最期の日のことです。
前々回の記事の日が、最期の日となったので、その続きからです。
安楽死についての決断を私の中ではしかかっていました。
でも、ココちゃんには?苦しむサラの姿をみせるのと、安楽死について説明するのと、どちらが良いのだろうと考えていましたが答えは出ません。
帰宅したココちゃんにそのまま2つの選択肢について話しました。
すると、話の途中から泣きだしだココちゃん。
泣きながら「どっちも嫌だ、でもどっちも嫌だけど、お注射(安楽死)は絶対に嫌だー!」と。
そして、サラにの顔に自分の顔をつけるようにして
「サラちゃんどっちがいい?どっちも嫌だよね?サラちゃんが辛いのは嫌だけど、でもそれでもまだ一緒にいたいの!だからお願い!元気になってー」
「ココちゃん、サンタさんにお願いするからね、めっちゃくちゃお願いするからね、元気なサラちゃんを返して下さいって。でも、無理だったらごめんねー」と泣きじゃくりながら言った。
その他にも、「ココちゃんが一番嬉しかったことは、サラちゃんと会えたことだよ。サラちゃんいたから楽しいことばっかりだったよ。楽しい思い出ばっかりだよ、嫌なことなんてひとつもないよ。」
等々、泣きながら言葉が溢れ出てた。
ここで私は辛くても、最期まで見守ることを決めました。
その後、17時くらいから呼吸が深く苦しそうになり、私にもその時が迫っていることが分かりました。
17時50分と19時50分嘔吐。
21時多量の嘔吐。
その後すぐ、往診に来られる。
来ていただいたのにすみません、もう長くないと思いますが診てもらえますか?と。
診察してもらったが、やはりもう点滴もしなくてよいだろうと。鼻が少しでも楽になればとステロイドの注射だけしてもらった。
先生はすごくいい先生で、サラには初めて会うのにすごく親身になって話を聞いてくれた。
先生も最期まで見守るのがよいのではと言われた。でも、どうしても辛くて見てられないようなら連絡もらえればまた来ますと言って下さった。
おそらくサラ自身は、自分の身体に何が起こっているのか分からない状態であって、痛いとか苦しいとかはないと思いますよと言われとっても救われた。
そして、身体を撫でていると、苦しそうにし始めたので、ココちゃんを呼んだらココちゃんもすぐ察した。今までも言っていたけど、ふたりでサラにありがとうや大すきやまた会おうねや待っててねやもうそんなことを叫ぶように言い続けた。
そして、22時14分サラの呼吸が止まりました。
もしかして私に辛い決断をさせないため??と思ってしまうほどのスピードとタイミングでした。
そしてその日も前日も覚悟して恐れていた痙攣発作はありませんでした。
そして、それ以前には4回ほど痙攣発作がありましたが、どれもココちゃんはみていません。
なので、最期呼吸は苦しそうではありましたが、みてられないということはなく、ずっと傍で身体を触っていることが出来ました。
しばらくはふたりで泣き続けていましたが、ココちゃんがお義母さんに伝えに行ったり、パパにラインしてくれたり、広島のばあちゃんにも泣きながら電話してくれました。情けないハハです。
それからその夜はサラを真ん中にし、たくさん話し、たくさん抱きしめ、さんにんで寝たのでした。
夜中、トイレに起きたら、こうなっていて思わず写真を撮ってしまいました。
今まで、たくさんふたりの写真を撮ってきましたが、これが最後のツーショットになってしまいました。
これが最期の日の出来事。
なんだか、サラって死ぬときまで優しくて言葉がありません。
今思うと、すごいなというのと感謝の気持ちと、、、そんな最期でした。