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うつな母ちゃん奮闘記

うつ病の私と高機能自閉症のありち、元気な女の子ちなちょとお父さんの生活日記

ちなちょの保育園

2007-09-29 21:14:11 | 自閉症

今日は朝から突然寒く、思わずファンヒーターに灯油をいれました

いよいよそういうシーズンになったか・・と思っていたら実家では寒がりばーちゃんにあわせてコタツを出したそうで、それはいくらなんでも・・と思うのであります。

 

ちなちょは、りっくん達を預かっている間、2週間(実質7日間)保育園に通いました。

「一時預かり」で通ったので、実際にクラスに所属したわけではなく、一時預かり担当の先生と、臨時の加配の先生と一日を過ごしていたようです。

折りしも運動会前の保育園、みんなダンスの練習でビニールテープで作ったポンポンをもって音楽に合わせて踊るのに、ちなちょはいっしょにやりたくて先生のおっしゃるにはダンスをほぼ一通り、覚えてしまっていたそうです。

好きこそ物の上手なれってのはまさのこのことかもしれません

ちなちょは一日も嫌がることなく、楽しく園に通うことができました。

最終日、園長先生と立ち話、したんですけど、曰く、「どこに行っても加配さえつけば同じよ。心配しなさんな」だそうです。

 

こたろんの中での保育園選びの基準は・・

①幼稚園、私立の保育園は選択肢の外

②1クラスが30人にもなるような人数の多いところもダメ

③文字や英語や算数は教えてくれなくていいので、とにかくのびのび遊ばせてくれ、必要最低限の着席や生活習慣を教えてくれれば充分満足

 

結局①でなければいいってことですね

ありちが入園のときは幼稚園しか視野に入っていなくて、まだ診断はついていなかったものの言葉もまだうまく出ていなかったし、トイレの問題や行動の問題があって、それを受け入れてくれる園を探していくつも園長面接して歩き、「うちではちょっと・・」と断られた園もいくつかありました

最終的に入れていただけた園があったのですが、お父さんの仕事の都合で2ヶ月で退園し、ちなちょ出産のために実家に身を寄せた、そのとき預けた保育園を最終的に卒園することとなりました

ありちはこたろんの病気の都合もあり、全部で6箇所の保育園、幼稚園を渡り歩きました。

で、最終的には田舎のちっちゃい、の~~んびりムードが漂いまくりの保育園で2年を過ごしました。

その間に自閉症の診断もつきました。

こたろんは思うんです。

ありちがけっこうすんなり小学校へ順応していったのはこの園のおかげじゃないかって。

特別特色があるわけでもないけれど、すぐ近くの山に散歩にいってどんぐり拾ったり近くのりんご農家にりんご狩りにいったり、遠足のお弁当といえば「おにぎりとお茶のみ」

せかされたり、押し付けられたり、不必要に怒られたり、そういうことがほとんどなかったこの園での生活が、ありちの心を落ち着かせ、自分にちょっとの自信を与えてくれたんだと思います

 

だから、人数が少ないことにとってもこだわってたんです。

だけど、園長の、「加配がつけば」の言葉・・・・・・

それは、「ちなちょ」を見て、おっしゃった言葉なんです。

同じ自閉ちゃんでも、ありちとちなちょは性格が全然違うんです。

ちなちょはありちに比べて言葉はかなり遅れています。

だけど、それを補って余りある「明るさ」「物おじしなさ」の持ち主なんです。

いつもニコニコしていてご機嫌がよくて、楽しそうにしている、それがちなちょなんです。別な言葉で言うと、いい意味で『図太い』んですねえ

ありちは、もっとずっと繊細さのある子なんです。

 

・・・・・・と、すれば、ちなちょは案外どこに放り込んでも平気かもしれない・・・・?!

 

そんな思いで、今まで選択肢から外していた商店街にある保育園へ、園長先生との面接を申し込んで行ってきたんです。

そこは、ありちの学校からも近いし立地は最高なんですけど、園舎は狭い土地に建てて凸凹した変な建物だし、園庭も狭いし、何より定員「170名」絶対避けたいと思っていたんですが・・・・・(ありちのいた園は60名)

 

実際にお会いしてみたら、クラスはかなり少人数の「15名」加配の先生がきちんと勉強して、現在いる発達傷害のお子さんに対しての対応もバッチリ(写真の活用、集会で怖くなったら外で休ませてくれるなど)で、パニックがとっても減ったとのこと。

ちなちょの通う療育園へも見学にいらしているそうで、「ちゃんと勉強してくださっている」ことがとってもよくわかりました

百聞は一見にしかずとはまさにこのこと。印象や人聞きだけでは判断できないのですね。

ちなちょは園長室で多動なおのぼりさんを遺憾なく発揮し、「あらあらちなちょちゃん、そこはダメよ、怖いのよ(@@)」と園長先生が高いところに乗せればそれを求めて更に上へ

おかげで「加配の先生つけないと危ないわね、つけるように頼んでおきましょうね」と園長先生自ら仰ってくださいました

 

書類をいただいてきたので、申し込み指定日にちなちょを連れてもう一度いく予定です。

 

