迷える子羊

2006-04-29 02:12:55 | 歯科
脳の反応とは、、意識と潜在意識、筋肉の反応とは脳の反応です。筋肉は潜在意識を含む意識によって動かされています。緊張すれば閉じ、開放されれば開く。

筋肉の持続的緊張によって凝りはおこっています。その力によって骨格まで歪んでしまいます。

ストレス反応とはストレスによって脳が怯え、それが筋の反応となって現れるもの、収縮する(閉じた)ものです。この迷える子羊を救ってあげれば良いのです。子羊は変なところに追い込まれています。力でひっぱり出そうとすると踏んばってなかなか思うところに動いてくれません、無理に引っ張って動かしても、また力を緩めてしまうとすぐもとの位置にもどってしまいます。
力を加えれば抵抗するのです。

「そんなに怯えなくて大丈夫だよ」と声をかけながら、子羊を尊重し良い方向に誘導してあげる、お尻を軽くなでなでしてあげるだけで、良い方向に動くのです。子羊だって開放されたいのです。

これは簡単なことであり難しいことなのですが、羊(筋)を良く観察し羊(筋)の気持ちを聞いてあげれば、羊(筋)もこちらの言うことを聞いてくれます。問題は手技ではなく、観察するということです。

良く観察してあげるとだんだんわかってきます。迷える子羊は自分の中にいるのです。最初はわかりません、いつも気にかけて声をかけてあげるのです。羊を動かすには羊の心(潜在意識)をわかってあげることが一番大切です。

一時間に一度でも対話し開放してあげる、それだけでも疲労は極端に少なくなります。

子羊の悲鳴を聞いてあげて下さい。それを無視しつづけると子羊は反乱をおこし暴走しはじめます。狂った羊の大群が破壊活動を始めるのです。

さとう式は筋に力を加えません、筋の反応をみて潜在意識を読み聞き筋を誘導してあげる。頸椎にかかった力をとき、正常な筋の活動を促す、最終的には自分の筋反応(潜在意識)を観察し読めるようにし自己管理できるようにしていきます。

自分のことはちゃんと観察さえできれば自分が一番良くわかるのです。

エネルギーが余っています!

2006-04-27 13:45:35 | 歯科
体が軽快です、老人ホームのボランティアを考えています。入所者だけでなく介護士などの職員と家族の方も、肩凝りや腰痛で悩まれている方が多いと思います。
さとう式
http://www.geocities.jp/ddwts503/rinnpa.html
の恩恵を少しでも多くの人にわけたい、我々の手法は術者がするだけでなく、自己管理法があります。自分で管理ができるので一度だけでも充分有効だと思うのです。
しかし、つてがありません、飛び込みでやってみようかな~、かなり怪しいですよね、、、
誰か名古屋周辺で老人ホームの関係者を知りませんか?

潜在意識との対話

2006-04-19 00:48:24 | 歯科
最近体がすこぶる好調です。3年程前より持病の腰痛を克服し、昨年末より風邪と花粉症がコントロールできています。最近では疲労がコントロールできるようになってきました。

腰痛に関しては筋肉の状態(体の歪み)を観察し常に意識をするようにしたのです。
風邪に意識を集中すると風邪に気をつけるようになります。花粉症も疲労もそうです。疲労に意識をむけると体が睡眠を欲していることがわかるのです。一時間に一度軽いストレッチをするだけでかなり体が軽くなります。短時間でもかなり良い睡眠をとることができるようになりました。

多くの現代病は、意識が脳や体の反応を無視することによて筋肉や脳が悲鳴をあげているような気がしてきました。
~~しなければならない、、、、○○すべきた。
でも本当に本当にそうなのでしょうか?

潜在意識を無視続けると、脳が筋肉が神経が血管が反乱をおこします。
頭痛が、腰痛が、肩凝りが、イライラが、めまいが、胃腸が、疲労が、アレルギーが、、、、

でも本当は潜在意識も良く生きたがっています。質の良い眠りと爽やかな朝
適度な運動と適度な知的活動、適度な音楽と適度な空間

超人的な肉体の改造と精神修行がなくても潜在意識と対話していけばかなり楽な生き方ができるかもしれません。

歯科保険が無くなる!

2006-04-12 09:33:38 | 歯科
4月に大幅な保険改正がありました。国の医療費が莫大になり、医療費は削減の方向にあります。特に小泉改革で医療費は急激に削減されていきます。歯科医師会からの献金が問題になり、歯科医師会は政治的な力を失いました。また東大中心の官僚には歯科医師はほとんどいません。また東大には歯学部がないため東大出の歯科医師の官僚はいないため影響力はありません。
政治的な後ろ盾をうしなった歯科界がこれほどまでにもろいものかと今回の改正で思い知らされました。

今までは削るといっても真面目にやっている先生には影響がないような配慮がありました。でもその配慮が不真面目な先生の抜け道になってしまうため。真面目にやっていても不真面目でもバッサリカットされてしまったのです。

歯周病は慢性疾患ですのでそれを維持管理してく項目が保険にありました。これを選択すると管理料が請求出来ますが。処置内容はみとめられません。歯周治療は何度も何度も検査や除石の処置を繰りかえさなければ良くならないのですが。除石は2回しか請求できないので、それ以上のことは管理料内でやって下さいというものです。月見歯科では何度でも何度でも除石と検査を繰り返して歯周病が改善しています。当然処置料が算定できないのですからぎりぎりの採算になります。

今回この項目が改正されました。
本人の署名、指導内容の文書提供、カルテ記載が義務付けられました、ここまでは良いですよね?真面目にやっている歯科医師は面倒になりかなりの縛りがありますが、不正請求を防ぐためにも良い方法だとは思います。

