この「司法試験研究室」は,ひとまず閉室とする。
このブログを始めたのは,自分が司法試験の学習をする中で手に入れた方法論を,ほかの人と共有したいと思ったからである。
とりわけ,これから司法試験を目指す人に伝わるべき,有益な情報を伝えたいと思ったからである。
私は,もう,その役割を果たせるような記事を書けないと思う。
司法試験に合格して以降,司法試験を研究しようという意欲が全く湧かなくなってしまっ . . . 本文を読む
合格した。
まだ成績や順位が分からないので,内容の分析はまた後日に行おう。
合格を知ったときには,うれしかったというよりも,ほっとしたというのが正直なところである。
もう2度と,司法試験を受けなくていいんだ。
何年もかけて挑んだものに,ようやく打ち克つことができたんだ。
法科大学院入学当初から一緒に自主ゼミをやってきたメンバーは,自分を入れて5人。
その人たちも全員合格した。合格率100%であ . . . 本文を読む
終わった。
とりあえず終わったな。
第1日目 短答式試験
民事系…民法は,時間はかかるが難しくはない。
商法は極めて難しく,1点も取れなかったのではないかと不安。
民訴は,お決まりの要件事実問題が最後になくてショックだったが,難易度は高くはないだろう。
公法系…至って普通。
刑事系…刑法は普通。
刑訴は,手続関係が細かかった。
というわけで,商法の点数をゴッソリ失 . . . 本文を読む
司法試験の出題を予想するなど,受験生の分際でおこがましいにもほどがある。
それでも,予想せずにはいられないのが受験生である。
司法試験にも,時事問題というものはある。
すべての分野から均等に出題されるかと言うと,そうではない。
最近訴訟で争われた分野のほか,話題になった分野,改正された分野,メディアで取り上げられた分野などから出題されることがしばしばある。
私は思うのだが,近年の刑事訴訟法分 . . . 本文を読む
平成21年採点実感が公表された。
具体的にまずい答案の例が挙げられており,ありがたい。
これが公表されるようになったことは,新旧司法試験の大きな違いだと思う。
「採点実感」から発見したことは,以下のとおり。
もちろん,これはあくまで私が発見したことだから,まだ読んでいない方はご自分で読んでいただきたい。
もちろん,読む前に最低一回は問題を解いていただきたい。
全体
・旧司法試験で課題とされて . . . 本文を読む
平成21年新司法試験の合格者は,2043人でした。
目標の2500人には遠く及ばず,前年の合格者数を下回るという結果。
まぁでも,法科大学院があいかわらず大量に卒業生を送り出しているわけですから,合格率が低いのは当然ですね。
法科大学院は入学定員だけでなく,修了定員を設けてはいかがでしょうか。
来年も,きっとこんなもんでしょう。
それにしても,合格率が3割弱ということは,受験者=修了生の7 . . . 本文を読む
合格者2065人。
合格率33%。
合格者数が想定を下回ったとも言われているようだが、自分にとっては予想通りの結果である。
法科大学院ごとの合格者数や合格率も発表され、これを巡って一喜一憂する関係者も多いようだ。
これは当然のことである。これらの客観的数字は、各法科大学院の存在意義に直結するものだからである。
74校は明らかに過剰である以上、存在意義の小さい院から統廃合されてゆくのは自然な流れ . . . 本文を読む