Once-in-a-lifetime chance(一期一会)

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澤田政廣記念美術館 河津旅行②

2008-02-13 | Weblog
熱海の梅林を見た後は、隣にある澤田政廣記念美術館 を見学したよ。

澤田政廣(さわだせいこう)という人を知らなかったんだけど、本当にすごい人だと思ったよ。

澤田政廣(さわだせいこう 1894~1988)
本名、寅吉。文化勲章受章芸術家、熱海市名誉市民。
熱海の海辺に育ち19歳で彫刻家を志し、高村光雲(たかむらこううん)の高弟山本瑞雲(やまもとずいうん)に師事しました。93歳で没するまで、多くの木彫作品をはじめ、絵画、陶芸、版画、書など、さまざまな芸術領域にわたり創作しました。力強く生命感と詩情にあふれた作品は、人々の胸に多くのロマンを語りかけます。

1983年糸魚川市に澤田政廣作品展示館「谷村美術館」が開館し、1968年高野山にて制作、開眼された『金剛王菩薩』などが収められている。


私が熱海で観たのは、彼が若い頃から制作した木やブロンズ、樹脂などで出来た、いろいろな仏像や絵画、それに書もあったよ。

私の目についたものは、ヨーロッパのヴィーナス像をモチーフにした木像、長島重雄のブロンズ像90歳を越えてから制作した蓮の上に乗ったお釈迦様や93歳の時に制作した美術館エントランス天井のステンドグラス。

70代ぐらいからどんどん作品を制作して、94歳で亡くなる直前まで制作活動をしていた気力は、モネみたいですごいね。

失敗の許されない一本の木から削り出す木像は神業だし、お寺で見るようなブロンズの像もすごいし、オリジナリティーの有る彫刻もよかったよ。


写真は、澤田政廣が93歳の時に制作したステンドグラス「飛天」

飛天は作品だから普通は写真撮れないんだけど、美術館の人に頼んでなんとか撮影させてもらえたよ。


稲取のつるし雛につづく、

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