先日、「姫路城ナイトイベント HIMEJI CASTLE NINJA NIGHT 2020」に行って来ました。
夜のイベントを開催することで、市内に宿泊で来る観光客を増やそうと姫路市が企画したものです。大天守石垣をスクリーンにしたプロジェクションマッピングとその前での忍者ショーがメインでした。確かに迫力のあるショーでしたが、失礼ながらまたプロジェクションマッピングかという思いで見ていました。初めて見る姫路市民もしくはこの様なショーが好きな人なら充分楽しめたでしょうが、わざわざ姫路で宿泊した観光客なら物足りなさを感じたかもしれません。
なぜなら、姫路に泊まる観光客は夜の姫路城を見たいと思うからです。
姫路市民は見慣れているため気付いていないかもしれせんが、姫路城のライトアップは本当にきれいです。近くで見る姫路城はもっともっときれいです。姫路城西の丸夜桜会で、初めて菱の門から見た天守、西の丸から見た天守。本当に息をのむ美しさでした。
全国から集まったお城仲間も「オーッ」と感動!そう、遠くから来た観光客はショーではなく、夜の姫路城を見たいのだと思います。
今回の売り物の一つは初公開の将軍坂でした。
確かに幻想的なライトアップアップです。けれど、見たかったのは素のままにライトアップされた将軍坂でした。
これはお菊井戸。残念ながら右側に普段はない建物が見えます。そこにはプロジェクションマッピングの機器が設置してあり、そこから映像が映されていました。なぜ、なぜ?絶好の観光スポットなのに、完全にスルーされているのです。
こちらはその時、間近で見た天守とぬの門。昼間とは違った美しさに感動です。
もうプロジェクションマッピングや展示物、ショーは要らない。姫路城は素のままがいいと、三左衛門は思います。