大学1・2年生の答案を添削する機会があった。
あらためて、「読みやすい」ということが大きな価値であるということに気がついた。
以下では、読みにくい答案の特徴を挙げ、対策を書いてみたい。
①誤字が多い
論外である。
誰しも書き違いはあるが、何度も同じ誤りをしていれば、誤って覚えていると推測される。
対策として、活字を読む機会を増やすべきである。
良い手本に触れれば、自然とそれに影響されるもの . . . 本文を読む
今日は、かなり細かい話になる。
答案に、どのような接続表現を用いるべきか。
基本的には、どんなものでもよい。
しかし、接続表現を用いる趣旨は、文章の論理構造を明らかにして採点者の理解を助けることにある以上、①論理構造が不明確となるもの、②採点者に理解されないものは、やめた方がよい。
たとえば、「この点」。
ある商法学者(元司法試験考査委員)によれば、「『この点』と書いてある場合、どの点を指す . . . 本文を読む
法的三段論法とは、
一段目 B→C
二段目 A→B
三段目∴A→C
という論証法のことだ。
B=法規(規範)
A=具体的事実
C=法律効果
である。
このときに、二段目が「A→B´」となっていたら、どうだろうか。
三段論法は成立しなくなる。
だから答案を書くときには、「´」にならないように細心の注意を払うべきである。
つまり、掲げた規範とあてはめる規範を完全に同一の文言にするのである。
. . . 本文を読む
司法試験の答案を書くにあたって,「『趣旨からの解釈』が大切だ」といわれることがある。
では、「趣旨からの解釈」とは何だろうか。
「趣旨からの解釈」とは、法文・法の原理の趣旨を自説の根拠として用いる解釈方法である。
「趣旨からの解釈」には、次のような種類がある。
①趣旨を直接の根拠とする方法
②趣旨を例外論の許容性とする方法
(1)例外が条文化されている場合…例外規定の趣旨を用いる
(例)表見 . . . 本文を読む