752) 私的岩手通史の旅 第31回

　昨日の県都盛岡は涼しい１日でしたが、参院選立候補者の街宣車が路地に入ってきて大声で連呼していました。明日で６年間の人生が決まるのですから必死なのでしょう。

第31回　東北38年戦争 18（奥州市江刺区　巣伏古戦場碑）

　前回に続き、巣伏の戦いにまつわる風景でございます。前回ご覧いただいた四丑橋を水沢市街から東に向かって渡ると奥州市水沢区から奥州市江刺区に入り、その先の進行方向左手に墓石群があります。墓石に囲まれて見落としそうですが、その中に周囲の墓石よりひと回り大きい石碑が建っています。

　石碑には「大墓公阿弖流為等　巣伏古戦場」と刻まれており、この一帯が巣伏の戦いの跡であったと示しています。位置的には羽黒山（東山）より北になり、前後をエミシ軍に挟まれた朝廷軍が慌てふためき、北上川に向かって逃げた場所なのでしょう。


（古戦場を示す石碑　－奥州市江刺区愛宕（おだき） 2010/02/13－）

　こちらとしては他意は無く古戦場の石碑にカメラを向けているのですが、はたから見れば墓石群にカメラを向けている一風変わった人に見えたかもしれません。
　
古戦場碑はこの辺です。



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