サロン経営の羅針盤

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連載・美容サロンの差別化戦略。

2018-12-27 07:44:01 | 日記


3,差別化の基本戦略。

「2-2.」で述べましたが、「機能的商品」のことを、美容業では「本質的商品」と呼びます。
「カット・パーマ・ヘアダイ・メーク」等の技術的なことで。これは私の造語です。

これらの「本質的商品」は直ぐにマネされて、自店独自の強みとしての差別化は難しいです。
では、どうすればいいのか? それは「親切丁寧」等の言葉に代表される「感情的価値」。
つまり、客の「感情に訴える戦略」です。

以下は私共が「顧客満足の要素」を調査したデータです。
「貴方が上手と感じられた要因は何ですか?」というアンケートの質問に対して、
◎一位は「要望を丁寧に聞いてくれた。
◎二位は「親切なアドバイスの提案があった。
となっています。

つまり、カットが「上手・下手」といったハード部分ではなく、お客への対応が「親切・丁寧」といったソフト部分に対して、強い満足を感じるという結果が出ています。

これが「感情的価値」です。機能的価値で差別化が難しくなっている今、この感情的価値による差別化を推進する必要があります。

では、「感情的価値」による差別化の切り口として、どのようなことがあるでしょうか。続きます。