昨日、ありちの支援学級の参観日がありました。
病みあがりだったありちはすっかり元気を取り戻し、教室の外に作ったありちの声が元気に聞こえていました。
「それはもともと自然のものなんだから自然に戻してやるのがいいんだよっ!!ね、そうしなさいっ!!」
なんつーエラそうな説教じみたこと言ってるんだか(--;
授業は石にアクリル絵の具で色を塗っていく作業で、これをペーパーウエイトとして販売するんだとか・・これって売れるのかしら・・・・・親が買い取りになるかと・・・・?
そんな気分になる石ころさん達の色であったりしましたが、みんな非常に楽しそう
「これ、1億え~ん」と言う子がいると思えばありちは「オレは60円てとこだな」と非常に堅実と言える値段設定のありち。
色んな色を塗ったのと、「こっちはコケを表現しました」と真緑の石、「こっちは石、本来の色にしていました」とグレー一色の石・・・確かに石の色だわさ
新しく赴任してこられた先生のペースにみんなすっかり乗せられたか、作業内容のせいか、説明、目標、準備から片付け、感想まで、よくまとまった内容となっておりました。
時間も6年生の子が算数セットの時計を「35分」にあわせ、本物と見比べて「35分になったら片づけ~」と、なかなか工夫してくださっており、うんうん^^。とうなずく母であります
さて、その後の懇談会。
支援学級は年に2回の懇談会しかありませんのでこれは貴重な時間です。
今年はきちんと今年度の運営方針が先生の方から印刷物と併せて示されました。
男2人の担任なのでなんとも色気がないというか話がしにくいというか・・・・毎年この席は割りと皆さん自由な意見が出るのですが、今年は静か~
このままではもったいないので
「今年度の普通学級の方との交流はどんな形で取るのか、また、ありちは4年生になったので、今年はもっと突っ込んだ形で現学級への理解を求めたいけれど、例えば本人の障害内容に則した本をおかせてもらうことなどは可能か。」
など、ちょっと質問。
夏休みに入ると施設・事業所見学といって障害者を受入れている事業所見学も組まれるのだけれど、その日程や行き先などの細かい質問などもありました。
3箇所候補があがっていましたが、全部作業所の系列だったので、一般企業で受入れているところもみたいし、技術専門学校で受け入れしているところもあるそうで、そういう場所を候補に入れてほしいなど、お母さん達はちゃんと情報を持って将来を考えているのね
で、理解・無理解な話に関してはやっぱり学校単位で考える必要があるし、実際にそういった場面に接触する必要もあるだろうし・・・
幸いありちは入院中もクラスから毎日お手紙をもらっていたので「ちゃんんとありがとういいなよ?」と言うと、「恥ずかしいなぁ・・」と言いつつちゃんと言えたそうで
帰りに先生から「そういえば、ありちのクラスはものすごく理解がありますよね?どうしてですか?」
「担任の先生がうまいことやってくださってるからじゃないですか?」
と答えると、「お母さんさ、クラスに話したりとかしたことある?」
「毎年手紙か話は1回くらいはするけど・・」と。
なので、妹はちがりっくんについて書いた文章とこたろんちのちなちょの分もあわせてコピーをお渡ししました。
でも、これが使えるのは本人が「知っている」ことが絶対条件で、やっぱり「告知してないからできない」のが悩みのお母さんもいらっしゃるのね。
あらためて、ありちに「ねえ、あんたは自分で自分が自閉症ってわかてることについてどう思うのよ?」と聞いたら、「いいと思うよ。自分が何やってるかよくわかる。○○くんが何かにストレスで怒ってイスを壊したのもわかる」のだそうだ。
告知するのは勇気がいる。
親は、告知したあとに出る本人のいろんな悩みや苦しみを全て受け止めてフォローしていく覚悟がいるし。
こたろんは何も考えずに告知しちゃったけど
大変なのは告知した「後」で、大事なのも「後」
今になってみるとそう思うんだなぁ
来週がは原級の参観日に行ってきます