緋野晴子の部屋

「たった一つの抱擁」「沙羅と明日香の夏」「青い鳥のロンド」「時鳥たちの宴」のご紹介と、小説書きの独り言を綴っています。

雪の朝のつれづれに

2024-01-27 17:58:10 | 時鳥たちの宴

一昨日、この地方には珍しく雪が降って、朝にはもう、うっすらと積もっていました。そうなると、私は心がふわふわして、何も手につかなくなってしまいます。

窓の外を眺めては、ただ、綺麗だなぁ、と見とれるばかりです。

どうせ長くは降らないのだから、書きかけの小説の世界に入ってしまうのも惜しく、手持無沙汰なままに、ネットで自分の既刊書がどうなったか、ポツポツ検索しておりました。

すると、Amazonでは、2冊残っていた本を誰かが一冊購入してくださったようです。残り1冊になっていました。急に胸の中がポッと温かくなり、買ってくださったのは、どういう方だろう? と、降り積む雪の中に、その姿を想像してしまいました。

そのうちに、ふと、図書館は? と思いつき、愛知県内を調べてみました。

結果、小説「時鳥たちの宴」(緋野晴子著)が所蔵されている館は、以下のとおりでした。

名古屋市立 …… 北、西、東、鶴舞、千種、中村、瑞穂、中川、富田、山田、熱田、徳重。豊橋市立中央、岡崎市立中央、刈谷市中央、安城中央、豊川市中央、新城、蒲郡市立、知立市立。 (計20)

出版からもう2年8か月も経っていますが、そのうち5箇所が貸し出し中でした。

図書館とは、ほんとうに有難いものだと、しみじみ思います。所蔵されている限り、こうして読み継がれる可能性があるのですから。

どんな方が借りてくださったのだろう? 

読み終えて、どんな感想を持たれたろうか?

……楽しい空想が尽きない、雪の朝でした。

 

     

     

      

       これは電子版です。Amazon、kindle、でお求めください。


発売されました! Kindle版「時鳥たちの宴」緋野晴子

2023-11-09 16:21:45 | 時鳥たちの宴

ついに発売です。 💕 kindle版「時鳥たちの宴」緋野晴子 照れ

Amazon本 で、タイトルを検索してください。

紙版の半額 750円です。

 

(内容ご紹介)

ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人である大海豊から便りが届く。遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の夜の宴」を思い出し、胸が小さく疼いた。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。魂を誘うような、その光の舞いを脳裏に浮かべているうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引きこまれていった。

そこは、大学の国文学科の浮橋ゼミ。男女八人のメンバー+教授に訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛の行方は?

青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説。

 

一 大海の便り

二 東風

三 若葉

四 浮橋

五 七日月夜

六 時鳥

七 皐月雨

八 恋歌

九 夏草

十 海辺の月読

十一 月夜茸

十二 萩の庵

十三 風花

十四 明けぐれの雪

十五 如月の梅

十六 それから

十七 蜜柑の丘

 

浮橋教授による平安時代の風俗や恋愛観の話もあり、古典好きはもちろん、古典が苦手な人も、大いに楽しんでいただけると思います。😊

なお、読後に、評価の★をつけてくださいますと、たいへん有難いです。

もちろん、レヴューをいただければ、もう、感謝、感謝です。作者冥利に尽きます。

よろしくお願い申し上げます。🙇‍♀️

 

       

 

 

 


時鳥(ホトトギス)たちの宴

2023-09-26 22:58:07 | 時鳥たちの宴

昨年出版された小説「時鳥たちの宴」(緋野晴子作)は、お蔭様で好評で、紙の本はAmazonに2冊を残すのみとなりました。

この2冊が売れてしまうと、市場から完全に存在が消えてしまいます。それは寂しいということで、このたび、電子書籍化することになりました。価格は紙版の50%、750円+税です。

また、それに伴って、表紙も刷新されます。表紙は読者さんの大きなキャッチポイントですから、表紙が変われば、手を伸ばしてくださる読者さんの層にも変化があるかもしれません。どんな表紙になってくるか、今からドキドキ、楽しみです。

