こんにちは
今朝方、9時半ごろに八丈島東方沖でM5.8の地震がありました。これが例年だとM7あるいはそれ近くの規模になって、さらに、もう少し南で発生するのですが、今年は、春の恒例の巨大な冷熱インパルスがあまり勢いがないので、この程度に終わっています。これが昨日予測していた地震のうちのひとつです。
ただ、いままでこの強烈な冷熱インパルスはこの時期に、2度程度は出現することもあるので、まだこの地震に対して注意しておく必要がありますが、なにぶん本州からも離れたところにて発生するので、驚かされはしますが、例年のとおり被害をもたらすようなものにはならないと思います。
例年冷熱と書いていますが、これがこない年もあります。ただ、これがこないときには、別の被害、たとえば、関東で竜巻被害とか、北海道で猛烈な吹雪が発生するとか、なにがしか別の事象が発生しています。
さて、明日が満月ですが、大潮は今日からはじまっています。それで、この大潮の時期には低気圧が来るのですが、これだと地震に使われるエネルギーが低気圧によって消費されるので、大規模な地震は発生しにくくなります。ことに南側の方は、きっちりプレート境界に沿って動いていますよね。
しかし、ここで興味深いのは、この低気圧も台風か台風なみに発達してくると、低気圧中心が接近する直前の1時間程度、あるいは直後の1時間程度以内に,M5からM6程度の地震が発生しますねつ。これで被害が発生するようなものではないのですが、驚かされることが多いです。
ちなみに、台風は、プレート境界に垂直にプレート境界を通過していくような場合、巨大台風ですと、やはりM5からM6クラスの地震が発生します。もう、二年前になるでしょうか、河川が氾濫し洪水をもたらした台風は、伊豆あたりで上陸する直前、つまりプレート境界を通過するあたりで、M6の地震を発生させました。
さて、今日の話に戻りますが、低気圧が二つきており、ひとつは南側、ひとつは北側にあります。これが来る限り、大規模地震は発生しにくくなります。ただ、その東側に高気圧があり、この高気圧と低気圧の境目のあたりで、M5からM6の地震が発生する可能性があります。その理由は、東北地方の東側に君臨する巨大な温熱塊があるからです。こうした高気圧と低気圧の間にできる気圧の急こう配の範囲もまた地殻を刺激することになります。(この最後の文は、説明をはしょっています。急こう配の範囲では、地殻内部での熱歪が蓄積している場合が多いため、地震が発生しやすくなっている、というのが本当の説明となります。)
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