捨てる神、拾う神

2006-05-20 13:26:22 | 歯科
2つの有名な歯科医院をずっと見学にいきたいと思っていました。いままで何件かの一流の歯科医院を見学させてもらいました。すごく勉強になります。自分は「そこそこ」だと思っていましたが一流の先生の医院を見学させてもらうと、見事に打ち破られてまたそこから「俺も頑張ろう!」と気になります。

見学したい先生は有名な先生で、自分にはつてがありません。いつかはと思っていたのですが、たまたま知り合いの先生のところで働いていたことがあり、「○○君なら良く知っているし、見学すると良いよ」ということで紹介頂け見学できると思ったのですが、結局今の段階では見学できませんでした。世の中そんなに甘くないな~と実感していたのですが、、、

もう一軒の見学できないと思っていた先生のところに駄目もとで手紙を出してみたところ、お返事を頂き従業員もつれて見学できることになりました。

本当に捨てる神あれば拾う神ありです。一流の方というのは存在そのものが大きく、そのエネルギーが刺激になります。ある分野では絶対に追い付けないのですが、アプローチやステージを変えればなんとかなると思います。あらゆるところにヒントは隠されている!多くのことを吸収してくるつもりです。

歯科ができること、我々ができること

2006-05-20 11:33:31 | 歯科
消化を良くして生活のリズムを整え体をちゃんと支え循環を良くする。
我々歯科医師のできることは予想以上に大きいものだと考えています。またこれは歯科だけの分野ではなく、より多くの人の認識と協力が必要です。

歯科治療の場だけではなく、より多くの人の健康に関わるように活動をしていきたいとおもっています。

歯科の可能性その2

2006-05-20 08:00:59 | 歯科
首の前の筋肉は前頚筋といって、喉仏の少し上にある小さな骨『舌骨』を中心に舌骨上筋群と舌骨下筋群にわけられます。これらの筋肉は頭を支えると同時にそしゃく筋、、、すなわち咬む筋肉です。これは意外に知られていないことですよね。

前頚筋、、すなわちそしゃく筋が緊張し続けたり、衰えると頭が前に出ます。猫背になり腰も曲がってきます。お年寄りが腰が曲がってしまうのは歯が無くなって、咀嚼筋が衰えることと大きな関係があるのです。

お年寄りにならなくても、ストレスによる筋の緊張でそしゃく筋が凝ると頭が前にでます。そしゃく筋や太ももなど太い筋肉は『凝り』をあまり感じません。血流障害がおきると「貧乏ゆすり」や「くいしばり」「歯ぎしり」などで無意識に筋を動かします。
重い頭のバランスが悪くなり『凝り』や『痛み』を感じるのは首の後ろの薄い筋肉なのです。

太い筋肉が緊張し体が前にひっぱられ、体の後方の筋が常に緊張します。
我々が『凝り』や『痛み』を感じるのは圧倒的に後方の筋ばかりです。

首、肩、背中、腰

これまで、歯科医師は噛み合わせとこれらの痛みの関係があることはわかっていました。ただその因果関係がわからないままだったのです。重い頭を支えるのは『筋』だけではなく。関節です。

頭には3つの関節があります。3つしか関節はないのです。
一つは背骨(第一頚椎)と頭の関節
あと二つは顎の関節です。

この3つの関節と筋が頭を支えています。頭の位置やバランスが崩れれば、
首 肩 背骨 腰 膝の負担は大きくなります。

下顎は上顎にぶら下がって、ジャイロスコープ(宇宙ゴマ)のように頭のバランスをとっているのです。

顎周辺の筋(そしゃく筋)の緊張をとくと、体は自然に良い状態に戻ろうとします。

それが我々のやっているさとう式リンパドレーン療法です。

歯科の可能性

2006-05-20 00:28:27 | 歯科
兵庫県の歯科医師会が70歳以上に人を対象に歯が20本以上ある人とそうでない人の医療費を比べたとこと、5倍の差があるという発表をしました。
歯科医療費ではなく医療費全体です。「健康な人は歯があって、病気になると歯が抜けていく」という考えもできなくはありませんが、やはり健康と歯には密接な関係があるのでしょう。

皆さん胃腸障害って胃と腸の問題だとおもっていませんか?胃と腸に問題が起こるのは脳の指令がうまくいっていないからです。では脳は何に刺激をうけて指令を出すのでしょうか?
それは「噛む」ことです。口で噛むことによって消化が始まります。唾液が出ます。ある程度口で消化してから、脳の指令で胃に入った食べ物を消化し始めるのです。

良く噛まないといきなり消化されていないものが、胃に入りさらに胃は脳の指令がこないので慌てて胃液をたくさん出して消化しようとします。胃腸障害は胃や腸の問題ではなく「口」の問題なのです。