ただ今、制作中。来月半ば頃にはリリースされると思います。

 

     

     


新しい出会い

2023-03-13 21:24:09 | 時鳥たちの宴

このところ、物書きの友が増えています。かつてのブログの友人「夢追い人」さんとの再会もあれば、新しい出会いもありました。「文藝軌道」という同人誌で10年ほど活動されてきた小説家の小田部尚文さんです。「プロポーズアゲイン」「ごじゃっぺ」など単行本も出版されています。(Amazonでご覧ください)

フェイスブックで知り合い、私の「時鳥たちの宴」にご感想をくださいました。

大変に優れた作品だと思います。中世の文学、平安時代の歌を巧みに用い乍ら、現代の若者たちの行動と心理をそこに当てはめていく。面白い試みだと思います。若い人たちの心理を巧みに描き出しています。これだけの作品は国文学を学んだ人にしか書けません。

通常、小説には主人公以外多数の登場者を入れると読者には分かりにくくなり、混乱をきたしますので、出来るだけ登場人物を絞ります。

この作品には浮橋教授以下男女約8名が登場し読み手には多少重荷になりますが、それが一人一人個性豊かに描かれており読者を飽きさせません。

特に浮橋ゼミの中での若者たちのやり取りは生き生と描かれており、読者をまるで学生になった気分にさせてくれます。

P97の「法律のことは分からないけど・・・円満に暮らしていけるんじゃあないかしら」この部分は曖昧性を見事に語っています。そうですよね、曖昧とは人生の潤滑油なんですね。

P194の「三人はそれぞれ・・・・どれもけなげで、すこし哀しい」ここは名文です。この小説は全体的に美しい文章で溢れています。

女性作家が男性を描くと描かれる男たちは女性のように描かれてしまいます。全体の印象は男性が女性のようで少々大人しい印象がしました。それは平安時代を現代風に描くという著者の意図なのかもしれませんが。

216Pから始まる浮橋教授とのやり取りが現実味があって面白い。

男のエゴが良く描かれています。ああいう場面では男は教授のような態度をとるのでしょうね。私も結婚相手ではない女性を妊娠させたら浮橋教授のような行動をするでしょう。男の読者はあそこを読んで「はっ!」とします。良く描かれています。余計なことですが、私には身に覚えはありません。そんなことはどうでもよろしい!ですよね。

とまあ、勝手なことをずらずらとお書きしました。今後の更なるご健闘を祈っています。大変面白い小説でした。

小田部さん、とてもご丁寧に読み込んでいただき、ありがとうございました。

男性の描き方など、いただいたお言葉を今後の創作に生かしていきたいと思います。

 

私も小田部さんの「ごじゃっぺ」を読ませていただき、痛快でしたので、少し、ご紹介します。

茨城弁丸出しで、見た目も冴えず、女性にもてない銀行員が、大活躍して支店を立て直し、ついに恋人を得るお話なんですが、その大活躍の描かれ方がすごい。Amazonの内容紹介欄にもありましたが、まさに快刀乱麻を断つ活躍です。

一方で、恋人と訪れる沖縄の小浜島のハイムルブシのところなどは、この上なくロマンチックに描かれていて素敵です。私もそこに行ってみたくなりました。

全体的に描写がお上手で、それぞれの場面にみな臨場感があり、目の前で見ているような気分にさせられます。こうした点は、脚本に近いものがあるように思いました。銀行の人事とか、融資関係の業務とか、一般預金者には見えない世界が描かれていることにも興味が引かれます。

ある文芸評論家さんは「茨城弁で毒沼を罵倒するシーンはユーモアに富んでおり雷太の真骨頂ともいうべき名シーンである」と述べられたそうですが、確かに、この終盤のヤクザとのやりとりは、快男児「ごじゃっぺ」の本領発揮です。筆が乗っていてリズムが良く、すっかり引き込まれてしまいました。とにかく胸のすく面白さでした。

