林檎日記

わたしです

燕のいる駅

2005-09-16 20:42:44 | ジャニコン、舞台、イベ
 みてきましたよ。
 「泣けなかった。(泣きたかった)感情移入できなかった(感情移入したかった)」
 舞台だからね、感情移入して、現実離れしたかった。泣きたかった。
 舞台で見るまでのお楽しみと思って、「燕のいる駅」について、何の予備知識もないまま行った私は、開演前に、パンフを見て、ダメージを喰らう。ダメージってかね、ダメージってかね、なんて重いテーマなんだあー。舞台が始まる前から、胸が締め付けられる思いでした。
 時は2085年。ある日突然、知り合いが自殺する、幼馴染が収容所に入れられる、戦争が始まる。「次の戦争は知らないうちに始まる。ある日、狸の形の雲が空に浮かんだら、その下から次々に人が死んでゆく」。かといって、「知らない」じゃ済まされないだろう。突然ではないだろう。
 相葉ちゃんはのんびりしてる駅員さんの役。駅にいるひとの会話から、外国人は追放、純日本人じゃない人は赤バッチ、会社も解雇。「ナチスみたーい」戦争に反対した人は逮捕。「戦時中の日本みた―い」そんな時代背景。隣の駅員さんが娘さんの国際?結婚の事で悩んで自殺、幼馴染は収容所へ、駅にいたお客さんを「お願いです!乗ってください!!!」と『ぱんだ雲(狸雲)』に向かう電車に乗せてしまう、さらに好きな?女の子に買い物を頼み、これまた『ぱんだ雲』の方に向かわせてしまう。 「知らなくて、 俺だけが何にも知らなくて、、、今も知らなくて、、、」   そんな役です。
 自分の責任だろう。何も知らなかったのは、知ろうとしなかったからだろう。表面だけで生きているからだろう。正直そんな人は好きではない。それでもいつもなら、あれだけの悲しみを背負ったら、「この悲しみを背負って生きていくのか、、、。かわいそうに、、、」と、同情するところですが、今回は「どうせ、あんたもすぐ死ぬだろう」(パンダ雲の威力は自転車でいける範囲くらいは及ぶだろう)と、同情する必要もなく、泣けなかったなー。
 何が悲しいって、駅で繰り広げられる会話が平和なのよ。日常なのよ。相葉ちゃんと幼馴染のシーンなんて、バカすぎて楽しいよ。笑えるシーンもいっぱいあったよ。でも、背景を知っているから、なんか、余計悲しいの。笑ってるけど、なんか、自分の中で上滑りなの。  次の戦争って、本当にそんなんかもね。気付いたら始まってるのかもね。
 「何も知らなかったのは、知ろうとしなかったから。自分の責任だろう。」それはきっと私にも当てはまるんだろう。全部を知って、受け止めたり、変えようとしたり、そんな人生はきっとすごく疲れる。、、、でも、自分の責任なのだ。戦争が、ある日突然起こっても。自分が一生懸命生きなかったせいなのだ。いつまでも他人事ではいけないなあ。戦争だけではなくて、高齢者福祉、障害者福祉、災害援助、子育て支援、ああ、やっぱり政治なのね。
 だからやっぱり、9条を変えようとしている自民党が、大勝した今回の選挙は不安要素。将来、「あの時自民党が勝っていなければ」と、後悔する時がこなければいいけれど。
 あぁあー!!まじめに、一生懸命、生きなきゃなー!!!  そんな舞台でしたからね、現実からは離れられんかった。
 最後に、あいばちゃん!おつカレーライス!!いや、まだまだ続くけど。熱演でしたな!すごくよかったよ!!あいばちゃん!!!!よかったよ!私が言うのもおかしいですけど、、、「よくやった!!!!」

その後

2005-09-16 00:02:58 | Weblog
 自分に手紙を書くってむずかしいねー。結局、あの後、3行書いて、「書けねえ!!!」って挫折。ごろんとして本を読む。しかし、手紙が気になって集中できず。寝よう。しかし、これまた、なかなか寝付けず。ごろんごろん。嫌な時間を過ごしてしまった。
 22時。待ちに待った「女系家族」と「電車男」の最終回。電車男はビデオに録って、女系家族をみる。、、、と、お腹がキュルルルルル、、、。この大事な時に、、、。頑張れ私、CMまで。こんなで、ドラマ見ながら、トイレにこもりながら、手紙の方向性を決める。
 23時。VVV6をみながら、さあ、手紙を書こう!、、、と、思ったら、またしても、キュルルルル、、、。ああ、手紙中断だ、ビバビバもビデオだ、、、。そんな困難を乗り越えて、書き終えましたよ、10年後の私への手紙。
 なんと、普通サイズの便箋に1枚!!だって書くことないんだもん。いや、でもいい出来です。手紙の内容に加え、10年後の私には、この手紙を書くにあたって私がすごく苦労したことを思い出して欲しい。ところで、10年後、生きてるよね?生きてないかもなのか?ま、いっか?