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Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

展開。

2013-07-25 16:10:11 | daily life
さっきシンシナティでのインターン先の上司から連絡が来て、
Madisonvilleというシンシナティ大学からバスで片道1時間以上のところの、
NGOで僕に働いてほしいということだ。

そしてそのNGOの方からもメールをもらい、仕事の内容を5つぐらい羅列して書いてあり、
さらに最後に色々とあなたにやってほしい仕事があるからきっと忙しくなるよ、と。
本当は最低限の週20時間働いて、残りの時間で建築のグラフィックの練習に費やそうとしてたのに。

大学院で学費は年間250万円ほど、そして今回の仕事の日給は400円(バス代支給)、
そして忙しくなるというお墨付きまでいただいた。
うん、この展開は面白くなるな。
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延長。

2013-07-24 20:32:00 | daily life
先週末に新たに10数社の建築系のアトリエに巡って、
直接HRの人やスタッフの人たちに自分のポートフォリオを持っていき、
雇ってほしいということを伝えにいった。
その中で数社からは門前払いをくらって、
残りの10社ほどからはポートフォリオを自分の個人宛のメールアドレスに、
(会社宛のメールアドレスに送っても90%ほどは返信が返ってこないので)
送ってくれたらしっかり見てから返信するからということを言ってもらった。
結局、水曜日の今日まで待っても採用のメールが来なくて、
あと数日で仕事を始めないとアメリカに滞在する資格を失ってしまう。

そこで昔シンシナティでインターンをしていた時の上司に連絡をとって、
なんとか無給で1ヶ月ほど働かせてもらうことになった。
一応、OPTの条件としては無給のインターンでも週20時間以上働けば、
また3ヶ月ほど延長してもらえるので。
やっぱり自分としては今回に賭けていただけにうまくいかなかったことが悔しい。
2日前は現実逃避をするために一日中寝ていたかった時もあったりした。
でもこれをしていても何もいい方向に動き出していかない。
だからせめて今回の境遇を少しでも一ヶ月後の就職活動にもう一度活かすためにしっかり反省しないと。

今回の就職活動の反省を簡単にまとめると、
1、アメリカでの就職は空いているポストが必要。
日本と違って一斉入社ではないから、それぞれの分野で色々な就職サイトがあるから、
それをこまめに確認して、空きポストがあったらすぐに応募すること。
アメリカの建築だと、Archinectが有力。

2、しっかりした実力をつけること。
アメリカでは日本みたいに将来どれだけ伸びそうかというのを採用基準に入れていない感があり、
その時にある実力や経験が採用の時にすごく重要。
建築の場合はポートフォリオを見ればすぐに実力が分かってしまう。
そしてしっかり建築に使うソフトに精通すること、
AutoCad, Revit, Rhino, Grasshopper, 3DSmax, Vray, Sketchupなど。 Adobe Suiteは必須。

(3、もっとその分野を好きになること_僕の場合
ずっと図書館に閉じこもって黙々と作業をしていたら、作業のための作業になってしまい、
だんだん自分は本当に建築が好きなのかなぁ、と疑いつつ作業をしていくのが多くなってしまった。
僕の場合、好きかどうか以前に早く収入を得て、留学費用を返えさないといけないから、
そんなことを考えずに手を動かしてどんどん進めていけばいいのに、なかなか気持ちが前に向かない。
そういう時は思い切って、建築の本を読んでみたり、街に出ていい建築を見たりした方がよかった。)

まだ就職活動は続くので、もう少しこのブログにもお付き合いください。
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痛み。

2013-07-24 19:58:53 | daily life
今日、地下鉄に乗っていたら40代前半ぐらいのビジネスマンが同僚に、
家庭のことで色々と愚痴をこぼしていたのが聞こえた。
マンハッタンのウォール街で働くようなビジネスマンなら何でもこなせて、
万能のイメージが自分には少しあったけどその話を聞いて少しほっとした。
いつも自分のことを中心に考えてあれこれ悩んでいたけど、
みんなそれぞれの状況で葛藤しながら生きているんだと知れてよかった。