興味を引かれた方は、ぜひAmazonでお買い求めください。茨城県をはじめ、全国の多くの図書館にも配架されているようです。

私の書く小説とはタイプがまったく異なりますが、創作上、考えさせられることは多々ありました。良き「書き友」を得られたことに感謝したいと思います。そして、驚いたことに、小田部さんは、私の「かがく塾」の師・岳真也先生と大学で同期だったそうです。人の縁とは不思議なものですね。

 


      


一期一会というけれど

2023-02-18 17:43:08 | 時鳥たちの宴

つい先日のことです。ツイッターに思いがけない方から返信をいただきました。目

数年前に閉鎖されてしまったyahooブログのお友達で、ブログの閉鎖とともに音信不通になっていた方です。その頃のブロ友さんたちは、ごく一部の方を除いては、みんなどこかに散らばって行かれ、一期一会だなと思っておりました。

偶然私を見つけて声をかけてくださったのは、夢さんとお呼びしていた「夢追い人」さんです。「セイラさん」と懐かしい呼び名で呼ばれ、当時の空気が一気に蘇ってきました。ご縁のある方とは、また繋がっていくようです。ニコニコ

彼はあれからまた一冊出版し、この三月にもう一冊、新作を出すとのことです。夢を追い続けているんだなぁと、嬉しくなりました。さっそく彼の著書「遍路で辿るもう一つの伊豆」を購入し、Amazonにレビューを書かせていただきました。新作は「伊豆で宇宙の平和を願う」だそうです。

 

夢さんからは、私の「時鳥たちの宴」に次のようなご感想をいただきました。

本書を読んでいると直木賞を受賞した「青春デンデケデンデケ」が思い浮かびました。どちらも青春を題材にしており、読者はまぶしいばかりの青春を羨むが、主人公達はそのような実感はなく、悩み、苦しんでいるのに、どこが眩しいんだ、と主張している部分が共通していると感じました。

作者は、人の心のひだを、文章を使ってキャンバスに描き出そうとする画家を想起させます。しかも右手と左手を交互に使い分けて作品を描いている。

そして、時に、描いている作者自身がその中に登場する。しかし、それは実際の作者ではない。作者は作者にしか分からない方法で作品に登場している。どこに自身の実体験を投影させているのだろう? と、読者が描かれた絵の中に作者の姿を探しているのを、作者が楽しんでいる様子が目に浮かびます。

う~ん、夢さん、なかなか視点が鋭いではありませんか。笑

そうですね、作品は作者の投影ですからね。登場人物の誰かということではなく、あらゆるところに密かに登場している、と私自身も思います。

貴重なご感想を、ありがとうございました。 ショートケーキコーヒー

これを機に、また繋がったご縁を大事にしていきたいと思います。

 

限定販売の「時鳥たちの宴」は、出版社に、あと二十数冊を残すばかりとなりました。興味を持っていただけましたら、ぜひAmazonでお買い求めください。

内容紹介

ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人の大海豊から手紙が届きました。

遥は、大学時代に浮橋邸で催された「平安の宴」を思い出し、胸が小さく疼きます。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。その、魂を誘うような光の舞いを脳裏に浮かべてうるうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引き込まれていきます。

そこは、国文学科の浮橋ゼミ。そこに集った若者たちに訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛のゆくえは?

青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説です。

 

       

       


ささやかなお年玉をもらってくださる方募集

2023-01-06 19:12:48 | 時鳥たちの宴

明けましておめでとうございます! 晴れ

実は、母が12月の始めに軽く骨折しまして、年末に退院したばかり。今年、初めて、介護というものの大変さを経験している私です。ともあれ、大事には至らず、まずまず平穏で、ありがたい年明けとなりました。

その感謝の気持ちをこめて、どなたかに、ささやか~~なお年玉をお贈りしたいと思います。受け取ってくださる方があれば、今年はきっと良いことがあるような気がしています。

 

