や谷を渡る場合に架けるものであり、水道橋の一種である。
掛樋(かけひ)、掛渡井(かけとい)ともいう。神田上水懸樋が著名である。 @Wikipedia
佐伯泰英 密命巻之二P72