2021年8月17日 地震および豪雨に関する

2021年08月18日 13時34分15秒 | 平年差に基づく毎日の予測(図入り)

地震予測というよりは、災害全般についての考察をしたいと思います。地震と台風と豪雨あるいは竜巻というものは、基本的には同じ熱エネルギーの消費のされ方であり、それに付随する被害は多様ですが、現象としては違うものの原因は同じです

ということで、熱の動きを追っているのですが、その中でも平年差における熱の分布あるいは熱の動きというのは、近似的に地球内部の地殻部分における熱流動を表していることがわかっています。(この理屈については、説明するのが大変なので、そういうものだと思ってください。)

 

以下では最近の熱の動きを見てみたいと思います。まずは、NOAAそして気象庁です。

日本海側に温熱が発達すると平行して、九州南に冷熱が発達します。最後は、この温熱と冷熱が日本列島上で互いに打ち消すようにして消えていきます。

これを気象庁の図で、日本列島周辺だけに注目したものを乗せます。やはり、同じような内容が読み取れますが、気象庁の方が、最終

冷熱の方が優位になっていますが、これは、このアニメーションの方が新しいだけのことです。(NOAAは数日前のものだからです。)

そして、今度は冷熱が優位な状況になってきています。

さてでは、温熱はどこに消えたかとというと、地殻からプレート境界を通じて上空へ消えてしまいました。猛烈な上昇気流をもたらし、それが大気を不安定化させて記録的な豪雨をもたらしています。空気中だけの熱のやり取りだけではないので、大変なことになっているのです。しかし、気象庁は、空気中のことがらだけを扱ているので、予測がどうしても甘くなります。

熱の移動には、地殻内を水平に移動するものと、垂直に移動するものがあります。たぶん、プレート境界では、垂直に移動する量が多く、それ以外の部分では水平に移動する量が多いと考えています。

熱の分布が不均衡になるところになると、熱い部分には、冷たい物質が流れ込んできます。また、冷たい部分には熱いものが流れ込んできます。そのようにして、熱は拡散し温度は一様化していくのですが、これだけの量の熱になるとそう簡単に混ざることはできません。そのために、プレート境界から熱い熱が出ていったら、今度は、地殻内に優勢になるのは冷たい熱であり、その熱が支配的になります。しかし、冷たい熱も熱は熱なので、上昇していきます。ただし、じメカニズムは違います。冷熱が支配的になると、地殻が収縮します。そうするとプレート境界が動きやすくなって、熱が出やすくなります。だから、温熱が支配的でも冷熱が支配的でも上昇熱はあるのですが、一般的には、冷熱が支配的になってくると、その上昇熱は大気中に出るのではなく、地殻の内部において地震という形で消費されることが多いようです。

したがって、豪雨が一段落したあとは、地震に注意する必要があるということですね。

天気図を見るとまだしっかりと前線があるので、これがなくなったあたりから注意が必要と思われます。

地震の話をするのを忘れていました。

温熱が優位になった地域では地震が発生することなく、その周囲で巨大地震が発生します。以下の図は、この温熱優位になってから発生した、M7クラス以上の地震です。

なんと、M8クラス以上が二つも発生していたのですね。しかし、これも統計データどおりです。

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