さて、お年玉とは・・・

昨年の五月に出版しました、緋野晴子の小説「時鳥たちの宴」です。笑

お蔭様で、Amazonではあと2冊、出版社にも20~30冊しか残っていない状況となりました。私(作者)の手元には、まだ数冊残っています。その数冊を、このまま手元に置いて眠らせておくより、有名作家以外の人の小説も発掘してみたい、と思っておられる方に、ぜひ読んでみていただきたいのです。

「Amazon本」に掲載されているカスタマーレヴューも、ぜひご参照ください。

 

無料(送料込み)で送らせていただきますので、興味のある方は、コメントでお声をかけてください。ご感想の要求などは、いっさい致しません。ただ読んでいただければ嬉しいです。

(無料ということに抵抗のある方は、Amazonのカスタマーレヴュー欄にある評価の★を、正直にポチっと押していただければ、作者は大いに喜びます。爆  笑

ほんの数冊しかありませんので、お申し出順とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。コーヒー

 

【内容紹介】

ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人の大海豊から手紙が届きました。

遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の宴」を思い出し、胸が小さく疼きます。

あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。

その、魂を誘うような光の舞いを脳裏に浮かべてうるうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引き込まれていきます。

そこは、大学の浮橋ゼミ。

そこに集った若者たちに訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛のゆくえは?

青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説です。

平安時代の風俗や恋愛観も垣間見え、古典好きな方はもちろん、古典の苦手な方も大いに楽しんでいただけると思います。


嬉しいお便り

2022-09-18 16:57:29 | 時鳥たちの宴

大学時代の学友から便りが届きました。私の新作を読んでくれたとのことです。ご感想はAmazonのレヴューだけでなく、これまでも、いろいろな形でいただいていましたが、手紙でいただくというのは、その方の近況もよく分かって、また別の嬉しさがあるものです。

せっかく褒めていただいたので(笑)、感想部分のみを抜粋してご紹介させていただきます。

 

遅ればせながら、「時鳥たちの宴」の感想をお送りします。

まず、丁寧な描写が印象的でした。

大学3年の1年間が、季節の移ろいとうまく関連させて描かれていると思いました。抑制的でありながら、心の様を言葉で表現し尽そうとする姿勢に、「あなたは真面目ですか」と問われているような気がしました。理知的に、真面目に、愛と恋を描いた小説に、大変好感を持ちました。

2006年10月16日の京都新聞の文化欄に、精神分析学者の立木康介氏が、「社会を覆う『デビリテ』」と題してーー私たちは今日、”本来なら心の中にしまっておくべきことを語ること” をもてはやす文化のなかに身をおいているのではないか。ーーという言葉から始まるコラムを書いていました。印象的だったので切り抜いておきましたが、言うまでもなくその傾向は強まるばかり。でもやはり、心は大切なものをしまっておくべき場所のはず。

作品冒頭の、「それはもう、ずっと昔、インターネットも携帯電話もなく、誰もが、あらゆるものに直に触れて、辺りに漂う幽かなものを五官に感じながら暮らしていた時代のこと」という、お伽話を語るような文に、現代への批評を感じました。

我々の学生時代を背景に描かれているのには驚きました。描写のあちこちに当時の香りを感じました。大学紛争の名残は寮ではまだ色濃く、悩み多い毎日の中で、一番疎かにしていたのは学問だったと思います。懐かしさは後悔や辛さとセットです。過去を丁寧に思い出す作業は、自らの痛みと対峙することでもあります。強靭な精神をもっていらっしゃるからこそ、小説家になれるのですね。

作品の感想というよりも、私自身の話が多くなってしまいました。しかし、私にとっては、自身との対話を強いられた作品であったということです。

緋野さんのご活躍を、滋賀の地から応援しています。   K.A

 

私は強靭な精神など持ってはいません。ただ、自分の人生で出会った課題に、自分なりの答えを出したくて、書き続け、考え続けているだけです。ともあれ、K.Aさんのお便りには多々、励まされました。

