緋野晴子の部屋

「たった一つの抱擁」「沙羅と明日香の夏」「青い鳥のロンド」「時鳥たちの宴」のご紹介と、小説書きの独り言を綴っています。

これが著者の幸せ

2022-05-27 15:53:34 | 時鳥たちの宴

先日発売しました緋野晴子の「時鳥たちの宴」に、Amazonレヴューを2件いただきました!😀🥰

 1

面白かった!

古典文学の世界の情緒に触れながら展開される、様々な恋の形。麗しい気体の様な恋と、現実との葛藤。すれ違う男女の魂の疼き。

それらを描いたこの作品は、重すぎも軽すぎもせず、一気に読み通すことが出来、それでいて心に残る作品でした。

また、余談となりますが、この小説の舞台と思われる静岡大学出身の私としては、海の見えるミカン畑の丘など、既視感のある情景が描かれ懐かしく感じました。」

フナムシさん、ありがとうございました。‍🙇‍♀️ 

 

 2

散りばめられた古典文学が魅力的

大学の文学部の平安ゼミナールなる古典文学のゼミナールを舞台に繰り広げられる青春群像劇。

それぞれに素敵な章題がついた17章からなり、そのなかに散りばめられた古典文学がスパイスになり、お話を引き立てていました。

私の好きな和泉式部の歌も登場。さらに結末も私好みで嬉しかった。

最初は毎日一章づつ読むつもりでしたが引き込まれ一気に読み終えてしまいました。」

キノコママさん、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

小説を書いていく中で、一番幸せを感じられるのは、読者さんからレヴューをいただいた時です。

初校を書く過程では、けっこう迷ったり悩んだりすることがあって、霧の中を手探りで進むような苦しみがあります。何度も推敲し、これで良し!と最終稿を仕上げた時には、充実感がありますけれども、公表する段になると、果たして、これが読者さんに受け入れられるどろうか? と、また不安になってくるのです。

それが、レヴューをいただくと、読ませていただくのが、ただ、もう、楽しくてなりません。好評はもちろん嬉しいですが、辛口評でも、そう読まれたのか、ようし、次は! というやる気が湧いて、元気が漲ってきます。

これが、著者の幸せというものでしょうか。

   

   


え!もう発売されていたなんて!

2022-05-21 22:42:41 | 時鳥たちの宴

なんと!「時鳥たちの宴」は、15日にもうAmazonから発売されていました! 目

20日の発売と聞いていましたので、それまで見ていませんでしたが、少し早かったんですね。

(ほんとうは、20日の大安が良かったんですけど……まあ)

では、ちらりと、ご紹介を。ニコニコ

ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人の大海豊から手紙が届きました。

遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の宴」を思い出し、胸が小さく疼きます。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。その、魂を誘うような光の舞いを脳裏に浮かべてうるうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引き込まれていきます。

そこは、大学の浮橋ゼミ。そこに集った若者たちに訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛のゆくえは?

青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説です。

平安時代の風俗や恋愛観の話もあり、古典好きな方はもちろん、古典の苦手な方も大いに楽しんでいただけると思います。

Amazonで販売中です。もう、どなたか買ってくださったようで、ランキングがついていました。ぜひ、お読みになってみてください。

心は文学、文章はやや純文学系ですが、なるべく軽やかに楽しく読んでいただけるよう、エンターテイメント要素を盛り込んで書いてみました。今回もチャレンジです。

本の詳細説明の画面で、ずっと下のほうにある「カスタマーレビューを書く」をクリックし、評価の★をつけていただけますと、たいへん嬉しいです。(多いほど歓迎!……いえ、いえ、正直に。爆  笑

読者さんの評価やお言葉だけが励みですので、レビューもいただけましたら、なお幸せです。

よろしくお願いいたします。🙇‍♀️ 緋野晴子拝

 

     

 

     


八重山めぐり(その2)

2022-05-19 11:36:37 | 空蝉

西表島から由布島へ       

長年の夢だった、西表島のマングローブクルーズができました。植物の逞しさを感じますね。

白鷺が何かついばんでいました。森の中には椰子蟹がいるようです。

 

