絆の法則

澤谷 鑛

人生は“苦”である

2010-07-09 | Weblog
栗A太

人生を一言で云うと
“苦”なんですね。

生きるためには、やるべきことが山ほどあります。
「衣食住の確保」
これをクリアしなければ、この社会では生きていけません。
“苦”がベースになっている。
それが人生です。

“苦”から逃げたい自我の本音は、
生きたくないよ~~ 死にたくないよ~~
なんですね。

で、私たちは、この旅で何をやっているのか……
それは「生きることを忘れる」ことです。
食べているときに、食べたいとか、食べたくないなんて
思いませんよね。
生きているのに、生きたいとか、死にたくないなんて
そもそもおかしな話なんですね。

そのおかしなことを平気でやるのが
「自我」というやつなんです。

生という時 
生よりほかにものはなく
滅という時
滅のほかにものはなし

この道元の言葉にあるように
「そのときには、それしかない」
これが「真理」です。

とんでもなく“当たり前”のことなんですが
なぜか、人間はこの当たり前がわからなくなってしまった。
仏教の言葉で、これを「無明」といいます。

ぐわあ~ 暗いよ~ 灯りをくれ~!!

で、なんとかしようとするんですね。
生きているのに、どう生きようとか、死にたくないとか
余計なことを考えちゃうわけです。
苦に、苦をトッピングして、苦しんでいるんですね。

「生きることを忘れる」
「忘れる」も何も、
そんな面倒なことを考えて生きているのは、人間様だけです。

風が吹けば、揺れる
雨が降れば、濡れる
日が差せば、乾く
その時が来れば、滅する

人間以外は、“そのまんま”です。
“生”そのもの、生の丸出しです。
人生が苦であるならば、“苦そのもの”になる。
そうすれば「苦しみ」はありません。

風よ、吹くな
雨よ、降るな
日よ、差すな
その時が来るな
とやっちゃうから、苦しいわけです。

灯りは必要ありません。
最初から、どこにも暗闇などないからです。
逃げない、考えない
今と“ひとつ”になってみる。
そうすれば、真昼間に、懐中電灯を探していたことに
気づくはずですよ。

いつもありがとうございます。
感謝!<(_ _)>

 
 

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自ずから気づく (谷川和英)
2010-07-09 05:19:22
>「そのときには、それしかない」

なるほどその通りだと感じました。

>苦に、苦をトッピングして、苦しんでいるんですね。

それに気づくため、「しあわせな人生の実現」をサポートする、澤谷先生のカウンセリングやセミナーもあるのでしょうね。

>真昼間に、懐中電灯を探していたことに 気づく

きっと、指摘されるのではなく、自ずから気づくということが大切なのでしょうね。
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素敵な日記ですね (やな(^-^)v)
2010-07-09 05:25:06
素敵な日記ですね

作家でらっしゃるんですものね☆

私も作家を目指しているんですが、

今回レベルの違いを 見せ付けられて

私なんてまだまだだと分かりました☆

お名前を 書きたかったんですが 難しい漢字だったので 変換できませんでした(笑)

申し訳ありません(>_<)
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解放 (タケゴコロ)
2010-07-09 05:38:08
「苦」となされる人生を、心を練り上げ - 解放 - する。

そして「苦」を転じて「歓喜」を念い描き、向上して行く事こそ真の人生 … と思いました。

感謝合掌。
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恕(じょ)のこころを深めるべく (澤谷 鑛)
2010-07-09 06:17:01
やな(^-^)vさん。

おはようございます。
澤谷 鑛(さわたに こう)です(笑)。

「人生は“苦”である」は、澤谷 鑛 が書いたものではありません。
栗A太さんの文章です。私のところに転載させていただきました。

私も週1回くらいの割合で書きますが、多くの方々のすばらしい文章を掲載させていただき、恕(じょ)のこころを深めるべく、学ばせていただいています。

作家をめざしておられるのですね。私のもとで1年1ヶ月かけて学ぶ「しあわせな人生の実現をサポートする人材養成講座」というのをやっています。是非、ご参加をご検討下さい。但し、来年3月から4期生として、ということになりますが。

 ○ホームページ
 http://www.kou-sawatani.com/
 ○絆の法則 澤谷 鑛 オフィシャルブログ
 http://kizunanohousoku.blog34.fc2.com/
 ○ブログ「絆の法則」
 http://blog.goo.ne.jp/sawatani77/
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今を受け入れる勇気 (今井 良)
2010-07-09 08:45:05
とてもいいお話ありがとうございます。

でもやっぱり今を受け入れるには勇気がいるんですねぇ。

どうしたら、そのようなお心になれるのか?