保育園は、小学校に続く大事な階段だと思うんです。

だからこそ、ちなちょが萎縮することなく、のびのび生活できる場であって欲しいと願わずにはいられないのです

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お友達がやってきた^^。

2007-08-13 23:53:14 | 自閉症

今日、このブログにも遊びにきてくださるお友達が遊びにきてくれたんです。

中学も高校も、クラスは違ったけれど、同じ学校で、あちらのほうがずっとずっと実力も何もかも上なんだけど、音楽科の受験をいっしょに頑張った・・・というか、こたろんが勝手に目標にしていた人です(^^;

 

お子さん、1年生の男の子と、ちなちょと同学年の2歳の女の子を連れてきてくれました。

ありちとちなちょとそんなに変わらない二人は、やっぱり普通に発達したお子さんなので、「うわーー、全然違う~~(@@)」というのが一目瞭然でした。

 

でも、下の女の子、ちなちょが泣いたら、「ティッシュでふいてあげたい」と、ちなちょはイヤイヤしていたけれど、とっても優しいんです(*^-^*)

お兄ちゃんも、ありちより一学年下だけど、すっごくしっかりしたお子さんでした。

小さいときからけっこうしっかりモノだったんだけどね(笑)

ありちといっしょにDS眺めたり、ジャングルジムにいたり、最後はかくれんぼしてたけど、人を区別しないお子さん達なんだなあ。。。って、思いました。

 

自閉症だと、どうしても同学年のほかの子と様子が違ってしまいます。

ときにはそれがイジメの対象になってしまいます。

ありちは、以前にいた社宅の子供達の間で「変なヤツ!!あんなヤツと遊ぶのやめたほうがいいよ!!」と、けっこうひどいイジメにあったんです。

けれど、ありち自身は自分がイジメにあっていることが理解できなくて、もっと外で遊びたい・・・・・・それがこたろんにはかわいそうだし、自分もそんなところに出て行くのがイヤで、夕方みんなで遊ぶ時間が本当にイヤでした。

 

当時はありちが自閉症とわかっていなかったので、それが一番よくなかったのだと今は思いますが。

 

 

そんなことを思い出しながら、家中を所狭しと走り回る子供達の姿が嬉しくて嬉しくてたまらなかったんです(*^-^*)

 

また、遊びにきてね(*^-^*)

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療育K園+発達外来

2007-08-06 21:51:13 | 自閉症

見事にあっちぃ~一日。

夕方4時過ぎに帰宅すると近所の畑のおっちゃんが「さっきから雷なってるにぃ~。おらぁお宅の代わりに干し物(洗濯物)入れてやらっかと思ったよぉ~」と、鍬(くわ)で畑を耕しながら仰った。

「え~~、そんねんまく鳴ってたかい?知らなかったにぃ~、ありがとう~」とお礼を言って洗濯物を入れてしばらくしたらとんでもない夕立でした

 

さて、夕べ上高地から戻ったばかりのこたろんち、今日は朝からちなちょの療育K園でした。

このごろ入園してくるお子さんが多くて、1クラス定員4名のところ現在5名(でも今日は一人お休み)で、そこに新たな見学者と、今日は半休のお父さんにありちまで。

狭い教室が人だらけになりました(@@)

朝の会・体操の時間の後、今日はお楽しみのプールの日

オニューの水着のちなちょ、おそらく外のどの子よりも張り切って水浴びしていたと思います

その分、プールから出すときの抵抗は強烈でしたが・・・・・(--;

おやつは誰よりも早く手を洗って席に着き、「イタダキヤース!!」をお先に何度もデカイ声で繰り返しながら今や遅しと待っていました

お父さんがK園にくるのは初めてでしたが、「ちなちょはよくやっていた」と言っていました。

 

午後はお父さんは東京出張へ、こたろんはありちとちなちょを連れて病院の発達外来へ。 3ヶ月ぶりです。

今日はちなちょ、ちょっとした検査らしきことをしました。

前よりパズル(○△□の単純なもの、りんご・かさ・ひよこなどのちょっと複雑なもの)は上手にできました。

ヒモ通しも初めてしました。

最初は針金の入ったヒモにさしました。これは上手でした

でも、さすがにふにゃふにゃのヒモ(事務用の綴り紐)は「もうちょっと!!」のところで落としてしまいました。ただ、「やろう!!」という意欲を見せたのはすごいことです

ちなちょは「色」はまだちょっと苦手みたいで、4色あるコースターに同じ色の積み木を乗せるのはまだうまくできませんでした。

医師に「帽子を買いに行ったんですけど、ショッキングピンクの帽子がやたら気に入って、もっと淡いピンクとかにしよう、って言っても投げ捨てるんですよねー」と伝えると、「あ~、ハッキリした色だからよかったかもね~」と仰いました。

