Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

自由な国・アメリカ

2011-11-07 16:41:33 | daily life
さっき学校から徒歩で20分の所にある携帯屋から出た直後に一人の黒人に声をかけられた。

彼は「10セント(大体10円)でもいいから、金を恵んでくれ」ということ言っていた。

その人は片方の目が既に見えなくなっていて、見るからに失業者のようだ。

僕はその申し出を断った。

一つにはお金をあげたら余計多くのお金をせがまれるということと。

もう一つはたとえ100ドルあげたとしても、彼の生活を支えるには十分じゃないからだ。

おなかのすいてる人に魚をあげるよりは、魚のつり方を教えた方がいいという諺がある。

これもまさにその通りだと思った。

かたくなに断るのは危険も伴う。

その人がいつ殴りにかかってきてもおかしくないし、下手したらナイフで刺される危険もある。

最後の別れ際にその人は「今度会ったらShoot(撃ち殺す)するからな」と言っていた。

それより何より自由の国のアメリカはなんで貧困者に十分な対策をしないのだろうか。

ふと歩きながら上海でブランドに買いあさる一般の人たちが思い浮かんだ。

それに対して地球の反対側では毎日の生活をするのにもお金が足りなくて困っている人がいる。

何で世の中はこんなにも不平等なんだろう。

それに対して僕は一体どんなことが出来るのだろうか。


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