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Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

NewCo

2015-10-10 00:48:29 | daily life
10月6日から8日にかけてNewCo(http://newco.co/)というサンフランシスコとオークランドのスタートアップの企業見学会に参加した。
3日間に全220社のスタートアップが参加する中で、自分で行きたい企業に応募できるというものだった。
僕の場合は日本で自分のビジネスを始める前に、多くのスタートアップが集中するカリフォルニアで色々なアイデアを見ておきたかった。

僕の3日間(前夜祭を入れると4日間)のスケジュールは以下のような感じとなった。










いくつかの会社は秘密保持契約(NDA)があるので、写真を取れなかったが代表的な会社はこんな感じだった。

@twitter


@google


今回、サンフランシスコとオークランドのスタートアップを見て、
そして色々な人と話をして改めて感じたのはそこには優秀な人材(主にバークレーやスタンフォードの卒業生)がスタートアップに流れ、
お金もどんどん注ぎ込まれていくという、スタートアップのエコシステムができているということだ。
ただ懸念点としてはある人が指摘していたが、サンフランシスコの物価が今ほど高騰したのは1999年以来ということなので、
もしかしたらこの状況はスタートアップバブルなのではないかという見方もあったりする。

この3日間のイベントを通して僕自身幾つかの気づきがあった。
1、最初のプロダクト、創業メンバー、オフィスがその後の発展に大きく左右するということ。
 -プロダクトはマーケットがあるだけでなく、しっかり情熱をもって取り組めるかも重要
 -オフィスはただの一般的なオフィスではなくてプロダクトの価値を体現していた方がよい
 -創業メンバーは少なくてもビジネスサイドと開発サイドの2人は必要
2、顧客とならないような人でも親切に対応した方がよい(今回のtwitterの対応vs googleの対応)
3、いつもスマートで大きなビジネスを考えている人たちの周りにいること
4、チームメートの中に数字に強い人がいること(会計だけでなく、より広い分野で)
5、現状のギャップを解消するようなビジネスアイデアである必要がある
6、最初からグローバルマーケットを狙ってビジネスを組み立てる
7、Pythonをプログラミング言語として習得する(データ解析をしたいなら)
8、ビジネスモデルはサブスクリプションモデルでないとなかなか儲からない
9、まずはBtoBで初めて、ある程度の数字に達したらBtoCに変えるのもあり
10、プロダクトはaddictiveでなければなかなか成功はしない。
11、まずはしっかりとしたプロダクトを完成させるのに集中する、その後にマーケティング(逆はよくない)
12、継続ユーザー数の伸びが他の伸びよりも重要(Facebookがいい例)

今後のブログでは特に面白かった
Automatic
https://www.automatic.com/

Spire Global
https://spire.com/

Founders Circle Capital & Shasta Ventures
http://www.founderscircle.com/
http://www.shastaventures.com/

Lucid
https://www.lucidconnects.com/

Skydeck l Berkeley
http://skydeck.berkeley.edu/

Terviva
http://www.terviva.com/

以上の6つのスタートアップや組織について
1、ビジネスモデル
2、創業メンバー
3、マーケットサイズ
4、これまでの遷移
5、資金調達
などについて自分なりにまとめてみようと思う。
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スタートアップ企業01

2015-10-05 16:50:52 | daily life
今日はこのイベントに参加。
http://sf.newco.co/

主な振り返り、

0、うまくいけばいくほど、他のひとに優しく。
1、多くのひとは自分よりスマートなことを受け入れる。
2、マーケット(市場)と自分のパッションがマッチするビジネスを選ぶ。
3、ビジネスアイデアも重要だけど、それを実行するチームの方が大事。
4、つねにイノベーションが起きる企業をつくる(twitterみたいに)。
5、プログラミングの基礎を6ヶ月以内に習得する。
6、スタートアップはそこまでリスクが高くない。



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サンフランシスコ

2015-10-04 20:57:06 | daily life
ブログを書かないつもりだったのに、なぜかアメリカに来ると書きたくなる。
色々と考える時間ができて、考えを整理したくなるから。

大学院を卒業してからの2年ほどはこんな感じだった。
ニューヨークで建築の仕事探し⇨建築アトリエで働く⇨建築CGで企業⇨スタートアップ企業で働く⇨今(カリフォルニア)
2年間考えていたけど、正直アメリカの大学・大学院で金融かコンピュータサイエンスを勉強すればよかったと思える時がよくある。
ただもう過ぎてしまったことはどうしようもないのでこれからのことを考えてみる。

