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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
Depuis 2005/05/19

TOEIC

2005年06月28日 09時18分07秒 | Diary
5/29に受けたTOEICの結果が旅行前に返ってきてたみたいです。
リスニング285、リーディング345で合計630。
なんていうか・・・悪すぎるよねー。たぶん。受験英語あんなにがんばってたのに。少なくともリーディングだけは確実に思いのままになるはずでした。
大学に入ってから、脅迫的(?)に英語を勉強する機会を失ってしまった。普通そんなことはないんでしょうが・・・まぁ自分から手放したような面もあるんですけどね。
アルクの通信講座で半年で860点まで上げるコースをとっているんですが、大丈夫でしょうか。親の金っていうのがまた重たいなぁ。

一段落。

2005年06月28日 00時55分08秒 | Diary
 25~26日に仙台で行われた知能ロボットコンテストの結果です。http://www.inrof.org/irc/score/

 このチャレンジコースのソルティードッグ(チーム名:京大機械研ε)というのが僕たちのロボットで、結局5点しか得点していませんが、本当は1次予選の5分で20点くらい、2次予選の10分があれば30~40点くらいはとれるはずでした…。

 ルールは、フィールド上に転がった赤、緑、黄の5個ずつのボールを拾って色分けし、同じ色のゴールに入れるというものです。正しいゴールに入れると1球につき3点、間違ったゴールに入れると1点がもらえ、その他に自由ボールというテニスボールがあって、これは初めにフィールド上あるいはロボット内部のどこに置いてもよく、どのゴールに入れても5点がもらえます。従って色識別を完全にこなすと3×15+5=50点満点です。実はこの50点を得点して優勝した山口さんは一緒に行った京大機械研の人で、工学部院生のベテランです。5点を得点した哀れなソルティードッグはつまり、テニスボールだけを落として力尽きたのであります。

 なんとも無念なのでテキストだけながらボールの回収方法もがんばって紹介したいと思います。15個のボールは全くランダムに配置されているのではなく、8個のブロックに2個ずつ(1つのブロックだけは1個)配置されています。これをうまく利用してボールを集めることにしました。まず、トイレットペーパーをローラーとして使い(これが唯一のウリ…)、カーブさせたアルミの板と回転するローラーではさむようにして1ブロック分のボールを巻きあげます。ローラーの後部はだんだん壁が迫ってくる下り坂になっていて、ボール2個を一時格納するスペース(これをAとする)があり、さらにその後ろにシャッターをはさんで同じようなスペース(Bとする)があります。マイクロスイッチ(軽く押すと電流が切り替わる)を使ったシャッターの制御によって、ローラーで取り込まれたボールはスペースAを経てスペースBに移動し、ここで2個ともセンサーによって色識別されます。ゴールはフィールドから近い順に青、黄、赤と並んでいて、色識別した2色のゴールのうち近いほうを選んでそこに2つとも入れる(つまり青と黄のボールなら青のゴールに入れる)のですが、こうするのは2色とも正しいゴールに入れるには移動時間がかかり、時間が足りないからです。
 
 ところで、2個ずつボールを運んだのではフィールドとゴールの間を8往復しなければならず、これまた時間が足りません。よって、1回に運ぶボールを4個にします。つまり、スペースBに2個のボールを移した後、もう1ブロック進んでさらに2個のボールをとりこみスペースAに格納するのです。スペースBのボールをゴールに落としたあとスペースAのボールをスペースBに移し、これを色識別してゴールに入れます。この動作を4回行えば(もちろんマシンの動くルートはそのつど変わります)、理論的には15個のボールが全て回収でき、しかもかなり高精度で色識別されることになります(少なくとも半分は正しいゴールに入っている)。自由ボールは最初にマシンの中に入れて、スタート直後にゴールに落としてしまえばOKです。

 ロボットの足回りはステッピングモーターという回転角制御のモーターとラインセンサーを使って、タイヤ2+キャスター3でライントレースしながら進みます。初めは6足くらいで歩行しようという大きな志もあったのですが、ロボットを水平に動かすこととスピードを考えると制御が難しすぎるということでタイヤになりました。バッテリーはタイヤ用に鉛蓄電池12Vを二つ直列で24V、基盤とローラー用にそこから並列で12Vをとり、シャッター用には単3乾電池の直列で3Vを使います。メイン基盤にシャッターのマイクロスイッチとモーター、ローラーのモーター、鉛蓄電池、乾電池、センサー基盤とステッピングモータードライバー(ステッピングモーターを回すための回路)をつなぎ、センサー基盤にカラーセンサーとラインセンサーをつなぎます。
 