西表島から由布島へは水牛車で渡りました。ユウセイ君という名の牛さんは力持ちで、14人も乗せた車をノシノシと引いていきます。牛使いのおじさんが、蛇皮線を弾いて島歌を歌ってくれましたが、蛇皮線って、とっても響くんですね!(新鮮な驚き)とってもお上手でした。

     

 

由布島には熱帯植物がいっぱい。暑いので、蝶たちは葉陰にかくれ、水牛車の牛さんたちも水風呂に浸かって休んでいます。

 

潮の満ち始めた浅瀬を、また水牛車に揺られて戻り、夕食にはアグー豚と島野菜のしゃぶしゃぶを、いただきました。島歌のライブも素敵!

     

 

この日も、良い1日でした。
もう、ずっと、旅行していたいなぁ、と思ったりして。

帰ったらまた、小説だな……。

 


ああ、やっと。(涙)

2022-05-08 14:05:52 | 時鳥たちの宴

 

絶大な支援をしてくださっていた出版社の編集長さんが、昨年の五月に亡くなられました。

以来、緋野晴子は出版難民となって、あちら、こちら、漂流しておりましたが、この度、ようやく新作の発表に漕ぎつけることができました。前作からは、早、五年近い歳月が流れています。

理想的な形ではありませんが、それでも、とにかく、亡き編集さんと約束していた小説が出せたことを、しみじみ嬉しく思います。

発売は5月20日ですが、その前に、著者に見本が届きました。

どうか、この本が、出会うべき読者さんたちに出会えますように。

 

 


八重山巡りしました! もう、すっかり夏!(1)

2022-05-02 11:00:54 | 空蝉

連休の1週間前に、八重山4島を巡ってきました。この頃には、コロナ6波も収まるだろうという見込みで予約してあったのですが、7波の真っ只中に飛び込んでいくことに😱……でも、もう、キャンセルはできないから、行くしかない!🤣

というので、完全防備で行って参りました。未だ体調に変化はないので、どうやらセーフだったようですが。😊

少し肌寒い雨のセントレアを発ち、2時間半で石垣空港に降り立つと、そこは30度、もう真夏の世界でありました。😮 みんさ織りの工芸館を見学し、ひょうきんな顔をしたシーサーの写真を撮って、この日はおしまい。

2日目は、竹富島に渡りました。石垣港からフェリーに乗ったのですが、海上保安庁の巡視船が港に5隻、海上に3隻いました。名古屋港でも見ましたが、1隻で、もっと小さな船でした。
ああ、そうか、尖閣諸島は石垣市の一部だったんだ、と改めて気がつきました。この、のどかで美しい海も、守られてこそなんですよね。ご苦労様です。

 

さて、守られている私は無事に竹富島に渡り、まず、星砂で有名な皆治浜で遊んで、星砂5個見つけました。今は少なくなって、5個でも見つけられたら幸運なんですって。

 

それから、島で最も美しいというコンドイビーチをバスの車窓から眺め😮、ああ、ここに何日か滞在して、あのビーチで終日のんびり過ごせたら、と思わず空想してしまった私でした。次回は観光ではなく、滞在型の旅行にしようっと。

 

そして、赤瓦と珊瑚塀でできた沖縄情緒あふれる集落へ。

 

竹富から石垣のホテルに戻り、夕食は町に出て、地元のスーパーで、沖縄らしいものを買って食べてみました。柏餅のような形のお握りとか、島野菜のソテーとか。味付けに何か柑橘類を使っているのか、なかなか変わっていて良かったです。

実は、今回のホテルはビュッフェ形式の朝食内容が売りで、夕食が出たのは一度だけ。あとは、島内の店で自由に食べるというツアーでした。島の実際が分かってgood。
ホテルの朝食は品数も味も素晴らしく、大満足でした。3連泊しましたが、私のお腹の容量では全種の味見はできず、残念。あのスムージー、飲んでみたかったのに。😞
食べ物が出ると、食べることしか頭になくなる私のこと、まして、いろいろ選ぶとなればね。で、例によって写真は無しです。🤣

では、旅の後半は、また、次回に。