ムシ歯は母子感染?

2006-02-12 22:35:14 | 歯科
最近ムシ歯は母子の間で感染して、その経路は口移しなどでそれを避けたほうが良いという話を良く耳にします。その根拠は

子供のムシ歯菌の70%が母親のムシ歯菌と同じDNAをもっているということらしく
フィンランドでは母親のムシ歯菌を減らすことによって、子供のムシ歯の確率が減る
という統計がでていて、その菌が移る経路は口移しなどではないかと考えられている
ということです。

『フィンランドでは母親のムシ歯菌の菌数を減らす』ことに重きがおかれているのに
『日本では食事やキスなどのスキンシップを減らす』ことに重きをおかれているのです。

まったく本末転倒です。常在菌であるムシ歯菌の感染を避けようとするなら
子供と口をきいてもいけないし、マスクをして生活する必要があります。
菌の増殖を防ぐ生活様式、方法が重要なのです

ラミネートベニア

2006-02-12 22:17:53 | 歯科
審美歯科などでは健康な歯を削ってつけ爪のように陶器の歯を歯の表面につけることがあります。主に歯の色が変色したときに用いる方法なのですが、歯って毎日凄い力がかかって陶器なんていつ割れるかわからないものなのです。ラミネートベニアは薄くて割れやすく、割れてしまうと今度作り直す時に色があいません。健康な歯を削れば確実に弱くなるしムシ歯にもなりやすくなります。

健康な歯をけずって人工的なものをつけるのは絶対に賛成できません。足の色が悪いといって足の皮膚をはがして人工的な皮膚をはるようなものです。

健康な歯はちゃんとした手入れをすれば一生もつものですが、人工的なものはそうではありません。同じ理由で歯並びのために安易に差し歯に変えるのも反対です。

審美歯科というのは審美のために、患者様の要望のみにこたえる歯科のことです

歯並びの改善なら矯正がありますし、色が悪いならホワイトニングで対応できます