また、本を読んで感想を書くということは、読む人が、自分自身を書くということでもある、という思いを強くしました。K.Aさんだけでなく、これまで多くの方々に、いろいろな視点からのご感想をいただきましたが、それらのご感想を読ませていただくことで、私は読者さん、ひとり、ひとりに、出会えた気がしています。

「ああ、この方は、そこに、そのように感じられたのか」と、その方独自の視線を感じることは、私にとって新鮮であり、喜びでした。

K.Aさん、それから、ご感想をくださった他の皆様にも、心から感謝しています。 ありがとうございました。

 

      

 

      

 

 

 

 


残り7点!……読者さんに感謝 ❣

2022-08-22 09:48:21 | 時鳥たちの宴

りんごちゃん から「時鳥たちの宴」(静岡が舞台の小説です)にレヴューをいただいていましたので、💕ご紹介させていただきます。

 

「 恋愛の本質に迫ろうとする青春群像」(Amazon)

「作中に描かれていた登場人物の描写や背景に、懐かしさを覚えました。各章のタイトルにも趣があり、たびたび登場する短歌も物語の進行に効果的だと思いました。

タイトルの「時鳥たちの宴」はこの小説の内容に実にピッタリとはまりますね。作中の七日月夜の宴では、平安の幻想的な美しさ、神秘さ、妖艶さが伝わってきました。あの場所に自分も身を置いてみたいと思ったほどです。

恋愛における愛を、真摯に求めていく主人公たちに爽やかな風を感じました。蜜柑の香りと共に。」

 

りんごちゃん、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

夏休みの喧騒が終わって、久しぶりにAmazonを覗いてみましたら、……え!! 😲

まだ、ずいぶん売れ残っているのでは? と思っていたのですが、「残り7点」と表示されていました。残り7点……案内状は80枚くらいしか出せず、あとは、FBと、ツイッターと、ブログでのご紹介だけだったのに、よく売れたなぁと驚きました。

私の把握できていないところで、多くの方が読んでくださっていたのだと思うと、静かな感動がこみ上げてきます。

きっと、お寄せいただいたレヴューの効果でしょう。しみじみ有難く、レヴューをくださった方にも、読んでくださった方にも、お一人、お一人に、お礼を言いたい気持ちです。

ほんとうに、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

Amazonからだけの出版は、あまりに間口が狭く、失敗だったかな? と思い始めていましたが、皆さまのお蔭で、今回の試みは、なんとか成功したようです。

 

   


気分を変えてください。また、また、レヴューをいただきました。

2022-07-09 21:31:18 | 時鳥たちの宴

日本中が身勝手なテロに驚愕し、憤り、功罪交々あれども、日本国のために誠心誠意、尽力してこられた政治家の訃報を悲しんでいます。私も、衷心よりお悔やみ申し上げます。

けれども、あまり、そのニュースばかり見続け、気を滅入いらせてしまうのは良くない、とも思います。(私自身が、なんだか気が沈んできまして……)

私たちはショックを乗り越えて、前に進まなくてはなりません。日本社会と、日本人一人一人の生活が少しでも向上するよう、まず選挙に行き、それぞれの場所で、しっかりと日々の努力を重ねなければならないと思います。それが、故人の願いでもあるはずです。こんな時だからこそ、敢えて、少し気分を変えましょう。

 

拙書「時鳥たちの宴」に、また、また、レヴューをいただきました。Amazonにいただいたものですが、こちらに転載させていただきます。

上質な青春ストーリー

読んだ後、懐かしさと、羨望のようなものを感じました。
私自身は、小説のなかの青春とはかなり違う境遇でしたので、
こういう青春もあるのかと、嫉妬にも似た感情が……(少しだけですが 笑)。
しかし、誰かを好きになることは、その人の容貌や性格だけではなく、
季節、時間、場所、すべての要素を受けとめる感性なのかと、
この物語は気づかせてくれます。
地方を舞台として、少し古風な青年たちの青春劇は、懐かしくもあり、
蜜柑のような甘酸っぱさを十分に味わうことができます。
そういう意味で、上質なエンターテイメントと言えるでしょう。」

