日本熊森協会愛知支部里山視察

　４月１７日（土）午後、熊森協会愛知支部のメンバー１２名が平針の里山の現地視察をしました。なかには遠く岐阜県からの参加者もみえました。その案内を平針の里山保全協議会のメンバー８名がしました。天候もよく、暑いくらいの日でした。
　田んぼの畦を行列で歩く姿は、何にか忙しい農作業の日の風景のようで、懐かしいような想いにかられました。
　しかし、アリのような行列は湿地では御法度。人為的圧力に弱い場所では、大きなダメージとなります。デリケートな場所への自然観察会は、多少考慮が必要です。自然観察会だけでなく、一歩人が足を踏み入れるだけで、貴重な自然が失われていくことを認識するべきです。さらに、そうした過去が日本全国にあることも知るべきです。それはまさしく、開発反対と声高に叫ぶが、やっていることは自然破壊と同じことではないでしょうか。全く自分勝手と言ってよいでしょう。無知が生んだ悲劇の始まりです。行動が伴っていません。そんな姿勢では、開発を止めることができるのでしょうか。高い志と実行力が必要です。それを熊森協会から学びました。