源氏香を体験

ちょっと書き込む時期が遅れてしまったのですけれど、例の源氏物語の一連の講座で、源氏香を体験しました。

源氏香ってなんぞや？
私もよく説明できないので、まずはこちらの源氏香のページをご覧ください。香を使った遊びの一種です。

今回はもっと簡単に、５つのお香のうち何番目かに１つだけ違う香りが入っているのを宛てるという単純なもの。

志野流香道の先生に、一通りお香の歴史などを講義していただいて、それから香を聞きました。（香はに嗅ぐではなく、聞くといいます）
先着４０人だけということだったのであきらめていたのですが（８０人ほどが参加）、ご好意で聞かせていただきました。


でもＴＯＰの画像のように、お香は小さなもの。
私の番まで来たときには、ほんのかすかな香りしかしませんでした。


それをこんな風に紙に番号を書いて（これも書き方があるそうです）、当てるというもの。なんとも優雅な遊びです。

嗅覚にはちょっと自信があって、見事正解！
でも先生から、嗅覚を競うのではなく、その過程を楽しめばいいとのご説明。確かに・・・




今回の会場は、京都府庁の中の「正庁」と呼ばれる場所で、来賓を迎えるときに使われたという非常に格式の高いお部屋でした。それも相まって、厳かな雰囲気でしたよ。

ただ、冷房は夕方５時までということで、ナシ。
２週間前でしたから、かなり暑かった。３０数度はあったでしょう。
でも、開けた窓から一瞬の静寂の時に聴こえる、まだ鳴き始めた頃の虫の音がいかにも涼しげで・・・。
おかげで気持ちから涼しくなりました。なんでも気の持ちようなんですね。




復元音を説明されているhitohaさん。
ハ行はふぁふぃふふぇふぉ、バ行はばびぶべぼのそれぞれの音のまえにｍをつけて読む、などと教えていただきました。
ほかにもたくさんの読み方があるとのことでしたが、その説明をお聞きしてから復元音の朗読を聞かせていただいたのですが、やっぱり外国語のよう。（笑）


実は今日、第３回目の講座だったのですが用事で行けず・・・
前回のことを思い出しながら書きました。
次回は最終回。必ず都合をつけていきたいです！