明るいところはダイエットで帽子はドギツイピンク・・・・・・・・謎です

ちなちょ、今までに比べて「これやってね」ということに一生懸命取り組むようになったと思います。

兄ちゃん ありちが「自分がやりたくて」やたら手を出そうとしては「だめよ~」と注意されていました

ありちは「兄」の自覚ありありなんだけど、自分の衝動にはまだまだ勝てないんだわね~

ちなちょは3歳になったので、いよいよ本格的に病院での療育を始めることになりました。

月に1回、臨床心理士さんとパズルやヒモ通しや、いろんな勉強をするんです

療育K園はどちらかというと楽しく遊びながらきちんと座ること、手をつないで歩く、あいさつをする、などの生活習慣を勉強していくところのように、こたろんは感じていますが、病院の療育はもっと細かい、指先のことや、物や言葉の認識を高めるとか、そういったことをしていたように思います(ありちが通っていたので)

はちの出産が一段落する10月から始めることになりました。

月1回とはいえ、またまた用事が増えまして、「ひょえ~~(@@)」なこたろんです。

ありちのときは途中で自分が具合悪くなって途中で終わってしまったので今回はちゃんと通えるようにしたいです

 

さすがに・・・疲れてしまってイライラの自分・・・・ありちにつら~~~~く、当たってしまいました

そんでもって、またまた二人でわんわん泣いたわけですが、そんな中でひとつ、大事な話をしました。

 

それは、ありちは3年生になるときクラス替えがあるんです。

そのときに、ちょっとでも、自閉症の自分が何が得意で何が苦手か、伝えられるようになるといいなぁ、ということ。

そして、5年生のクラス替えのときは、もっと自分で言えるようになること。

 

すぐには無理だと思います。

本人の自覚も薄いですから。

だけど、ありちが自分にはできないことがたくさんあってそれが悲しくて悔しいことがわかったんです。

「自分は認められない」って言いました。これは、こたろんも反省しなくてはいけないです。そんな思いをさせていたなんて・・・・

けれど、ありちも「自分をもっと知る」必要がある・・・そう感じました。

 

子育てって楽したらできないのねぇ~


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施設・事業所見学

2007-07-30 22:40:19 | 自閉症

早朝から雷鳴とどろく本日でした。

小学校の学習室主催で、障害のある方の働く施設、及び事業所の見学に行ってきました。

ありちの学校でこれができるのは、ひとつは学習室が学校の中にしっかりした位置づけを以って運営されていること、そして、現在担当している先生のお一人が、以前地元の養護学校で就職を担当されていたのであちこちに顔が利く、ということは大きいかと思います。

今日、3箇所を見学しましたが、ご自分が就職を面倒みられた生徒さんが必ずおられました。

 

<参加者>

学習室担任3名

父兄 4名+ありち・ひかりちゃん

 

■○○市共同作業センター

4年前に新しくできた作業所だそうです。

作業内容は大きな紙の袋(おそらく1俵の米袋と同じ^^;)の内側にビニールの袋を貼り付ける作業。一人でできる人、二人で組んで作業する人、その人の障害の重さにあわせて作業をしていました。

この作業所は、障害のある人にも毎日「出かける場所」を提供することがひとつの目的だそうです。

袋は1枚4円ちょっと。それを16名ほどで作業し、月に10~11万円の収入になるそうです。(作業所全体で)

それを全員でわけることになるそうです。

ほかには、クッキーを作って販売もしているそうです。味見をさせていただきましたが、甘すぎず、さっぱりしたおいしいクッキーでした。

比較的重度の方が通っているように見えたので、「ここでは市内に在住していることのほかに、障害の重さによる通所制限があるのか」をお聞きしたところ、病気などで医師、看護師の必要のある方は原則としてお断りしているそうです。

また、軽度発達障害に関して、ここに通所し、訓練してから今度は障害者自立施設へ行き、そこから一般就労していくことも可能だそうです。(自立施設はハローワークともしっかりしたパイプがあるようです)

 

昨年、養護学校見学をしたとき、高機能自閉症の人のほうが仕事の継続が難しい場合があると伺いました。一度やめてしまうとなかなか次の仕事を見つけるのも難しいようで、こういう施設を知っておくというのは大きな収穫でした。

 

■○○高原農場(有)

ここは個人経営の木材や竹のチップを使って炭を作る会社です。

お一人、自閉症の方が働いておられました。

伺ったときは黙々と袋に出来上がった炭をスコップで入れる作業をしていました。

以前は何かの基盤を作るラインにいたそうですが、そこが倒産して、ここに移ったそうです。

ご本人に伺うと、「ラインにいると一日中中にいて、時間が経たなくて頭がうわーっ!!となる。」とおっしゃっていました。

今は肉体労働なのですが、午前中は炭をやく機械が動き、その間袋詰め作業をし、午後はまた別な作業と、大体1週間の作業内容は同じ中に、ときどき機械の清掃だったりと違った作業が入ってくるので飽きることはないし、また、身体を使うことでメンタルな面でもかなりいいのだそうです。

学習室の先生は彼をよくご存知で、「以前はもっとパニックになりやすかったよねえ?」とか「汚れるのイヤだったのに平気になったの?」などと聞いておられました。

最初はベルトコンベアに木片を載せることからスタートしたそうですが、会社の奥さんがとにかく張り付いて、最初の2年くらい、仕事をいっしょに手伝ったそうです。

今は、工場全体を見渡せるようになって、いろいろな仕事を任されるようになったそうです。

雇ってくださる方の協力があればこそ、何年もの間続けていけるのかもしれません。

 

