時間不足を防ぐためには,時間を厳守する強い意志が必要である。
問題文を読むときも,答案を書いているときも,時計を頭の片隅に置いておく。
…と分かってはいても,いざ書き始めると,そちらに意識を集中し,時計のことは忘れてしまいがちである。
そこで,答案構成の際に,以下のような作業をしておこう。
まず,解答用紙の絵を描く。絵とは言っても,要するにただの長方形でよい。
4ページあるなら4ページ,8ペ . . . 本文を読む
写経だと1ページ15分以内に書けるのに,いざ自分で問題を解く段になると15分を超えるという人は,書いている途中で手を止めているということになる。
手が止まるのは何を書くか考えているからであり,
途中で何を書くか考えるのは,書き始めに考えた答案構成が不充分だからである。
そうだとすると,書き始める前の答案構成の段階ですべてを考え尽くすことが時間不足対策になる。
そこで,問題演習を通じて,答案構 . . . 本文を読む
司法試験は,時間との戦いである。
それを反映して,法科大学院入試でも時間との戦いを要求する出題が少なくない。
始めに断っておくが,私自身,この課題を完全に解決したわけではない。
今でも,司法試験の問題を解けば時間不足に陥ることはしばしばである。
もっとも,途中答案になるということではなく,記述が不充分になるという程度であるが。
そこで,いくつかの時間不足対策を考えてみる。
もし,23行の本試 . . . 本文を読む
最近,時間内に答案を書こうとしているにもかかわらず,時間切れになることが増えた。
これはまずい傾向である。
原因は何か。
誰しもそうだとは思うが,前半に時間を使いすぎること。
前半に時間を使いすぎる原因は,一言でいえば完璧主義ではないかと思う。
①細かな点の正確さ,論理性にとらわれる。
②外堀を埋めようとする。
③問題点を全部挙げようとする。
もっとも,分量配分は計画通りに言っていることが多 . . . 本文を読む
短答式試験は、時間との闘いである。
普通の人にとって、時間内に全問を解くのは至難の業である。
(もっとも、30分前に解き終わったという方とお会いしたことがあるが)
かくいう自分も、時間内にすべての問題を解ききれたのは、平成19年の本試験が最初である。
時間は、憲:民:刑=70分:55分:85分。
得点は、憲:民:刑=19点:17点:18点。
合計54点と、これも本試験・模試を通じて自己ベストだっ . . . 本文を読む