セーラの独り言2

お年寄りの独り言・・・・

平昌オリンピック狂騒曲

2018-03-05 | 日記
 朝から晩までテレビを賑わせていた冬季オリンピックがようやく終った。
静かになると思いきやメダリスト達の帰国でまたまたテレビは大騒ぎ。
メダリスト達はさぞや疲労困憊のことと思うのに各テレビ局は容赦なく
次々出演を依頼。同じような質問を繰り返すのを観ていて、ゆっくりと
休ませてあげたいものとわたしは心の底から願った。
オリンピックに出場するために長期間たゆみない努力と地獄を思わせる
鍛錬を重ねて来た日々のことを思うとメダルを手にした選手達には心から
手が痛くなるほどの拍手喝采を捧げたいと思う。
そして、残念ながらメダルを手に出来なかった選手達にはより一層の心を
寄せてあげたいと思っている。
メダルを胸にした選手達だけが脚光を浴びるのではなく、その陰で口惜しさに
唇をかみしめた選手達への配慮こそ決して忘れてはならないと思う。
ひとつどうしても気になる場面があった。
宇野選手が銀メダルをとった翌朝の会見で居眠りをしていたあの場面。
その姿をレポーターたちは彼のことを「不思議ちゃん」と表現していた。
20才の大人が人前で見せる態度であろうか。三つや四つの幼子ではない。
呆れ果てて二の句が継げない。
みんな疲れ切っていたであろうに早朝にもかかわらず喜びの笑顔で
会見に臨んでいたのである。
誰も宇野君の居眠りもを咎める人はいないのか、と私は憤慨していたが
羽生さんだけが「人前での居眠りは・・・・」と言っていたのを後から
知ってさすがは羽生さん、よくぞ言ってくれました。
私は彼の勇気ある大人の発言に感動しきりでした。
人知れずに人の何倍もの修練を重ね自分自身に厳しさを課した人の言葉だと
思った。
厳しさを口にしてまたそれを己の強さにしていくのでしょう。羽生さんは。

 ※ パラリンピックの選手たちはくれぐれも体に気をつけて白雪を、
   そしてピカピカの氷上駆け巡ってきてください。




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