■K樹脂

プラスチック製品の成型をしている、やはり個人事業主の会社です。

入った瞬間、プラスチックに熱を加える独特のにおいが鼻につきました。

こちらにはかなり重い自閉症の方がお二人、いらっしゃいました。

会社の方によれば、やはりときどき居眠りしてしまったりということもあるのだそうですが、しかし機械に向かうと表情が変わるようになったとおっしゃっていました。

残業に関しては、「5時に終わる」のが自分の時間として決めているので「10分だけお願い」ということは通らないそうです。

また、もう一人女性の方がいらっしゃいましたが、最初の頃はお休みが多くて養護学校の先生に会社の方が「困ります」と話したところ、先生と「学校と仕事は違うんだよ」と話して以来、数年間ずっと皆勤だそうです。

また、会社の方が送り迎えしてくださって、13回目にして車の免許も取得したそうです。

「すごく根性のある子なのよ」と、おっしゃっていました。

 

3箇所、見てきました。

学習室の先生もおっしゃっていましたが、やはり理解ある上司との「出会い」これに勝るものはないように思います。

また、大きい会社の場合、せっかく良い上司に恵まれても、どうしても異動は付き物なので、そこでつまづいてしまうこともあるそうです。

そういう意味では個人事業主の経営するところのほうが安定感があるのかもしれません。

 

こたろんが今回、一番知りたかったことは、「継続していける理由・継続できない理由」でした。

なので、特に炭の工場の方にはいくつも質問させていただきました。

たとえ障害があっても「任されていること」はやりがいなんだと思います。

皆さん、ちゃんと責任をもって仕事をしている姿が見えました。

そして、上に立つ人の理解と協力と『忍耐』

普通の人より時間がかかってしまうけれど、それに付き合ってくださることの何とありがたいことか・・・・・・それは、今回参加した皆さんおっしゃることでした。

 

中には芸術方面などに大きく花を開かせていく障害者の方もいらっしゃるけれど、それはおそらくほんの一部で、やっぱりこうして地道に、でも確実に人生を歩んでいる方のほうが大多数だと思います。

そういう面を見てこられたことで、身が引き締まる思いがしました。

 

ありちやちなちょ、りっくんが今後どういう風に育っていくかわからないけれど、今日見学してきたものは決してムダにはならないと思います。

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言語指導(その3)~センソリーダイエット~

2007-07-28 15:16:06 | 自閉症

本日晴天の長野です。

梅雨明けまであと少しですが、何しろ高山に住んでいると紫外線があまりに強烈(--; 外に出ると日差しが痛いです。

今日、ありちは支部子ども会の「お楽しみ会」に行きました。

さっき帰宅して「楽しかった」と言っていました。

 

 

さて、言語指導その3です。

今回お世話になった先生はどうやら言語が専門だけれどそのほかの自閉症の症状や、重度の障害のお子さんの療育もなさっているらしく、とにかく知識豊富で、常に勉強していらっしゃる方のようでした

 

そんな中で、ひとつ新しい知識をいただいたこたろんと妹はちです。

『センソリーダイエット』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

こたろんは初めて知りました。

従来、とにかく「刺激を与える」ことだけが良しとされていた中で、実は刺激をわざと抑えることもまた必用なことだという研究がされるようになったのだそうです。

「センソリー(感覚)ダイエット(減らす)」的確ではないかもしれませんが、概ねこんな意味だと思います(汗

 

こんな話が出たのはちなちょの行動がキッカケでした。

ちなちょは、リビングでテレビを見ていたりすると夜でも部屋の電気を消してしまうんです

「だめでしょう~?」と電気をつけてもすぐ消される

つける・消すの繰り返しになって最後は暗いままテレビ観てます

昼間は、カーテンを引いて暗くしてしまうことがあります。

テレビは、NHK教育(番組は何でも良い)か地元ケーブルテレビでやっている「何とか医大の医師による赤ちゃんの1ヶ月健診」がお好みです

お父さんが観る野球中継はキライなようで、チャンネル変えるか消すかどっちか。

お父さん、「なんでお前はあんなクソジジイ(何とか医大医師)ばっかすきなんだよぉ」と嘆きの涙を流しています。

言語指導の日も、指導の部屋は明るいので、隣のカーテンを閉め切った薄暗い部屋に保育士さんを招きいれてケーキのおもちゃで遊んでいました。

 

言語の先生によると、ちなちょは自分で「センソリーダイエット」しているんだそうです。

自閉ちゃんは聴覚であったり視覚であったりが非常に過敏な場合が多いそうです。

ちなちょも、こたろん達には理由がわからないところでよく、耳をふさいでイヤ~~な顔していたり、理由がよくわからないけど泣き出して止まらないことがあるんです

 

もしかして、ちなちょにとって、世の中は刺激が多すぎるのかもしれません。

だから、自分で暗い状況、静かな状況を作り出して感覚調整をするのだそうです。

 

テレビで自閉症について取り上げられるとき、よく小学生のお子さんが狭い引き戸の中にこもっている映像なんかが流れると思いますが、それもセンソリーダイエットなのだそうです。

学校の先生がこの知識を持っていてくだされば「自己調整してるんだな」とわかると思うんですが、そうでなかったらどうなんでしょうねえ・・・・

センソリーダイエットは療育の現場でも用いられることが増えてきたそうで、音をシャットアウトし、薄暗い、狭い部屋で行うのだそうです。

「狭い」というのは、広い部屋だとどうしても興奮してしまうので、わざわざ狭い場所を選ぶのだそうです。

自閉症のお子さんに限らず、そのほかの寝たきりの重度障害のお子さんの心の安定にもいいのだそうです。(感覚統合プログラムというのに用いられるそうです)

 

ありちがやっぱり3歳くらいの頃だったでしょうか?

