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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
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久々の勉強…

2005年11月07日 11時20分51秒 | Physics
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放課後久々に大学図書館で勉強した。やっとこさLandauの場の古典論を読み始めた。I筒師によるとこれを読めば電磁気と相対論の勉強がいっぺんに終わるというが半信半疑である。以前彼の書棚からロシア語の原著を勝手に借りて、日本語と照らし合わせながら読んでみようと思ったことがあったがめんどくさすぎて3ページくらいでやめにした。I筒師自身が1回生のときに同じLandauの力学を原著と参照して読んだところ、「60ページほどで日本語の方はいらなくなった」とか余計なことを言っていたからだ。今度また挑戦してみるかな。で、場の古典論の方は相対論から始まるのだが、意外に読みやすいなと思っていたらいきなりテンソルのところでつまづいた。どうも線型代数が準備不足すぎた。擬テンソルとか擬ベクトルとか擬スカラーとかいわれてもよくわかんないです、はい。座標変換に対して対称的か交代的かとかそういう話かな?

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砂川重信の理論電磁気学を読み始める。古典力学に比べるとMaxwell方程式系の導出のところは何度見ても鮮やかだなぁ。なんていうか理論が美しい。まぁ力学も美しいといえば美しいのだが、少々見飽きた感がある。どっちにせよ、こんな初歩で感動しているようではまだまだ未熟だ。頑張ろう。それにしてもこの本はMaxwell方程式がわかったと思ったら突如ゲージ変換の話に移ったりする。昨日つまずいた極性ベクトル、軸性ベクトルも登場して混乱に輪をかける。うーむ、電磁気学はあまり勉強したことがないが、そういうものなのか。少なくとも親父にすすめられたバークレー物理学コースの教科書にはゲージ変換は登場しないようだ。学校の講義の方はいったいどういう流れで進んでるんだろうかなぁ。ゲージ変換はまだわかりやすいとしても、時間反転に対する理論の共変性というのがいまいちだ。これは導出されるものなのか、それとも仮定されるものなのか。ここから熱力学とか可逆性とかエントロピー増大とか時間の矢とかいう話につなげていくのがベタな展開だろうが、どうも理解が甘くてごまかされているような気がする。

まだまだ勉強時間が足りないなぁ。