まだまだ修行がたりないのでしょう・・・

学ぶだけではなく、実際に体感しないとなかなか自分のものにならないのだろうと思います。

どう、実践すればよいのか・・

ここを探す必要があるようです。

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おっしゃる通り (秋さくら)
2010-07-09 14:18:27
>生きているのに、生きたいとか、死にたくないなんて
>そもそもおかしな話なんですね。

そうなんですよね。
いつも、他の(人間以外の)命を見ると、そのシンプルさに圧倒されます。
そして限りなく羨ましくなります(^_^;)
これも『自我』の罠なのですが。

生きることそのものになる。
自分を溶かし込む。
そう在りたいですね。

ありがとうございました。
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自然 (岩下健司)
2010-07-09 19:32:11
あるがまま、
なすがまま、
自然に添い、
その摂理に従って。
無駄な力を入れたり無駄な抵抗をしてみたり…を避けなければ。

返信する
ありがとうございます! (栗A太)
2010-07-10 07:44:46
おはようございます。

栗A太こと人生上昇塾の安達です。

澤谷先生のマイミクです(笑)

この度は、ブログに取り上げていただき恐縮です。


コメントいただいたみなさん、ありがとうございます。


谷川さん

>指摘されるのではなく、自ずから気づくということが大切なのでしょうね。

同感です。

指摘されると観念になることがありますけど

気づくと観念から解放されます。



やな(^-^)v さん

ありがとうございます。

作家がんばってください。

私は作家ではありませんが、イベント屋だったので

台本を書きまくっていました。

作ろうとしないで、話しかけるように自分の言葉で

書くといいかもしれませんよ。




秋さくらさん

> 他の(人間以外の)命を見ると、そのシンプルさに圧倒されます。

ほんとそうですよね!

人間が疲れると、自然を求めるのは

“あるがまま”を思い出すためかもしれませんね。




今井 良さん

こちらこそありがとうございます。

> でもやっぱり今を受け入れるには勇気がいるんですねぇ。

そうですね。

前後裁断、今には何もありません。

これを自我は、恐怖に感じます。

積み上げてきたものがないなんて、とても受け入れられない

というわけです。

でも、“今”はとんでもなくリアルな世界です。

何も足りないということがありません。

ぜひちょっとだけ勇気を出して、体感してみてください。




岩下健司さん

> 無駄な力を入れたり無駄な抵抗をしてみたり…を避けなければ。

まったくその通りだと思います。

今をどうにかしようとするのを「諦める」

ちょっと勇気がいることですが

実際に諦めて、受け入れてみると、どうにかしようとすること

それ自体が問題を創っていたということがわかります。
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非常な恐怖を感じます。 (さくらみるく)
2010-07-10 15:45:53
苦はあって当たり前だと認識を変えるのですね。。。
苦が無くて当たり前だと思うから、苦にぶつかって嘆いたり慌てたりする。
そしてそれは、「生きることを忘れよう」とすることであり
生きているのに、どう生きようとか、死にたくないとか、余計なことを考えて、苦に、苦をトッピングして苦しんでいることなのであり、どちらも我の仕業なのですね。

人生が苦であるならば、“苦そのもの”になれば「苦しみ」はなくなるのであり、 それこそが、自然界で人間以外はみんな出来ている“そのまんま”。“生”そのもであり、「生の丸出し」なのですね。

昨日ここまでコメントを書いてから、一言も書き足すことが出来ず、ただもんもんと対峙していますが、やっぱりコメントできません。諦めて、「この恐れを一体どのように乗り越えたらよいのか見当もつかない」ということをコメントにします。
非常な恐怖があります。何を、なぜ、どのように恐れているのか、自分と向き合います。今対峙すべきことを、早くも遅くも無いペストタイミングで与えられたのだと思います。

ありがとうございました。
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大悟を得る (もりりん)
2010-07-11 23:07:05
栗A太さんの『人生は苦である』を拝見していて
またコメントに対するコメントを読ませて頂き、
ひょっとして栗A太さんは大悟を得るというような
経験がおありなのではないかな?・・・と、思いました。

頭では理解できる気がするのですが、
そのような経験のない私でも腑に落とすことができるでしょうか?

でも・・・できるものなら、そうだったのか!?と
今をシンプルに生きていきたいので・・・
逃げない、考えい、今とひとつになってみる、を
意識してみます。

素敵なお話をありがとうございました。
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