うつな母ちゃん奮闘記

うつ病の私と高機能自閉症のありち、元気な女の子ちなちょとお父さんの生活日記

伝説の男2

2008-07-15 13:28:27 | 伝説の男

こたろん小学生の頃といえば、今ほど頻繁に参観日などなく、母ちゃんが年に1度か2度、父ちゃんが1度、そんな程度だったように思います

 

さて、何年生のころだったか・・・・それは年に一度の貴重な父親参観日。

授業の途中だったか帰りの会だったか、放送が流れたんです。

「こたろんちのおとうさ~ん、至急ご自宅にお戻りくだい。」

「なんで

子供ってやつぁ、自分の父ちゃんが校内放送で呼ばれたりした日にはちょっと優越感で心がウキウキしてしまうものでございます

 

そして、自宅へ戻ってみると・・・・・・・・∑( ̄□ ̄;)!!・・・・・・・な出来事が待っていた。

 

亡くなった祖父、当時いくつだったのだろう?もう60代には突入していたかもしれない・・?が、正月の着物を着て松葉杖をついて、ヒザには自分でまいたと思われる包帯

 

なんでもチェーンソーでヒザのお皿を切ってしまったそうである

切ってしまったまではまあ、普通にあることだけれど、血だらけで病院に行こうってときに『自分で松葉杖を作って』『きれいな着物に着替えて』父の到着を待って病院へ行こうと準備したらしい

 

その後、総合病院で入院1ヶ月の重症。

そのときに細くなった足、生涯元には戻りませんでしたねえ。

 

そんな重症なら救急車呼べばよかったんじゃないかと思うんですが・・

 

 

 

それから年月は流れ、あれは70代も後半の頃だったと思う。

庭でグラインダーで何か研磨していたらしき祖父、「あ~~~」と、実に悔しそうな顔でやってきた。

だまってみていたら、「機械で指、けずっちまったい。○○医院にいってくらぁ」と、人差し指に手ぬぐい巻いて、マニュアル車で重ステ(パワステの反対)の軽自動車運転していってしまいました

 

帰宅するとさすがに痛いらしく、コタツに首までもぐりこんで休んでおりました。

「あ~~~~。。。。もってぇねぇことしやした」訪ねてきた人にそう語る祖父。

指先の何ミリかを削り落としたのでいく分指が短くなり・・・・・しかし、「もったいない」とかそういう問題でもないだろうにと、今にして思う薄情モノの孫でございますm(_ _)m

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伝説の男

2008-02-29 12:54:19 | 伝説の男

それは亡くなった『祖父』

 

とにかく器用で頭がよかった。(学歴の問題でなく)

 

そして、「因業ジジイ」「横暴」「わがまま勝手」という言葉、彼のためにあるような人物であった(--;

 

しかし、世間様には非常に面倒見がよく、ご近所様にもありがたがられていた祖父であるが・・・・

 

祖父がもうすぐ自宅というところで近所のおばちゃんと遭遇。

 

「おぅ、乗ってけや」

車に乗っていた祖父は言った。

おばちゃんは、「もうすぐだからいいわい。ありがとう。」と答えると・・・・・・

 

 

 

『乗れっつってんだから乗りやがれっっっ!!!!』

 

 

鬼瓦のような顔でいきなり怒鳴り飛ばしたという・・・・・・

 

祖父が亡くなってから、近所のおばちゃんに聞かされた話である・・。

 

 

 

 

 

コメント (3)
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