松本昇 さん、ありがとうございました。ニコニコ 元気が出ます。Amazonには、他の読者さんたちのレヴューもあります。ご覧になっていただけましたら幸いです。

     

     

 


私だけの『雨の季節』

2022-06-15 21:28:51 | 時鳥たちの宴

紫陽花の青と、沙羅の白が美しい。雨の季節がやってきました。

本から顔を上げると、静かな雨音……梅雨は読書にいい季節ですね。

誰かが書いていました。人はそれぞれ、自分の中に、自分だけの雨を持っていると。私にも、私だけの雨があります。たぶん、その原風景があるから、私は雨が好きなのでしょう。雨に包まれたこの世界を、いつまでも、ぼうっと眺めていたくなります。

でも、現身の私は、実はそんなに呑気にしてもいられません。このところ、家族のことで慌ただしくて、つい、Amazonのチェックを忘れ、新刊『時鳥たちの宴』にいただいていたレビューを見落としていました。自分自身の大切なことなのに……。

akiさん、もみじさん、ごめんなさいね。😅

 

「平安の風

思い込みや勘違いを繰り返しながら揺れ動く若者達の心情が景色と共に丁寧に描かれています。

長い時を経てやっとたどり着いた場所…主人公が自分の本当の気持ちに気づいていくくだりが素敵でした。

一味違う恋愛という意味がわかったような気がします。遥か平安の風を感じる爽やかな作品です。

あと、他の方も書かれていますが、主人公がタイトルごとに入れ替わるのが面白いなと思いました」

aki さん、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

「人生は選択の連続

平安恋歌とシンクロしながらノスタルジックな雰囲気を感じさせる青春群像小説に仕上がっています。

恋と愛の境界線は時代を超えたテーマ。

人生は選択の連続です。読後は主人公の20年後に思いを巡らせています」

もみじ さん、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

ああ、ほんとうに、ありがたいなぁ。

小説は私の分身。読者さんからいただくレビューは、私の宝物です。

この雨の季節に、緋野の小説は、ひとり歩きを始めたようです。

 

 

 

 

 


思いがけない応援

2022-06-05 22:18:48 | 時鳥たちの宴

思いがけないお申し出を受けました。

拙書「沙羅と明日香の夏」の舞台となりました奥三河の湯谷温泉にある宿「湯の風HAZU」さんが、緋野晴子の新作「時鳥たちの宴」を売店に置いてくださることになりました。

皆さま、あの忌野清志郎さんが愛した湯谷の、美しい板敷き川や、渓谷美を眺めながら、マイナスイオンいっぱいの空気を吸って、温泉に浸かったあとは、お部屋やテラスで緋野の小説など読んでいただくというのは、いかがでしょうか。ウインクコーヒー

湯の風HAZUさん、ありがとうございました。

www.hazu.co.jp/hazu/

奥三河・湯谷温泉 湯の風 HAZU 公式サイト | 四季の眺めと露天風呂の宿

 

     


また、レヴューをいただきました!

2022-06-01 10:50:48 | 時鳥たちの宴

「時鳥たちの宴」に、また、レヴューをいただきました!🥰

そらまめ さんからです。

 

読み終えて

 主役2人(男女)が小節ごとに入れ替わり、主観を述べる構成がとてもおもしろいです。

登場人物は同じような日常を繰り返しているけれど、読んでいてくどさは感じずサラサラと読み進められました。

そして最終章は涙が止まらず鼻水も止まらず困りました。笑

若かりし頃の自分と重なり、終始物語に引き込まれていきました。

 

そらまめさん、ありがとうございました。🙇

 

この頃、Amazonを見るのが楽しみになってしまいました。

そらまめさんは、フェイスブックの方のような気がするのですが・・・。

レヴューをくださる方にお願いします。

「そらまめは、私だよ」というふうに、こっそり教えていただけると有難いです。

今回の販売はAmazonからのみですので、ブログか、フェイスブックか、ツイッターか、案内葉書を送った方か、いずれかで私の出版を知ってくださった方しかありません。

どなたがレヴューをくださったのか、知りたいですので、ぜひ、一声おかけください。よろしくお願いします。

もっとも、酷評したので知られたくない、という場合は、結構ですけれど……。😅

でも、本当のところ、辛口評は、著者にとってとても有難いものなんですよ。評価の★も、どうか、正直なところをお願いいたします。

 

     


これが著者の幸せ

2022-05-27 15:53:34 | 時鳥たちの宴

先日発売しました緋野晴子の「時鳥たちの宴」に、Amazonレヴューを2件いただきました!😀🥰

 1

面白かった!