お風呂に入れるのがとにかく大変でした

何が大変かというと、ありちはお風呂になんちゃらレンジャーの人形だとか、当時はやっていた「ファインディングニモ」の魚のおもちゃだとか、4つか5つ、持っていくんです。

持っていくのはかまわないんですが、これがお風呂からあがるときに大変なんです。

浴槽の狭いフチに持ち込んだ人形を全部こっちから見て後ろ向きに並べるんです。

人形はみんな不安定な感じで立っているんですが、ありちはまだまだ不器用な手で、それをひとつひとつ、正面を向かせます。

しかし・・・・不安定なものを不器用な手で、しかも浴槽のふちで向きを変えるので、当然いくつかは倒れて下に落ちてしまいます。

ありち、パニック・・・・・・そして、最初からやり直し・・・・・・が成功するまでお風呂から出ることはできません。

ムリにあがらせると後のパニックがえらいことでした

これはこたろんにとってはたまらないストレスでした。

おもちゃを持ち込まないでお風呂に入る方法・・・・・考えました。

それで始めたのが、「ろうそくの明かりだけでお風呂に入る」でした。

ろうそくもアロマの香りのするものを選びました。

落ち着いて湯船につかるありち・・・・・

でも、それでは不十分だったので、「お風呂上りにいいにおいしようよ」と、裸のありちにラベンダーの香りのミストをスプレーして・・・これはしばらくヒットでした そのうち暗い中でおもちゃを並べるようになってあえなく敗退した母です(T-T)

その話をしたんですけど、アロマテラピーも最近はよく用いられるようになったとのことで、「お母さんも工夫して苦労してるのねえ」と、同情されてしまいました

 

さて、珍しく長くなっております「言語指導」はもしかしたら(その4)があるかもしれません。あくまでも「もしかして」ですが

それだけ勉強することが多い時間だったんです。

期待せずにお待ちください。m(_ _)m<もういらないってかぁ~

 

 

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言語指導(その2)

2007-07-26 22:01:51 | 自閉症

今日は暑くなりました。

りっくんアッキーお預かりデーだったので、家の中にハイテンションな子どもが4人

窓を開ければ脱走犯が狙っているし、扇風機をつければ消しにくるヤツがいるし、泣くしまとわりつくし、暑苦しいったらなかったです(@@)

 

さて、言語指導の続きです。

先生曰く、「ちなちょは海のものとも山のものともつかいない」そうです。

オウム返しがとっても上手なので話す能力はあるんでしょうけど、それを実際のコミュニケーションにつなげられるかどうかはまた別な問題なのだそうです

なので、「言語指導その1」に書いたような工夫をしてみましょう、となったわけです。

ここで、りっくんとちなちょを比べてみると、りっくんは「典型的・お手本のような」自閉ちゃんなのだそうです。

対してちなちょは「折れ線グラフ型」というそうです。

なぜにそうなるかというと、はちが先生に言ったんです。

「でも、ちなちょ、1歳過ぎたころに完璧にバイバイ身に着けてたぞ?」と。

それが、今はどっかになくなっちゃったんです。

こうやって、一度身に着けた能力がまた消えてしまうことが自閉ちゃんにはよくあるそうですが(実際よくある)出たり引っ込んだりするんで折れ線グラフというみたいです

ちなちょが言葉を獲得するかは、今のところハッキリどっちとも言えないと、先生はおっしゃいました。だから「海とも山とも・・・・」なんですが。

ただ、お兄ちゃんとはまた決定的にタイプが違うので、お兄ちゃんみたいに「ほっといたらしゃべった」というわけにはいかなそうです。

「総合病院の言語指導に月に2回通うようにしようか?」という話も出たのですが、妹はちの出産も控えているし、こたろんうつ病なのでムリができないのは療育園の先生方が伝えてくださっていて、それなら「お絵かきしてみましょう」と。

そして、11月にもう一度同じ先生がいらっしゃるので、そのときの様子をみてどうするか決めようということになりました。

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言語指導(その1)

2007-07-23 17:42:03 | 自閉症

療育K園主催で言語指導の先生にちなちょを診ていただくチャンスがありました。

りっくんも当然ながら診ていただくのですが、いとこ同士ということもあり個別に診ていただいていても自然と両方の話が入り混じってきます。

 

