今日はトム・ハンクス主演の「ターミナル」を観てきました。彼の映画はかなり観てますけど、今回は肉付きの良いキャラクターだったのですね。でも俳優って凄いなって思うのはその役に合わせて痩せたり太ったり自分の体をも合わせちゃったりするんですね。というか、やれちゃうのが凄いと思います。まさに身体を張ってってことでしょうか。たまにテレビの番組でハリウッドスターのコメントとか聞くと私が想像する映画スターの想像をはるかに超えた卓越した世界観を持っていて、映画のことに留まらず人間としてしっかりとした哲学を持っていることに驚きます。そこにはチャラチャラとした部分はもちろん、芸術論を語ってマスターベーションの世界に留まってる感じはありません。実にシュールで俳優という仕事を通じて生きるということは何かというようなことを常に模索しているような感じもします。もちろん、直接話をしたことはないので確かなことは言えないのですが演ずるということに徹底してるのだなあと思います。
この「ターミナル」はニューヨークのJFK空港が舞台になっていましたけど、予告編を観てる限りでは、もっと悲しくて辛いシチュエーションなのかなと思ったら、素敵なシーンもコミカルなシーンもいっぱいあってとっても楽しかったです。それに私の好きなJAZZのことがストーリーの核心にあって嬉しかった。ニューヨークのシーンはほんの一瞬だったけどそれで充分満喫出来るような映画でした。詳しくは実際に観てね。
それにしても、エンディングのクレジットロールの前に席を立つ人の多いのにビックリします。場内が明るくなる頃にはほとんどいなくなっちゃいます。しかもバタバタ、ガタガタって感じで。ま、英語のクレジットを見てもわからないかもしれませんが(私が英語のクレジットをすべて理解できるということではありませんよ)、映画の余韻というかそんなこと噛みしめる人は少ないのでしょうか。それとも単に映画が面白くなかったから早く席を立ちたかったのでしょうか。
ところで、ハリウッド映画のクレジットを見る度に思うんですけどこんなに大勢の人がこの映画に関わってたんだって驚くことが多いです。ほんの少しの作業でも名前を載せてくれるハリウッド映画の凄さを感じます。日本だとこんなに載せてくれないだろうなって思うんですけど。それだけスタッフを大事にしてくれるのかな~。スターはもちろんですがスタッフに対しても色々と気遣いがあるようです。とくに食事に関しては飲み放題食べ放題当たり前で、ロケ中に有名レストランのシェフが来て料理をサービスするってこともあるようです。私はCM撮影のロケに何度か立ち会ったことがありますが主役のモデルも含めて冷えたお弁当を配給されてました。あんなので気分盛り上がらないですよね。
そういえば、以前観た映画では本編が終了してクレジットロールのところでメイキングのシーンを流したりしてました。その前に帰ってしまった人はもちろん見られなかった訳ですが、本編が終わっても制作者のメッセージが隠れてる場合がありますのでエンディングのクレジットロールは一応見た方がいいと思います。それに今回は音楽がさりげなくすごい良かったです。本編の中で流れてたBGMも良かったけどクレジットロールのところでもいい曲流れてました。楽しみ方は人それぞれですけど、お金払って観るんだったらいっぱい楽しんだ方がお得だと思うんですけどね(#^.^#)♭
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The Terminal(日本語サイト)
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予告編(英語サイト)
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映画「ターミナル」のモデルになった“16年間、空港で生活する男”