Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

少しだけ前進

2012-06-22 21:47:42 | daily life
この前はカルチャーショックについて書いたけど、今回はインターンシップが進みかけてきたので近況報告したい。
昨日の夜に帰宅後に寮では2匹のヤモリとクモ、大蟻に遭遇し、またゴキブリとは格闘を繰り返す毎日が続いるけど。
現地の生活にだいぶ慣れてきたせいかあまりショックを受けることも少なくなってきた。

僕たち一行がMahasarakhamに着いて2日が経つころには、学部長や建築学科の先生に一通りお会いすることができた。
みんなタイの人の共通の性格の成果とても優しく、そしてフレンドリーな人ばかりだという印象を受けた。
また今回のインターンシップには多くの先生方が興味を示して下さった。
最初のプロジェクト内容の会議ではこちらが教授1人と大学院生が3人に対して、学部長と教授が5人で対応をしていただいた。
そこで学部長がそれぞれの教授の紹介をすることから始まり、今回のプロジェクトの内容と移り、
そしてどう現地の学生も含めて協働してプロジェクトを進めていくかという議論を一通りを交わした。
プロジェクトというのはMahasarakhamでは大学付近と、市街地が一体的な発展がなされていないという問題に対して、
どう現地の地理、経済、政治の情報を読み込んで、分析し、より包括的な開発が行われるようにコンセプトを作ることだ。
プロジェクトについてはまだ始まったばかりなのでしばらく進んでから、またブログに詳細を書いていこうと思う。

そして次の日は、Mahasarakham Universityの副学長との大学間協定の可能性についてのミーティングに参加させてもらった。
この大学間のインターンシップはあくまでアクティビティについての協定で、
今後はこの関係を学部間、さらには大学間の学生留学に発展させていこうというもの。
うちの教授はアメリカ人で国際的なコンサルタントで長年働いていただけあって、
このような会議には慣れているようで相手側から要求されるであろう資料や署名をしっかりと揃えていた。
そして相手方の質問をほぼ全てスムーズに答えていくのは印象的だった。
また副学長からはもっとタイの学生をシンシナティ大学に留学させたいとの要望が挙げられた。
結局ミーティングは何故か学長のサインを得ることがなかったため、期待していた成果を挙げることができなかった。
一見うまく行っているように見えた会議は水面下の戦いが繰り広げられていたこと、
そして向こうの大学の権力構造の複雑さをかいま見ることができた。

今日はプロジェクトの作業をしていたら、建築学科の先生方が突然僕たちのオフィスに入ってきて、
イコに対してドミニカの建築のレクチャーを、僕には日本建築に関するレクチャーを彼らの学生たちにしてほしいと依頼された。
日本建築と言われてもとても幅広く、何から話していいか迷ってしまうが、とてもありがたい依頼なのは確かだ。




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