まずはちなちょが診ていただきました。

先生が、「あら~、これはあんまりいないパターンの子ですねえ」とおっしゃいました。

何が珍しいのかというと、3歳児の自閉症児で文章のはじっこまでイントネーションまでオウム返しする子が珍しいのだそうです

しかも、これだけぺらぺらしゃべる(と先生はおっしゃった)のに、それが見事なまでにコミュニケーションとして役立っていないあたりがまたすごいそうです

ちなちょはまだ、どんな風でも言葉を使って意思表示するということがほとんどありません。

ありちはこの位の頃、「いたいか?」という表現を良く使いました。

自分が嫌なこととか、怒られて嫌だとか、悲しいとか、そういうことをまとめて「いたいか?」と言っていたんです。

そういう自分の要求や感情を表現する言葉が、ちなちょにはまだないんです。

また、先生は、なんとか「イヤ」を言えるようにしたい、とおっしゃいました。

自閉症児をずっと専門に見ていらっしゃる県の精神衛生センターのH先生に「一番困難だけど大事なことはなんでしょう?」と伺うと、自閉症児にとって「イヤ!!NO!!」を言えるようになることは大事な課題なのだそうです。

そういえば、ありちが自分で「イヤ」っていうことあったっけ・・・・・・?ちょっと考えてしまいます。

気持ちの乗らなさとか、急にやる気がなくなる、後ろ向きなことを言う・・・・そんなことから「あ~、いやなんだな・・」と、いつも想像していたけれど、自分で「NO」は、言わないかもしれないです

 

ちょっと脱線しましたが・・・

ちなちょのように、オウム返しだけがどんどん進んでいるのは、できないよりはずっといいのだそうですが、(予後がいいといっしゃいました)現段階で母ちゃんの手を引っ張っていけば自分の用事は足りているし、(様子を見て)「ちなちょワールド」に充分満足して生活しているので、逆に言葉と行動、出来事、自分の欲求、その他いろんな事象を結びつけることが余分に困難なのだそうです。本人満足しちゃってるから・・・

なので、先生からの提案は「今日あったことを絵や文字に書きながら話していくことをしたらどうかしらねえ」と、やってみてくれました。

「今日はたなばたをしたねえ(たなばたと書く) 短冊に”おりひめ”ってかいて笹にかざったねえ(笹に短冊を吊るし、おりひめと書く)それから”ささのはさらさら”ってうたったよねえ(歌詞を書く)」といった具合

大事なのは視覚から言葉を入れるという作業なのだそうです。

なんでも、聴覚刺激のほうが視覚に対して刺激が弱い(散漫?)なのだそうで、やっぱり目からの刺激がお得意の自閉ちゃんには視覚から入れてあげるのがいいようです。

 

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校外授業だったそうです

2007-07-04 21:42:25 | 自閉症

のち

朝から掃除しまくったこたろんです

いつも月曜火曜は自宅にいないことが多いので、水曜か木曜がお掃除デーになります。

自分でできないときは、ここにヘルパーさんに加わっていただいています

 

でも、せっかく頑張ってもお父さんは今夜は東京出張・・・・・帰宅は明日の深夜と思われますが(飲んでくるから)それまでには元の木阿弥状態であろうことは明々白々なこたろんち・・・・・むなしいです・・・・・

 

さて、今日はありち、自律学級の校外授業に行きました。

行き先はボーリング場とラーメン屋さん

知的障害の2クラスと、情緒障害のありち達のクラス合同なのだそうです。

 

なんでも学習室(自律学級)でボーリングでどうやったらうまくピンを倒せるか、とやっていたら「本物でやってみたい!!」と生徒の方から声があがって、それを実現させることになったのだとか。

授業の一環なので、もちろんただ遊びに行くわけではなく、みんなでバス停まで歩き、公共のバスの乗り方、マナーの勉強をし、ボーリングでは、順番を守るとか、うまくいったお友達に拍手しよう、とか、そういった学習をしたそうです。

そして、ボーリング場の敷地内にあるラーメン屋さんでお昼なんですが、ちょうど定休日なのでお店は貸切でゆっくり食事となったそうです

お金の練習もしたらしく、空のお財布を持たせてください、とお便りにありました。

 

お迎えに行くと、車の中で、「ねえ、スペアって知ってる?」とか「5本指のボールだった」とか、「順番で2回投げたんだよ。」いろんな話を繰り返ししてくれました

「お母さんもボーリング連れていってあげるよ^^。でも、となりのゲームはやっちゃいけないんだよ?わかった?」レーンの脇にゲームセンターがついているので、そういう約束で行ったんでしょうね

 

今日の連絡ノートに学習室のジャニーズ先生からのコメントがあり、バスの中できちんと座っていたこと、ラーメンもきれいに食べたこと、ボーリングもけっこうなもんだった、と書いてあり、最後に「お母さん、ちなちょ、お父さんの順番に話をするそうです」とありました。実際に話すかはともかく、ちなちょもちゃんと「報告」の対象に入っているのがありちらしい、と思いました。   

「今夜、お父さん東京だからいないよ・・・?」と言ったら「話せないじゃん・・・」と悲しそうでした。

 

宿題しながら、なんだかそわそわしつつもクタっとしているので、「今日は頑張ったからもうおしまい!そのかわりすぐ寝なさいよ

ありちは布団に入ったけれど、ちなちょが相変わらずストリップ姿でウロチョロするのでいっしょに大騒ぎしていて当分寝付けなかったみたいです

 

