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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
Depuis 2005/05/19

ビューティフル・マインドほか

2005年09月03日 17時03分47秒 | Movie
舌足らずな映画評。

8/29(MON)
家で前見たいと思った『タイタンAE』(2000年)のDVDを見る。アメリカ産SFアニメだが、やはりディズニー的な絵があまり気に食わない。っていうか基本的にアメリカのアニメは好きになれない。そりゃ『イノセンス』とか『アップルシード』の後に見るのが悪いのかもしれないが、ストーリーも設定もそんなに洗練されていない。CGも日本の方がレベルが高い。結局全てにおいて期待したほどではなかった。エンディングの馬鹿っぽさにちょっと笑った。本筋には関係ないが水素の木っていうアイデアは面白かった。

8/30(TUE)
友人と琵琶湖の方にサイクリングに行く予定だったが、雨が降ったので予定変更して『エピソード3』を見に行く。まぁまぁ特撮とかCGとか見る分には充分楽しめたけど、あんなオマケみたいなロマンス(?)とか正直いらね。。。と思った。それでもストーリーは割と複雑そうだし、人を魅了する映画であるのは間違いない。僕なんかは一旦ハマりだすと止まらないかもしれない。もうちょっと勉強してから見たらもっと面白かっただろう、と反省。ジョージ・ルーカスはキャンベルとかいう人の神話学をヒントにアメリカに神話を与えたのだというが、それにしても神話という表現は大げさかな。キャンベルの著作も少し読んでみようかなー。
まぁついにこれで終わったのか・・・と思うが、あまり感傷はないです。SWファンの人すみません。

9/1(THU)
『ビューティフル・マインド』(2001年)のDVDを見る。あくまで僕の主観でいうとこれは面白かった。本当のところをいえばもうちょっとひっくり返ったオチがつくことを期待していたが、これは実話をもとにしているんだから限界がある。見た人は結構多いと思うが、ゲーム理論の開拓者で1994年ノーベル経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュの人生を描いた映画である。最初レビューを見てスリラーとか政治学的な要素が混ざってくるのかなと思ったら、実はドラマの方が大きい。哲学的にも深く考えさせる点がある。別にゲーム理論にも経済学にも大して興味はないが、とにかくこれは見て損はないと思う。最後の授賞式のシーンはグッときた。あまり多くないアカデミックな映画(といってもやはり客層広げるために専門的な話はそれほど出てこないが)で、夏バテ中の脳ミソには多少の刺激になる。もっとこういう映画がいっぱいあればいいのになぁ。あまり知らないので誰か紹介してください。