冬休み中に雪が降ったとき、「ちなちょのアイスクリーム、みて~~~」とちなちょがミニバケツに雪をつめてみせにきました。
この人、すっごい発想力が実はある人で、だれも思いつかない発想で大人を仰天させるのが得意です
以前に書いた、自分のくつにプリキュアのシールやら貼り付けて自作の「キャラクター商品」作るのはけっこういい例かもしれません。
さて、このブログが始まったのは2006年1月7日であります。
当時ありちは入学控えた保育園の年長さんで、ちなちょは1歳でした。
そのありちが、この春中学生になるんです。はっきり言って「ひえぇ~~~」です。
ちなちょだってやっと1年生になったのに、もう2年生まであとちょっと・・・時間の経つのがあまりに早いのは40を越えたせいでしょうか(汗
この冬休み、後半は夕飯の後、台所でありちと勉強していました。
なんとなしに寄った本やさんで見つけた算数ワークがとってもよくて、今まで誰も気づかなかったありちの謎の計算術が次々の明るみに出ております。http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-571215-6←こちらへどうぞ
ちなちょには宿題は一応出ていたけれど、「完全休業してもいいし、やってもいいし、様子みてください^^。」とのこと。なので、ちょっとだけ、ありちと絵日記や足し算をしました。
ありちとちなちょがいっしょのテーブルでニコニコしながら宿題してる姿を、これまで想像したこともなかったので、この光景の新鮮なことといったらなかったです
ちなちょは2日ほどやって「もうやだぁ~」になりましたが、ありちの方は、ほぼ毎日、夜は母と勉強しました。
ある日、ありちは集中できなくて、なかなか終われずにイライラしていました。
母は中学の先生と話したときに言われました。
「高機能のお子さんは、一教科10点で50点で入れる高校を探すんです。知的障害が軽いと、養護学校ではじかれちゃうんです。計算と、書くこと、そしてわからない問題を飛ばせること、選択問題は適当にまるをつけられることも訓練しないといけないので、入学したらすぐ高校入試を考えます。」
母はびびりました。
そして、ありちにこの話、してなかったけど、この夜、ありちに話しました。
「ありちはもうちょっと点数とれると思う。けど、入試は一日で5教科のテストするんだよ。集中し続けなくちゃいけない。」
ありち、青くなってました。しかし、ありちは自分が自閉症と知っていて、なおかつそこそこ受け入れられているからこんな話ができて、今から対策もできるから、と涙目の彼に話ました。
冬休みの書初めを何年かぶりにありちとしました。
学校で「創造する心」という字が課題で出て、やったけれどひらがなのまるめるところが穴があかなくて悩んでいた、と先生から伺い、少ないながら書道の経験はあるのでありちの書くのをじっと眺め、「丸める前にスピードを落とす(書き流しているので)、筆を立ててちょっと浮かせることを手を取って教えると、見事に「する」の○に穴があきました。
算数ワークもそうですが、普通の子と違う事情を抱えているけれど、よ~~~~く、観察してみればできない原因が顔を出す。もちろん、能力として備わっていない部分もあるから全部がそうして克服できるわけではないけれど、やり方、視点を変えてみればできることはどんどん増えていくのだと、この頃思います。
できることが増えれば自信もついて、もうちょっとやってみようか、と次につながることもあるし・・
算数の計算についてわかったのは、ありちは「10をかけると0(ゼロ)がひとつ増えることに気づいてなかった。
だから「5×10」は「5×9+5」で10倍していたことが、ワークをやっているときに発覚。
この話を、ありちの支援の担任様にすると、「そうでしたか」と言い、ちなちょの担任様にすると「うんうん、そういうことあるよね。うちのクラスのモモちゃんなんかもそうだからゼロをつけるんだよね、って確認しながらやってます」と、ワークの存在もご存じで、そうおっしゃった。
先生の力量にずいぶん左右されるなあ。。。。と、ため息でますが、そんなこと言っても仕方ないし、この1年ほどは、ありちも学校で落ち着いた状態でなかったし。そう思えば今からでもわかって取り組めればそれにこしたこともなかろうと思います。
ぼちぼち中学の説明会のお便りも来はじめて、いよいよかなあ、と思います。