それにしても・・・・・・・です。

ありちを入学させるとき、今の学校があまりにもマンモスで、もっとこじんまりした学校へ越境入学させるか悩んだんです。

でも、教育委員会の相談員や、直接校長先生や当時の学習室の先生と話したり、よその学校の様子を聞いたりして、マンモスにはマンモスなりのメリットがあるらしいことがわかり、地元である今の学校へ素直に入学させることにしたんです。

 

規模が大きいということは、それだけ自律学級の対象となる生徒さんの人数も多くなり、ありちの学校は今、3クラスあります。

なので、それだけ活動の幅も広がるし、父兄の数も増える、対処してくださる先生の配置も多くなる。

これはとってもありがたいことです。

ありちの同級生でよそに行ったお子さんもいらっしゃいますが、自律学級の対象が来年はその子一人になってしまい、学級の存続すら危ういのだとか・・・・

たとえ一人のお子さんでも、きちんと対処するのが学校の本来の姿だと、こたろんは信じているのですが、けっこう市の予算とか、そんなものが絡んで難しいのだそうです。悲しいことですよね

もちろん、小規模校でもちゃんとしている学校もありますけどね

 

そんな厳しい状況がある中で、先生方が子供達のことをとっても考えてくださっているこの学校には本当に感謝なのです

 

ここの知的障害のクラスのお子さん、とってもかわいらしくて、「歯をみがいてあげるねー」とお互いの歯磨きをしてあげたりするんだそうです(*^-^*)

先日は、児童館でいっしょになった子が、ありちの帰り支度を手伝って、「はい、カバンね、はい、ヘルメットね」と用意してくれました。

 

ありちの原級のお友達も、クラスでドッチボールのとき、「ジャニーズ先生も呼ぼう!!」と、連れてきてくれたのだそうで、担任の先生と「みんな優しくてありがたいです^^」と言ったら、「もうね、みんな育ってる~~~~って感じなんですよ^^。嬉しくってねえ^^」と、本当に嬉しそうにおっしゃっていて、ありち、今はとっても恵まれた環境にいるんだなあ、と思いました。(*^-^*)

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こむぎこねんど

2007-06-05 22:18:44 | 自閉症

りっくん・ちなちょは毎週月曜日の午前中を療育K園で過ごします。

今年度のクラスはりっくん・ちなちょ・りょうちゃんの3人になりました。

本当はりっくんとちなちょは別なほうがいいんでしょうけど、妹はちが妊婦さんで病院に通う都合でいっしょになりました。

 

けれど、今週はりょうちゃんが水疱瘡にかかってしまったので、K園はりっくんちなちょのふたりきり。。。。キケンな香りを漂わせておりました

 

この日は「こむぎこねんど」の日。

小麦粉を水で練って食紅で色をつけた粘土。

食べても一応大丈夫なんです

ふたりとも、実はこの遊びはイマイチお気に召さないらしく、あんまり集中して遊んでくれないので、はちもこたろんもあんまり歓迎でないのです。

りっくんはとにかく口に入れたくて食べちゃうし、ちなちょは長く伸ばすとなぜか食べてしまいます

そして、席を離れてしまうのです。

 

この日もやっぱりおんなじ感じはあったのですが、途中からりっくんはねんどをちぎって遊び始めました。

ちなちょは型の中にとにかく「押し込む」ことに熱中し始めました。

保育士の先生が、「ふたりともすごい!!遊び始めましたね」と。

こたろんは「それがどーーした」と思っていたんですが、先生が「もう25分くらい、ずっと集中して座ってますよねえ^^。やっぱり回数を重ねるとできるようになってくるんですね^^」とおっしゃるのを聞いて、「なるほど!!」と思いました。

K園は保育園・幼稚園に入る前の子供達が対象です。

通園し始めて、確かにちなちょは「いただきます」の練習をしたりはしていたし、名前を呼ばれたらお返事するとか(まだできないけど)、こたろんの中では「芸を身に着ける」ために行っているような感じが、ちょっとあったんです。

もっと言えば、「そんなの、家で普通に生活していけば段々身についてくるじゃん」と。

うちには「ありち」という先輩がいるんだけど、今はあいさつとか、そういったことはそれほど困らずにできているのでますますそう思っていたんです。

 

でも、違ったのね・・・

 

 

保育園で一定の時間集中する能力。。。。これは自宅では難しいです。

一定の時間、一定の流れに沿って活動することは自閉ちゃんにとっては至難の業。

やっぱり訓練が必要なんですね。

ありちが保育園でよ~~~く、教室脱走したり、お昼寝時間を職員室の職員会議している中ですごしていたのを思い出しました。

 

りっくんも、ちなちょも、好き勝手やってるようでちゃぁ~~んと、訓練されていたのね~~

 

 

なーーーーんて、感動していたのに、ちなちょはダンボールいっぱいのボールを床に押し開け、中のひとつを抱えると、りっくん登場で「うぎゃぁぁぁぁ」「ふんぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」と、ネコのケンカみたいなスゴイ声でボールを引ったくりあっていました