 ローラーはメカニックでないのでかえってスポンジボールとの相性が抜群で、とりこぼしはありません。ただし、練習中にトイレットペーパーが磨耗してボールをとりこめる半径よりも小さくなるので取替えが必要なのと、そもそもローラーが水溶性である(^ ^ ;)という謎がありますが特に大した問題ではありません。カラーセンサーはまばゆいばかりの白色光をボールに当てて反射光の周波数を返すのですが、処理は予想よりうまくいきました。横に5つ並べたラインセンサーは白いフィールドと黒いラインを見分けることができます。トレースはソフトさえ正しくかけていれば意外とスムーズで、一方タイヤの方は機体のバランスがいいためかスリップすることもなく90度の旋回を驚くほど正確にやってくれます。フィールドの壁を使って進行方向を補正する機能もつけたのでもう万事OKなのですが、唯一の問題は足が遅すぎて5分では目標の半分しかボールを回収できないということです。それでも少なくとも1次予選は通過できる見込みでした。

 このロボコンにおける最大の難点は、スポンジボールどうしがかなりの摩擦力をもっていて、ロボットの中で簡単につまってしまうということであって、色々なところで頭を悩ませます。例えば、15個のボールをいっぺんにかき集めようとすると、ロボット内のボールの並びは全く予想できなくなります。カラーセンサーはボールに密着させなければならないので、色識別をするのはかなり難しくなり、ボールの詰まりも問題になります。それでも色識別せずに全て同じゴールに入れた場合3×5+1×10+5=30点得点できる(実は同じ新入生チームである京大機械研λチームのロボットξは、この方法で26点得点し2次予選を突破…)のですが、それでは芸がないなぁ…というのでがんばって色識別しました。ハード面で特に苦労したのは、2つのカラーセンサーの上にどれだけ確実にボールを乗せるかということと、シャッターを上げ下げするギアの噛みあわせがなかなかうまくいかないということでした。結局どちらも解決したのですが…

 本番で5点しか入れられなかった主な原因は、バッテリー切れを確認していなかった、コネクタのさし方を間違えていたという初歩的人為ミスと、生命線であるローラー関係の回路の接触不良を解決しきれなかった、さらに本番になってプログラム転送のためのパソコンがフリーズするというどうしようもないトラブルが運悪く重なったことです。出場したロボットを見ている限り、本番で一回もミスしないロボットはほとんどないといってよく(というか自由ボールだけしか落とせないロボット、スタートすらできないロボットも多数)、そのミスをソフト・ハードによっていかに緻密に殺すかということが大きな課題であることを身にしみて感じました。試走のときは全球回収に成功し、なかなか確実性と実力のあるロボットだけに、非常に残念な結果でした。

 チームメンバーは機械屋が僕を含めて3人、回路屋が1人、ソフト屋が1人で、回路屋が仙台に来れなかったのが悔やまれますが、今思えば本当にいいチームでした。このチームでまたロボットを作ることがあるかどうかはわかりません(というかあまりにハードだったので次はいつ何を作るのかすら未定)が、回路とソフトの勉強もしてゆくゆくは一人でも作れるようになりたいものです。来年どうしようかな。とりあえず、日本最強の技術が京大にあることをこの眼で確認できてよかった。
 

 それにしても、疲れた。。。


 水曜、木曜と吉田寮の広い食堂を使って朝まで試走を行っていたので、自宅生にもかかわらず数日間親の顔をまともに見ていません。先週5コマしか出てないし。っていうか金曜と日曜は夜行電車で、シャワーに入ったのも旅程中1回だけだし。汗が気持ち悪すぎ。今日5日ぶりくらいにゆっくり湯船につかったし。そもそもバスで行きたかったし。1次予選敗退後の飲みで人の布団で寝てしまったらしいのですが、記憶がありません。まぁ二日酔いもなくあらぬことを口走ることもなく迷惑もかけてない(?)ということがわかってほっとしましたけどね。帰りの乗り継ぎのために3時間ほど時間をつぶした東京で下宿している友人を無理やり連れまわして新宿と渋谷と秋葉原を案内させましたが、日曜の夜だったのでアキバは眠っていて、ハチ公が何故か議員選出馬のたすきをかけてたよーくらいのみやげ話しかありません。おみやげは仙台のずんだ餅とくるみゆべしと東京の草加せんべいを買って帰りましたが。牛タンが予想以上にうまかったな。・・・


 今週は勉強しよう。


 ・・・試験2週間前・・・?