古典文学の世界の情緒に触れながら展開される、様々な恋の形。麗しい気体の様な恋と、現実との葛藤。すれ違う男女の魂の疼き。

それらを描いたこの作品は、重すぎも軽すぎもせず、一気に読み通すことが出来、それでいて心に残る作品でした。

また、余談となりますが、この小説の舞台と思われる静岡大学出身の私としては、海の見えるミカン畑の丘など、既視感のある情景が描かれ懐かしく感じました。」

フナムシさん、ありがとうございました。‍🙇‍♀️ 

 

 2

散りばめられた古典文学が魅力的

大学の文学部の平安ゼミナールなる古典文学のゼミナールを舞台に繰り広げられる青春群像劇。

それぞれに素敵な章題がついた17章からなり、そのなかに散りばめられた古典文学がスパイスになり、お話を引き立てていました。

私の好きな和泉式部の歌も登場。さらに結末も私好みで嬉しかった。

最初は毎日一章づつ読むつもりでしたが引き込まれ一気に読み終えてしまいました。」

キノコママさん、ありがとうございました。🙇‍♀️

 

小説を書いていく中で、一番幸せを感じられるのは、読者さんからレヴューをいただいた時です。

初校を書く過程では、けっこう迷ったり悩んだりすることがあって、霧の中を手探りで進むような苦しみがあります。何度も推敲し、これで良し!と最終稿を仕上げた時には、充実感がありますけれども、公表する段になると、果たして、これが読者さんに受け入れられるどろうか? と、また不安になってくるのです。

それが、レヴューをいただくと、読ませていただくのが、ただ、もう、楽しくてなりません。好評はもちろん嬉しいですが、辛口評でも、そう読まれたのか、ようし、次は! というやる気が湧いて、元気が漲ってきます。

これが、著者の幸せというものでしょうか。

   

   


え!もう発売されていたなんて!

2022-05-21 22:42:41 | 時鳥たちの宴

なんと!「時鳥たちの宴」は、15日にもうAmazonから発売されていました! 目

20日の発売と聞いていましたので、それまで見ていませんでしたが、少し早かったんですね。

(ほんとうは、20日の大安が良かったんですけど……まあ)

では、ちらりと、ご紹介を。ニコニコ

ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人の大海豊から手紙が届きました。

遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の宴」を思い出し、胸が小さく疼きます。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。その、魂を誘うような光の舞いを脳裏に浮かべてうるうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引き込まれていきます。

そこは、大学の浮橋ゼミ。そこに集った若者たちに訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛のゆくえは?

青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説です。

平安時代の風俗や恋愛観の話もあり、古典好きな方はもちろん、古典の苦手な方も大いに楽しんでいただけると思います。

Amazonで販売中です。もう、どなたか買ってくださったようで、ランキングがついていました。ぜひ、お読みになってみてください。

心は文学、文章はやや純文学系ですが、なるべく軽やかに楽しく読んでいただけるよう、エンターテイメント要素を盛り込んで書いてみました。今回もチャレンジです。

本の詳細説明の画面で、ずっと下のほうにある「カスタマーレビューを書く」をクリックし、評価の★をつけていただけますと、たいへん嬉しいです。(多いほど歓迎!……いえ、いえ、正直に。爆  笑

読者さんの評価やお言葉だけが励みですので、レビューもいただけましたら、なお幸せです。

よろしくお願いいたします。🙇‍♀️ 緋野晴子拝