ボールは一個じゃないんです。

いっぱい、床に転がっているんです。

なのに、同じボールを取り合う二人・・・

先生が「あららららちょっと待ってね、違うボール、あげるから」って言ったって、こたろんもはちも、「そんなことしてもムダね~~~」と知っているので放っておいたら案の定、ふたりともいつの間にか、ボールに興味がなくなって、それぞれ別な遊びに解散していきました。

先生がおっしゃるに、K園で自閉ちゃん同士のケンカはそうそう見られないそうで、(みんな勝手に遊んでるから接点がない)りっくんとちなちょがいつもケンカしている事実が信じられなかったんだそうです。

「こうやってケンカするのね~~

 

先生、とっても嬉しそうでした

コメント (4)
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自閉ちゃんとのお付き合い

2007-05-14 22:04:15 | 自閉症

 

                 

                『ぼんぼりの使い方に関する考察』

                     発案者:ちなちょ(2歳10ヶ月)

こんなモノの写真を撮って喜んでいるバカ親こたろんですm(_ _)m

しかし、こんなことでも楽しみながら生活しないことには日常的に起こる「ひょえ~~~~(@@)」な事態についていく余裕などないに違いないと確信するわけでございます。

 

しかし、それも7歳になったありちになりますと、母の日にこんな嬉しい絵を描いてくれるようになるわけです

 

      

こたろん、こんなにニコニコしているかしらねえ

 

さて、今日の療育K園は場所を変えまして、個人で自閉症児(者)の療育などをしているというA塾というところで行われました。

ここの先生に個別相談をしていただけるのです。

中はとっても広くて、すべり台からボールプールへ飛び込むとか、吐き気がするほどジャンプできるトランポリンとか、天井には鉄骨が組んであって、そこにハンモックを吊るしてブンブンゆすったり、丸太のような棒にまたがってぐるぐる回る(@@)ことができたり、大仕掛けなものから細かいおもちゃまで、自閉ちゃんがヨダレを流しそうな遊びがいっぱいの場所でありました(=親は疲れる

 

もちろんりっくんも来ていて、こたろん・ちなちょはりっくんの次でした。

「りっくんとこと何、お母さん姉妹なんだってねえ」と先生。

「ははーー^^。そうなんです。ついでにお兄ちゃんも高機能なんで、よろしくお願いしますm(_ _)m」で、話は始まりました。

こたろんが困っていることは2つ。

①外に出たときにちなちょの制御が効かなくなる。スーパーでの買い物でもカートから飛び出してしまうので、買い物が非常に困難。

②最近ストリッパー。

①について。

答えは簡単でした。

「(ちなちょの様子を見ながら)これだけ動く子を動かないようにすることがそもそもムリでしょう。動きたいんだから。買い物には行かないのが一番だね

「え・・・・・・・?生協で買うとか・・?

「いやいや、そんなことしなくても、子どもは預けて買い物に行くとか、土日で全部済ませちゃうとか、とにかく連れていかないことだね。だってお母さんだって買い物ぐらいのんびりしたいでしょう

「そりゃそうですねえ(^^;・・・・・そうは言ってもなあ・・・<心の声」

 

②に関しては、

「なんで?脱がれると何が困るの?」

「おしっことかうんちをされちゃうことが一番ですねえ。」

「オムツだけはいててくれればいいんだ?」

「そういうことですね。後は別に裸でもいいかと~~(^^;」

「じゃあ、脱げない服にするとかすればいいんじゃない?」

「それは、ただいま考案中です(--;」

 

っていう感じだったんですが、先生が一番強くおっしゃったのは、「親が余計にストレスをためちゃうのが一番いけない」ということでした。

 

こたろんちで言ったら、キッチンに入られるのが困るからゲートをつける。

 

ゲートで入れないことによって、親のストレスも軽減されるし、子どもに「ダメダメ」と四六時中怒っていなくてもよくなる。

子どももハッピー

 

りっくんでもちなちょでも、問題が発生すると、とにかく問題が起こる場所を封鎖する、っていうのが妹はちとこたろんのやり方で、それ以外のことに関しては、多少のことは『見なかったことにする』『やられたら次にやられないように片づけてしまう』『ま、いいか』とあきらめる

そういう意味ではずいぶん人間鍛えられたと思います。

 

でも、先生のおっしゃった、「親がストレスをためないこと」これってどんな子育てしていてもと~~~~っても大事なことなんだと思いました。

「子どもはやらかして当たり前。やられて困るものは目に入れないようにする」っていう感じなのかなあと思いました。

そして、もうひとつ、「将来こうなって欲しいとか、考えないことです。今の子どもを見てやるほうが大事です」

うん、これは大きくうなずきました(v_v)

 

はち、「りっくんが脱走して困ります。家の周りは全部囲ってあるのにスキマを作って脱走します」と訴えたそうな。

「外が見えるからダメなんじゃない?もっと塀を高くしたら?」と先生。

「大人が通れなくなります。うち、農家なのに・・・・・」

じーちゃん、畑と自宅の行き来、どうするのかなぁ・・・・・?

コメント (8)
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