姫路城英語ガイドのひとりごと

姫路城英語ボランティアガイドでの出来事や姫路城のあれこれを綴ります。

間近で見た大天守(工事エリア見学会)その2

2013年02月13日 | 
前回からの続きです。

これは工事エリアから「天空の白鷺」を見たところ。




天空側から見るとこんな感じ。



どちらが檻の中か判りません(^_^;)

さて、至近距離から見た平成の鯱と昭和の鯱を並べてみると、





色以外はほとんど変わりません。
ここで注目して欲しいのは、鯱の下の瓦です。





通常、この鬼瓦には家紋を飾ります。しかし、これは池田家の家紋、揚羽ではありません。では、何なんでしょう? 実は、この瓦は大波、中波、小波を表しています。鯱が真っさかさまに波間へ潜り込む風景を表現しているのです。そして、この波をかぶっている建物があります。ご存じでしょうか?それは「にの門」です。「にの門」の屋根を見て下さい。





波の瓦が見えますか?
この瓦は大天守西側の鯱と向かい合っているのです。恐るべし池田輝政。
なお、この波の瓦は乾小天守からも見る事ができます。西側大千鳥破風の上です。特別公開の時、見逃さないように(^.^)



最後に例の紋をご紹介。
「姫路城に家紋の謎」
http://blog.goo.ne.jp/sanzaemon01/e/8ff3a32391be40b4f2faf8e1df3745bc

南側は酒井家の家紋。



北側が謎の家紋。未だ判明できず(^_^;)



大変貴重な経験をし、大満足の三左衛門ですが、全く説明・解説がなかったのは残念でした。見落としがなかったか心配です。もう2度と見られないのですから。
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