昨日、村上春樹さんの本の中での一節を思い出した。
「Pain is inevitable; Suffering is optional.」
(痛みは避けられない、でもそれで苦しむかどうかはオプションだ。)
http://www.goodtherapy.org/blog/pain-versus-suffering/

それぞれの人にそれぞれのところで失望や葛藤はある、
でもそれで心を煩わされるかどうかは個人次第。
それなら失望や、葛藤といった痛みを正面から受け止めて、
自分の中に成長するバネとして取り入れるぐらいに強くなりたい。
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葛藤。

2013-07-17 20:39:40 | daily life
また仕事を探しにニューヨークの建築のアトリエを訪問しに行ってこよう思う。

僕には、ビザの関係で、仕事なしにアメリカに滞在できるのはあと10日もない。
インターンシップでもいいから早く仕事を見つけないといけない。
ただそれなのにも関わらず、心は以前として落ち着いている。

というのはきっと前回のアトリエ巡っての仕事探しから3週間の間、主にポートフォリオに取り組んだいた。
アメリカでは建築のソフトはいろんな種類があって、それを少しでも慣れるためにずっと自分で課題を設定して、
なんとか二つの作品をデザインしたところだ。
正直、このデザイン力でアトリエに雇ってもらえるかどうかは分からない。

ただほぼ毎日、作業していたことであまり企業を訪問するプレッシャーというのはない。
一日一日を真剣に、どこまでデザイン力を上げられるか自分の中で葛藤していたからかもしれない。
時には新しいデザインソフトが訳が分からなくていらいらしたり、
これだけやっても雇ってもらえないのではないかとの不安で、何度も逃げ出したい思いにかられた。
どこでもぐっすり眠れる僕なのに就職活動の悪夢を何度も見て起きたり、
毎朝起きた時に言いようもないプレッシャーにも襲われて生活するのがいやになったりもした。

突発的にこの場所から逃げ出したいという衝動を何度も感じながら、
それでも一度も逃げずに立ち向かったという自分がそこにはいた。
毎日が進歩か、退化のどちらしかなかった。
逃げたら退化してしまう、そうしたら今まで積み上げてきたものがすべて崩れてしまうという恐怖もあった。
でも逃げなかったんだ、そこに自負がある。
もちろんもっと寝る時間を削ってさらに努力もできたかもしれない。

今回の企業訪問にはプレッシャーはそんなにない。
やることはやったのだから、逃げずに立ち向かったのだから、あとは天命を待つしかないと。
これだけやったから成功するとかというのは考えない、成果と努力は必ずしも比例しないから。
ただどんな結果が待っていようと、そのすべてを受け入れる余裕が欲しい。
さて今回のアトリエ巡りをどう楽しもうか。
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RM。

2013-07-13 18:53:46 | daily life
先日仕事を終えて、ビールを飲んでいい気分になったルームメートが
俺のライフストーリーを聞かせてやるよ、と半ば強引に彼の半生を聞かされた。

ニューヨーク生まれの6人兄弟の真ん中の彼は、
大リーガーのおじいちゃんを持ち、
運動神経がよく高校ではアメフトと野球がうまいことで、
近所でも有名だったらしい。
そういうこともあり、すごいモテたみたい。
そんな感じで周りからちやほやされて大学に進んでしまったものだから、
ずっとパーティーをしっぱなしで、ほぼアル中みたいになってしまい、
最後には家を追い出されて5ヶ月間のホームレス生活をしていた。
その後はそれじゃあいけないと思い、軍隊に入って6ヶ月間しっかり訓練をした後、
仕事を見つけて、しっかりと働いて、今に続いている。
つい先日、その会社から昇進の連絡があって、
そして好きな人もできて一途にその人を想っているらしい。

本当に凄まじいライフストーリーをルームメートに聞かされて、
正直最初はどう反応すればいいか分からなかった。
ただ僕なりに感じたのは人生はいろんな教訓がちりばめられているから、
成功でも失敗でもそれをしっかり反省して次に活かすことと、
今の一瞬の地位が順調にいっていても傲慢にならず、
そしてうまくいかなくても卑屈にならず、
素直に自分の歩ける道を着実に進んでいきたいということだ。
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