我が家の仲良し日記

楽しい日も悲しい日も毎日が「好日」
柴ワンコと4にゃんのお空組+3にゃん+夫と暮らす日々の日記です。

極限状態だった仔猫

2009年11月10日 | 保護猫さん
定時通りに仕事が終わり、「今日はチャチャの募集記事を書かなくちゃ!」と、自転車を走らせていた帰り道、歩道でうずくまっている仔猫を発見しました。
よく見ると、お尻から真っ赤な腸のようなものがぶら下がっています。
長さも10cmはあるでしょうか・・・。
顔も体も汚くて、疥癬にかかっていることは明らかでした。

家にはチャチャもいるし、これから保護する予定のうーちゃんの仔猫たち3匹もいます。
そのうちの1匹は、足に障害をもっているし、出来たら、その後の避妊手術時に、うーちゃんも保護してあげたい・・・・・。
キャパがいっぱいいっぱいなのは分っていました。
もちろん、医療費のことだって頭をかすめます・・・・・。
でもそんなことを思いながらも、見てしまった以上は、やっぱりどうしてもそのまま置き去りには出来ませんでした。
置き去りにするということは、あの状態では、あの子は確実に死ぬということが分っていたから・・・・・。

でも仕事帰りで、保護できるようなものは何も持っていません。
そんな時に偶然、買い物帰りのある女性が通りかかりました。
話を聞くと、その近所で、猫ボランティアを30年続けているというYさんという女性でした。
買い物したものが入ったダンボールを空けてもらい、仔猫を入れることにしました。
でも、近づくと逃げてしまいます。
腸をぶら下げたひどい状態でありながら、普通に歩くことが出来るのです。
人間が入り込めない場所に入り込まれたら大変なので、Yさんに猫缶を持ってきていただきました。
Yさんを待っている間、この仔猫を見ていましたが、その間中、ずっと体を掻いています。
よっぽどの痒さなのでしょう・・・・・。
足を噛んで、唸りながら、頭を足で掻きむしっていました・・・・・。
私の方を見て、「にゃーにゃー」と、しきりに鳴いていました。
まるで、「助けて!」と訴えているように・・・・。

「今、助けてあげるからね」

しばらくして、Yさんが猫缶を持ってきてくれました。
持って来てくれた猫缶をあげると、Yさん、すんなりと捕獲成功。
仔猫を保護することができました!
*ちょっとショッキングな画像です。




病院では、とても大人しく診察を受けていました。

約5ヶ月の男の子です。
でも、体重は1.5kgしかありませんでした。

耳の掃除をすると、いくらとってもとっても真っ黒なものが出てきます。
皮膚はボロボロで、筋肉もほとんどないようでした。

脱腸の原因は、たぶん仔猫の時の下痢がなかなか治らずに、出し渋っていた結果、出てしまったものらしいです。

血液検査の結果、白血球が異常に高い他は、若干の異常値があるものの、気にしなくてもいい範囲とのことでした。(たぶん脱腸が原因)

今この子は病院に居ます。
お腹を開けて、腸を縫い付ける手術をしました。
腸を切らなくて済んだだけでも、ラッキーでした。
少なくとも1週間以上の入院が必要だそうです。
まだ、予断は許さない状況ですが・・・・・。

この子がいた近所のリサーチの結果、驚くことに一ヶ月以上も、この子はこの姿でいたことが分りました。
最初はもっと酷い状態だったとか・・・・・。
面倒を見ていてくれた人がいたようで、その人が、病院に連れて行こうと捕獲を試みましたが、捕まえることが出来なかったそうです。
今日、保護出来たのは、きっとこの子自身が極限の状態だったこともあるのでしょう・・・。
便も、出た腸から垂れ流しだったそうです・・・・・。



痒かったね・・・。
辛かったね・・・。
苦しかったね・・・。

今も決して楽観は出来ない状況ですが、この子がボロボロの姿で体を掻き毟りながら、フラフラと彷徨わずにすむ・・・。
そう考えただけでも、私は心が休まります。

病院が少し距離があるので、ペーパードライバーな私は、毎日は行くことが出来ないかも知れませんが、出来るだけ様子を見に行きたいと思っています。

どうかあの子が無事に退院をして、家族募集を出来る日が来ますように・・・・・。

今日は予定外のことが入ってしまいましたが、明日以降なるべく早く、チャチャの募集を始めたいと思っています。
この可愛い時期を、本当の家族と過ごして欲しいから・・・・・。

*コメントのお返事、またまた遅れてスイマセンm(__)m


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コメント (20)
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