苺ましまろ第９話・「育ちざかり」を見て

　今回は、体重増を気にした千佳がメインのお話。あー、飲みすぎで頭が痛ぇ…全然関係ないけど。



　それにしてもこの作品、美羽が動かなければ何も始まらないというか…美羽のトラブルメーカーっぷりから話が展開するというか。美羽が居なければ、良くも悪くも単なるまったりした日常で終わりがちになるよな。
　美羽に体重増をそそのかされた千佳は、恐る恐る体重計に乗るが…その増えっぷりに驚愕する。その横で、美羽が茶々を入れる…その入れ方が絶妙なんだな。
　その後、アナがケーキを持ってきてくれるが、千佳は体重を気にして口にせず、美羽が代わりに平らげてしまう。…俺もこのシーンを見ているとき、おやつとしてパウンドケーキを食っていたが、本格的なガナッシュチョコのケーキが食いたくなったぞ。



　明くる日、伸恵はそんな千佳の姿を見て、気晴らしに四人を外に遊びに誘う。最初は野球をする事になり、千佳がピッチャーをする。が、伸恵が打席に入った瞬間、今までの伸恵の意地悪が走馬灯のように…ウソの読み仮名を教えたり、マンガを勝手に持っていたり、千佳の顔に「家出中」とかいたまんま放っておいたり…脳裏を駆け巡り、狙いすましたかのように見事なヒット・バイ・ピッチ！！脇腹は人体の急所ですよ、お嬢さん。鍛えられませんからね。
　妹にこれだけ恨みを買っている姉って、アリなんですか？
　結局、野球を諦めサッカーに変更。あっさり伸恵にボールを奪われてしまったアナに、美羽が熱血指導…
　ぱんちらを出されちゃ、おぢさんだってボール奪われちゃうな！！この秘儀を使えば、君もブラジルで大活躍が出来るかも？ボール以外にも、魂やらいろいろ奪われそうです。
　伸恵も意識をそちらに奪われ、あっさりとボールも奪われる。本当にオヤジか、コイツは。その後は、再び美羽が伸恵にデッドボールを与え、結局はいつものようにグダグダ…最後はこういう締めにしかならんのか？
　家に帰ってからも、千佳は雑誌のダイエット法をあれこれ試す。そのたびに美羽が茶々を…しかし、美羽が風呂に潜水したまま千佳が蓋を閉めてしまったのには笑った。風呂の蓋くらいじゃ危険性はないしね。これもノリ突っ込みと言って良いんではないだろうか。
　体重増は成長期だから、というオチは、タイトルで丸分かりだったから置いておくとして、伸恵の方も体重が増加していたのも在り来たりなオチだったかな、と。
　とまぁ、今回も美羽の大活躍によって話が紡がれたんだが、もうそんな展開にも慣れてきてしまったからな…取り合えず、髪を下ろした美羽はなかなか、とだけ言っておこう（本編関係なし）。あと、前にも思ったんだが、茉莉はどう考えても小学校低学年の方がしっくりくる…。　
　全体としては、まあ面白い方だったと思う。


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