店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

池田炭の里

2009年02月23日 | 炭のお話
お茶炭で有名な池田炭の里、大阪府豊能町・兵庫県川西市黒川の妙見山麓へ行ってきました。
一昔前の風情が残る、気持ちのいい里山です。



訪れたIさんの窯場です。
奥の炭窯から2本の煙が立ち昇っています。



見事に焼かれた池田炭。



台場くぬぎとよばれる木。この木は樹齢約3百年とのこと。
7~10年で上の部分を切り、炭にします。上の部分が下の幹に比べて細いのがおわかりでしょうか?上は3年目だそうです。
こうやって木の更新をしながら、里山を守ります。

それにしても300年もの間、切られても切られても芽を出し枝を張る木の生命力には驚かされます。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テレビでしか (のこたん)
2009-02-23 13:36:50
 炭焼きの窯は見たことがないのですが、陶器を焼く釜とは違うのでしょうかしら?
 
 木を育てながら、木を切って炭にするのですね。
 根気のいるお仕事ですよね。

 ご自宅近くのユニークなビル。
 思わず微笑んでしまいました。見てみたいですね~~。
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里山 (hitoha)
2009-02-23 22:25:07
大好きです。こういう風景。
自然の中で「いのち」をつないでいく…とか、
生かされる…ということばが思い浮かびました。

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のこたんさま (scops)
2009-02-23 23:13:50
里山は人の手が入らないと荒れてしまうんですね。こうやって炭を焼いているところは少なくなってしまいましたけど、作業を見ても大変な仕事だなあと思います。

顔のビル、おもしろいでしょ?
30年も前に建ったときはまだ町屋も多かったので、今以上に「斬新」な思いが大きく、とても驚いたことを記憶しています。
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hitohaさま (scops)
2009-02-23 23:16:20
こういう風景が少なくなりました。
里山はまさに人と自然が共生しているとも言えますね。鳥も多かったですよ。
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このクヌギには (fagus06)
2009-02-24 08:16:38
まだ葉が残っていますね。カシワやクヌギは秋冬でも落葉しないのですが、私の近所には落葉するクヌギの巨木があって、老木になると落葉するのかな~と思っていました。
この樹齢300年のクヌギが落葉しないのは、更新した幹の部分が若いからかも知れませんね。
私には興味深いクヌギです。
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炭焼きが (ジョルジュ)
2009-02-24 15:51:15
意外なほどに重労働なのに驚いたのは 数年前です。
そうでなかったら、私もやってみたかったのに。。(笑)。

里山は美しいと思います。
その美しさも 人の手が入らないと維持できないのですね。
荒れ果ててしまうなんて、悲しいけれど、後継者が育つのは 期待できそうにありませんね。

炭というものは ただ束ねてあるだけで 美しいものですね。
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fagus06さま (scops)
2009-02-24 20:28:36
fagus06さんは、きっとクヌギの老木に反応されるだろうなと思っていたら、まさにその通りでした。(笑)

こういう「台場くぬぎ」があちこちにあって、この里山が人とともに暮らしているんだなと言う実感がしました。
いちどお尋ねになったらいいと思いますよ。
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ジョルジュさま (scops)
2009-02-24 20:35:40
私も山の暮らしにあこがれたことがありました。でも、とってもまねできそうにありません。(笑)

ここの地域はまだ後継者もいるようでしばらくは安泰のようですが、日本中で段々とこういう風景がなくなっていくのは寂しいですね。
薪や炭で生計を立てられるところはないといっても過言じゃないですからね・・・。ここは「池田炭」というブランドがあるので特別なのかもしれません。
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こんばんは♪ ()
2009-02-25 18:12:28
炭焼きの匂いがよみがえってきます。煙の色や匂いで釜の穴を閉めるタイミングを計っていたと思います。真っ赤な炭をだして「すばい」(と言っていたけど素灰やろうか?)かけて冷めてから取り出していたのを思い出します。

木はこんな風に下を残してということはなかったように思いますが、山を変えて伐って置けばまた丁度の木が出来ていたと思います。父は専門ではなかったですが、専門に焼いている人は良い木のある山を買ってそのそばに炭窯を作り(代々窯のある山もあった)泊まり込んで炭を焼いていました。
池田炭をクリックしたらなかなか良いこと書いてあると思って見ていたらscopsさんのHPやった(笑)お気に入りに追加と親切に書いてくれちょったき(笑)またあとでゆっくり読ませて貰います。
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風さま (scops)
2009-02-25 21:55:25
風さんのところは備長炭でしたね。炭焼きの香りって独特でいいですね、ちょうど木酢液のような。

このクヌギ炭と備長炭は焼き方がちょっと違います。焼けた炭は出さないで、空気を遮断して消します。いずれにしても、重労働ですよね。

最近は機械が発達してきたので、山の中に小屋を作って・・・ということは、ここではないそうです。昔は、山で炭にすると重さが五分の一になるので、運ぶのが楽だからそうしたのだそうです。

池田炭のリンク、宣伝ですみません。(笑)
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