ところがこれだけのことをして、収入が1/5になってしまったのです、、、
更に更に、その後半年の歯周病を除く一切の歯科治療が保険がききません。
歯が痛くなっても神経をとる処置も、親知らずが痛んでも一切保険が効かない
歯周病治療も許可をとってしか請求できないのです。月々わずか120点
(1200円)の収入でこれをやれというのです。

これらの点数は歯周病が慢性疾患であり管理が必要だという認識であったものでした。実質上の点数削除なのですが、『管理治療はするな!』というのが明確に見えます。『もしするなら、他の処置もできないようにしてやる!』『他の保険があるだけでも有り難いと思え』という声が聞こえてきそうです。
今まででは『慢性疾患の管理をして行きましょう』というスタンスだったんですよ!

他に歯周外科といって歯周病の手術の点数が1/4になりました。

『真面目に働こうが、治療実績があろうが、そんなことは行政には関係ない。とにかく歯科の医療費はカットしていく。財源が無いのだからしかたがない』というのが現状の様です。恐ろしいですよ~、近い将来歯科は保険が効かなくなっていくのは確実でしょう。国民皆保険でさらに歯科が保険が効く国は少ないですからね、、、

保険料も介護保険料も確実にアップしていきます。直接命に関わる医療は省くことはできません。間接的に健康に関わる歯科、、、『健康は自分で管理して下さい。国は面倒は見ません。』という時代になっていくようです。

結果としては歯医者にかからない人が増えるでしょう。加速的に歯が悪くなってきます。歯を失うと生活の質が断然低くなっていきます。歯が無ければ喋れない、食べれない状態になってしまいます。口の消化の問題だけでなく咬むことによっての脳への刺激が少なくなり唾液も出にくくなり胃腸も動きにくくなります。胃腸障害や認知症も増えるでしょう。
唾液が出ないと食事が美味しくないんですよね。

今後国は私達の健康を守ってはくれません、「自分の健康は自分で守りましょう!」皆さんも是非危機感をもって下さい。我々歯科医師もかなりの危機感をもっています。はたして歯科医療が一定のレベルを維持できるのか?

2年後の改正がおおきな目安です。今回歯周病が大幅にカットされました。今度は補綴です。差し歯や入れ歯、被せものなどが保険が効かなくなるのではないでしょうか?

いままで安易に歯医者にかかりすぎていたのかもしれません。悪くなっては治す、悪くなっては治すどんどん悪くなり、、、保険が対応できなくなってからでは遅いです。

今のうちにちゃんとチェックし治せるところは治して是非自分で管理できるようにして下さいね。将来歯を失うと本当に苦労することになります。



妊婦さんから始めよう!子供の究極のむし歯予防

2006-04-10 21:24:49 | 歯科
子供が二才になるまで頑張りましょう!
フィンランドでは国をあげてむし歯予防に取り組み、子供のむし歯が劇的に減っています。フィンランドではむし歯予防のために妊婦さんからむし歯に対する予防と教育をおいこなっています。すごいですね!
・母親のむし歯菌を減らす!
・食後にキシリトールのガムをかむことによって、むし歯菌の割合が減ることが知られています。むし歯菌の割合を下げればむし歯になる確率は低くなります。
・乳幼児のむし歯の割合は歯がはえはじめる6ヶ月から2才の間でほぼ固定されます。この間に母親もしくは一番近い人のむし歯菌の割合を低くしておけば、その子は一生むし歯になりにくくなるのです。母親の菌の状態は子供に移行します。日本ではそれがまちがって伝わり母子感染という言葉で表現され「むし歯は感染症だから、感染を防ぐために口移しやキスをしてはいけない」ということがいわれています。口移しやキスなどしなても一緒に生活をしていれば菌は移行するのです。スキンシップを奪うようなことはだめです。もし移行を防ぎたいなら一日中マスクをしているだけでも不十分で子供を無菌室にいれなければ無理でしょう。検査でむし歯菌が検出されない人でも食後のpHをはかるとpHは低下します。酸産生菌(むし歯菌)はいるのです。口移しやキスなどをしなくても母親が口の中にむし歯菌をたくさん飼っていれば子供はむし歯になりやすくなります。

フィンランドの検証では母親のむし歯菌をへらせば子供のむし歯が減るといっているだけで、口移しをやめればむし歯が減るとは何を調べても何処にもありません。どこから移行するかといえば口移しやキス飛沫が考えられるといっているだけです。



自分のことはさしおいて子供だけは、、、という自己犠牲の先には、


女性が一番歯が悪くなる時期をしっていますか?

妊娠 出産 子育ての時期と介護(親やご主人の)の時期です。「忙しくて自分のことなどかまってられない」という自己犠牲の考えがそこにはあります。さらにストレスによる唾液の分泌障害、食生活や生活習慣の乱れそれでいて歯医者には行かない行けない、で加速的に歯が悪くなっていきます。しかし結局のところそういったお母様方のお子様にはむし歯が多いのが現状です。
それはそうですよね、食生活、生活習慣から考え方までお子様に受け継がれます。
むし歯菌から自分を守れないお母様のお子様はむし歯が多く、むし歯のない自分をかまうお母様のお子様はむし歯が少ないのです。自分を犠牲にしてもその先には何も良いことはないのです。

子供のむし歯をつくならなためにはまずご自分のむし歯予防から、、、まず自分を大切にして下さい。
一日3回食後にキシリトールガムを咬むとむし歯菌の割合が低くなります。
月見歯科クリニック