風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

2505)ラジオからこんにちは(大震災から72ヶ月)

2017年03月11日 | 東日本大震災
 本日は東日本大震災から6年(72ヶ月)という節目になります。3月に入りメディアがこの話題に触れる機会も増えてきましたが、今年は土曜日ということもあってか、奉公先全体での訓練は行なわれません。今の奉公先である千葉県も津波や液状化で大きな被害を受けているのですが、みなさん忙しいこともあって「6年だねぇ」という話題は出てきません。当の私もそちら側の1人となっています。

 ところで、岩手の地元紙に「ラジオからこんにちは」という「週替わりでラジオのアナウンサー・パーソナリティーがとっておきのエピソードや日々の感慨をつづる」連載が続いています。連載自体は東日本大震災と関係ないのですが、3月5日の回は地元AM局のアナウンサーが東日本大震災発生直後からの数日間を振り返っていました。

 過度な感情の挿入も無く「淡々と」に近いその筆の進め方は、却ってそこに書かれた言葉の重みを増していました。高層ビルの最上階で大きく揺られ帰宅困難者にもなったとはいえ、電気も止まらず暖かい建物の中で震災後も過ごした身は、黙って活字を追うしかありませんでした。

 その文末は「リスナーと笑顔を共有できる日常に感謝し、今日もマイクに向かう。災害は繰り返し襲うことを肝に銘じながら」と結ばれていました。「災害が二度と起きないことを願いながら」でなく、「災害が再び来る」前提での筆の置き方が印象に残りました。

 本日はこの話題に絡めて、震災以降我が通勤カバンに欠かさず入れてある「ラジオ」です。当店でお披露目するのは3度目です。

 1回目(2011/7/11)・・・1012)RADIO(大震災から4ヶ月)
 2回目(2015/9/11)・・・2139)RADIOは今も(大震災から54ヶ月)

 2回目の登場から1年半。傷はさらに増えた気がします。叩かないといけない事もありますが、「災害時の情報ツールとして使う」前提で、これからも持ち歩くことでしょう。



 と書きつつ、先週行ったホームセンターで、買い替えを考えた自分がいたのもまた事実です。

にほんブログ村 ←岩手の情報はコチラ♪


2016/03/11の一品・・・2250)あの日からの風景(大震災から60ヶ月-宮古市宮古湾-)
2015/03/11の一品・・・2038)もうひとつの救出 (大震災から48ヶ月)
2014/03/11の一品・・・1805)大日如来像(大震災から36ヶ月)
2013/03/11の一品・・・1594)それぞれの2周年(大震災から24ヶ月)
2012/03/11の一品・・・1256)14時46分+α(大震災から12ヶ月)
2011/03/11の一品・・・904)私的岩手通史の旅 第76回(前九年合戦 第21幕)
2010/03/11の一品・・・669)岩手散歩 県道1号冬景色(西和賀町 雪あかり)
2009/03/11の一品・・・お休みでした
2008/03/11の一品・・・204)栃木散歩 日光市(金精峠と金精道路)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2504)岩手彷徨 一関市(一関... | トップ | 2506)栃木彷徨 宇都宮市(羽... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東日本大震災」カテゴリの最新記事