1594）それぞれの２周年（大震災から24ヶ月）

　毎日退勤時の汽車の中で様々な携帯サイトを閲覧していますが、東日本大震災以降の私に新たに加わった閲覧サイトに「地震情報」があります。サイトを見ると24時間以上地震が発生しなかったということはほとんど無く、日本は常に揺れているのだと感じさせられます。

　このサイトを日々閲覧するきっかけとなった東日本大震災から、本日で２年が経ちました。先週末からメディアの報道はピークを迎え、あちこちで慰霊式や追悼式が催されることでしょう。

　一方で昨年と異なり今年の３月11日は平日です。直接被災した方とそうでない人々ではその時の過ごし方に差が出てくることも事実でしょう。ある会社では半旗を掲げ、14時46分に可能な限り職場で黙祷を奉げることを指示しているそうですし、知人のひとりは「会社で統一した黙祷は無いけれど、個人的に黙祷を奉げたい」と話していました。

　私の奉公先では亡くなった従業員がいなかったこともあり、黙祷するという話もありません。かくいう私も直接被災していない身です。暖簾を上げている今は意識していても、実際は14時46分に気づかずに過ごしてしまうのかもしれません。


（旭市飯岡地区に建てられた慰霊碑　－旭市横根 2013/03/03－）

　昨年の政府主催の追悼式で、時の首相は「復興を通じた日本の再生という歴史的な使命を果たす」と言いましたが、使命を果たすことなく表舞台から消えました。本日の追悼式で、時の勢いに乗っている首相からどのような言葉が語られるのでしょうか。


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