そんな気持ちの中でゴールデンブリッジを見に向かった。
その先でちょっとしたアドベンチャーがあった。

地図には書いている道が行き止まりだったり。
道を聞いた人が少し的外れな答えを出してきたり。
(ゴールデン)ブリッジはどこ?と聞いたら、ビーチの場所を教えてもらったり。
そのことも知らずに行ったらヌードビーチだったり。
ビーチからゴールデンブリッジへは最初に戻らなければいけなかったり。
(近道から無理やり行ったけどハチに追い回されて、滑り落ちそうであぶなかったり)
でも、入り口に戻ることなくゴールデンブリッジを無事にみれたり。
そこで大変だったけどついしみじみしてもたり。
ただ帰り方を考えていなかったせいであやうくヒッチハイクをする羽目になったり。

そんなゴールデンブリッジに向かう中で気づいたこと。
・(合理的な範囲内の時間で)できるだけ情報を集める。
・集まった情報の中で最適な決断を下す。
・失敗を許容する気持ちをもつ(なるべく失敗しないようにするけど)
・間違いだと思ったら正しい道への近道を見つける(最初に戻らない)
・挑戦する(致命的な失敗は絶対にしないように計算する)
・ゴールまでの過程を楽しむ。
・ゴールに着いてから先のことも考える。

特に近道を見つけるのは今まで様々な道を行こうとした自分にとってはすごく重要。





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正夢。

2013-09-14 20:33:52 | daily life
結局アメリカに滞在する条件を満たせず、日本に帰ってきた。
絶対にニューヨークで就職すると考えていただけに残念な結果だった。
これでアメリカでの就職活動は自分も想像しない形で終わった。

そしてアメリカに旅立ってからちょうど2年後に日本に帰ってきた。
成田空港からの帰りの景色は2年前とほとんど変わってなかった。
そして2年前と同じ自分の部屋で目覚めた次の日はまるで2年間の留学生活が、
まるで一夜の夢のようにあっという間に過ぎ去ったような気すらした。

大学に入った6年ほど前はいつかアメリカに留学したいと思い、
どうにかその夢を2年前にかなえた。
でも振り返ってみるとあまりに2年間が、楽しいことも苦しいことも全部、
強烈に自分の中で輝いていて、まるで夢を見ているような気がした。
その留学の中で経験する喜びとか痛みとかという感覚はその瞬間はリアルだけど、
次の瞬間にはもうそれが幻想であったかのような感じもする。

でも月日が経ち、僕は確実に2歳、年を取っている。
あと何年後にこの留学生活のような夢の中で生きれる経験をできるかわからない。
人生は短い。
だから思いっきり頑張って、生きている間にあと何回でもこんな経験ができたらいい。

これでこのブログを終わります。
今まで見てくれた方々どうもありがとうございます。
コメント (1)
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先人。

2013-08-30 13:32:26 | daily life
ついに4年以上使っていた、macbookが動かなくなった。建築での2年間の設計と卒論、都市計画での2年間の卒論など本当にお世話になった。結局、ほぼ同じタイプのmacbook proを買って、また建築に必要なソフトを入れなおしている。

そんなダウンロードをしているときに、ふと僕と同じようにアメリカで建築をしている方のブログのようなものを見つけて読み込んでしまった。井上邦雄さんという日本の大学を卒業してから、単身でアメリカに来て、nycでどうにか建築の仕事を見つけ、その後はハーバードと並ぶアメリカの有名な大学院であるイェールで建築を学び、多くの建築の企業で経験を積んだ後、自分の設計事務所をロサンゼルスに構えている。なぜか自分が将来かなえたいと思っているものを、たとえば世界一周旅行とか、nycで建築の事務所で働くとかを、すべて叶えているのがうらやましいと同時に、イェールの大学院時代から摩天楼を建てるという夢を抱きながら、それをかなえようと現実と理想の間でもがいている姿がなんか切なくも感じられた。まるで若い時に見た夢は年を取ってから、それは半ばかなえられないと悟る姿が辛くも感じられる。
http://www.tdu-abu.com/pdf/

最近はいろいろとうまくいかないことが続いているせいか、少しだけネガティブな物の見方をしているのかもしれない。演劇をしているルームメートにこのことを話したらもっと今を生きることに集中しなよと言われた。確かにそうだ。自分には自分にしか歩めない人生があるはずだ、どんなに考えが似ていても絶対ほかの人には歩めない道があるはずだ。だから今を大切に、そして懸命に前に進んでいきたい。
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